今がチャンスのエジプト手配旅行

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エジプト旅行を計画

エジプトにはこれまで何度か行こうとしたものの、1997年の外国人観光客をねらった無差別テロや、2011年の民主化革命「アラブの春」など、しばらくは行けそうにないなあと思える事件が何かしら起きていました。

まだ不安なイメージはありましたが、外務省の情報では、主な観光地は「充分注意」レベルで、カタール航空のカイロ往復航空券はゴールデン・ウィークでも10万円を切っています。

エジプトは絶対に見てみたいし、今後もっと治安が悪くなる可能性だってないとは言えないので、思い切って行くことにしました。

旅程(2016年)

4/29: 成田2220→

4/30: →0405ドーハ0900→1230カイロ

カイロに到着し、ピラミッドにあいさつに行く
→エジプト旅行のトップページへ連休初日の成田発最終便でドーハに飛び、長い乗換待ちの後、真っ青な紅海の上を越えてお昼頃にカイロに到着。頼んでおいた車でピラミッド近くのホテルまで送ってもらい、荷物を置いて落ち着いた後、ピラミッドまで歩いて行って...

5/1: カイロ0800→0925アスワン→アブ・シンベル

アブ・シンベル神殿を独占貸切、ファラオになった気分
→エジプト旅行のトップページへこのご時世で観光客が少ない中、ゆっくりエジプト巡りが出来るだろうと思って来たのですが、まさかここまでとは!夜、アブ・シンベル神殿の「光と音のショー」を何と貸切の日本語大音響で観て、日の出の神殿も広大な古代遺跡に...

5/2: アブ・シンベル→アスワン、クルーズ船チェックイン

アスワンの「大きな物」と「ナイルに浮かぶ物」
→エジプト旅行のトップページへ南エジプトのアスワンにある「大きな物」その1は、未完成(切りかけ)のオベリスクです。Wikipediaによると、パリのコンコルド広場に立つオベリスクは高さ約23m、ルクソールのカルナック神殿に立つエジプトで一番...

5/3: アスワン→コモンボ→エドフ→エトナ水門→

憧れのナイル川クルーズ船で3泊4日の生活
→エジプト旅行のトップページへ学生時代に映画『ナイル殺人事件』を見て以来憧れていたナイル川クルーズが、アスワンからクルーズ船Amwaj号に乗船し、いよいよ始まります。アスワンに係留された船で1泊した翌朝、夜が明ける頃に出航しました。さっそく...

5/4: →ルクソール

ナイル川クルーズ船で訪れた神殿とエジプトの神々
→エジプト旅行のトップページへアスワン〜ルクソールのナイル川クルーズ船は、どれに乗っても途中で2ヶ所の遺跡に立ち寄ります。その1つ「コム・オンボ神殿」には、朝早く訪れました。ここは2重に左右対称に作られていて、右半分はワニの神セベク、左半分...
良い風が吹いているから、ファルーカに乗らないかい?
→エジプト旅行のトップページへルクソールの初日、午前中のデンデラ神殿の観光を終えて一度クルーズ船に戻りお昼にした後、午後はルクソール博物館を見に行くことにしました。15時過ぎに博物館に着くと、何と17時までお昼休みとのこと。がっかりしている...

5/5: ルクソール、クルーズ船チェックアウト

ルクソール西岸、ファラオが眠る死者の都
→エジプト旅行のトップページへルクソール2日目は、かつてネクロポリス(死者の都)と呼ばれていたナイル川西岸を見てまわりました。まずは、ピラミッドが廃された後の歴代ファラオが永眠の地として選んだ「王家の谷」です。一説によると、写真左奥の山がピ...

5/6: ルクソール1920→2030カイロ

ルクソール西岸の田舎道でロバに乗る
→エジプト旅行のトップページへ今回の旅程ではルクソールでたっぷり3日間も時間を取り、その半分は予定を立てずにおきました。ルクソール最終日の午前、街角でよく見かけるロバに乗りたくなったので、『地球の歩き方』に西岸の王家の谷へはロバでも行けると...
ルクソール東岸で古都テーベの神殿遺跡を歩く
→エジプト旅行のトップページへルクソール最終日の午後、カルナック神殿を訪れました。スフィンクス参道の先に第1塔門、第2塔門…と続いていて、全部で10の塔門がある広大な神殿です。中でもすごかったのは、134本の太い石柱が立っている大列柱室です...

5/7: カイロ→ギザ→サッカラ→メンフィス→ダハシュール→カイロ

ピラミッドの進化する姿をたどる
→エジプト旅行のトップページへエジプト旅行も後2日を残すのみ。今日は一日かけて世界遺産のピラミッド地帯を巡ります。最初は、最大のクフ王のピラミッドで、ここは中にも入りました。かなり急なところを延々と登ったり下ったりして、翌日筋肉痛になりまし...

5/8: カイロ2010→2325ドーハ

カイロ旧市街の魅力とエジプトの凄さ
→エジプト旅行のトップページへエジプト最後の日は、カイロ市街の観光です。最初に、ムハンマド・アリ・モスク。とても美しい建物です。今までにあちこちで見てきたモスクと比べても、外観の素敵さが印象的でした。中のお祈りをするところは、丸く並んだ照明...

5/9: ドーハ0240→1840成田

初めての手配旅行

旅行中にテロなどの万一のことが起きた場合のことを考えて、今回は、現地ツァー手配専門の旅行代理店に、予め全ての手配をお願いすることにしました。我が家は自由旅行が基本なので、完全な手配旅行をするのは初めてです。

希望の旅程を送って、何社か見積もりをお願いしたところ、「ARGエジプトトラベル」という会社が18万6千円(ビザ代・チップは別)で最安でしたが、評判も良く、メールのやり取りからも信頼できそうだった「ナギーサファリ」という会社に2千ドル(ビザ代・チップ込)で手配をお願いすることにしました。全ての宿泊費・エジプト内交通費・ナイル川クルーズ・入場料・ほとんどの食事代を含め、2人で8泊9日の上記旅程の料金です。前金が必要なく、現地到着後の支払いでOKなのも決め手でした。

ガイドなし、英語ガイド、日本語ガイドが選べて、順番に高くなるのですが、一部だけ英語ガイドをお願いしていたところ、観光客が激減しているエジプトなのでガイドが余っているのか、結局、追加料金なしで全行程に日本語ガイドがつきました。

我が家は、自分たちのペースで見てまわれなくなるのが嫌で、ガイド・ツァーは基本的に避けるのですが、今回はガイドの質がとても良くて、価値のある説明と、好きにさせてくれる時間との配分が申し分なく、ガイド付きでエジプトを見れてよかったと思いました。

特に、アブ・シンベル神殿で楽しみにしていた「光と音のショー」が、我が家2人以外に観客がいないため10人分の料金を支払わないとキャンセルになるところを、ガイドの方がその場で上司と連絡を取って追加料金を負担していただけることになり、ショーを貸切状態で見ることができました。いつもそういう訳にはいかないだろうし、我が家は運も良かったのだと思いますが、太っ腹な対応には度肝を抜かれ、一番の思い出となりました。

 

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