この記事は約5分でお読みいただけます。
エジプト旅行を計画
エジプトにはこれまで何度か行こうとしたものの、1997年の外国人観光客をねらった無差別テロや、2011年の民主化革命「アラブの春」など、しばらくは行けそうにないなあと思える事件が何かしら起きていました。
まだ不安なイメージはありましたが、外務省の情報では、主な観光地は「充分注意」レベルで、カタール航空のカイロ往復航空券はゴールデン・ウィークでも10万円を切っています。
エジプトは絶対に見てみたいし、今後もっと治安が悪くなる可能性だってないとは言えないので、思い切って行くことにしました。
旅程(2016年)
4/29: 成田2220→
4/30: →0405ドーハ0900→1230カイロ
5/1: カイロ0800→0925アスワン→アブ・シンベル
5/2: アブ・シンベル→アスワン、クルーズ船チェックイン
5/3: アスワン→コモンボ→エドフ→エトナ水門→
5/4: →ルクソール
5/5: ルクソール、クルーズ船チェックアウト
5/6: ルクソール1920→2030カイロ
5/7: カイロ→ギザ→サッカラ→メンフィス→ダハシュール→カイロ
5/8: カイロ2010→2325ドーハ
5/9: ドーハ0240→1840成田
初めての手配旅行
旅行中にテロなどの万一のことが起きた場合のことを考えて、今回は、現地ツァー手配専門の旅行代理店に、予め全ての手配をお願いすることにしました。我が家は自由旅行が基本なので、完全な手配旅行をするのは初めてです。
希望の旅程を送って、何社か見積もりをお願いしたところ、「ARGエジプトトラベル」という会社が18万6千円(ビザ代・チップは別)で最安でしたが、評判も良く、メールのやり取りからも信頼できそうだった「ナギーサファリ」という会社に2千ドル(ビザ代・チップ込)で手配をお願いすることにしました。全ての宿泊費・エジプト内交通費・ナイル川クルーズ・入場料・ほとんどの食事代を含め、2人で8泊9日の上記旅程の料金です。前金が必要なく、現地到着後の支払いでOKなのも決め手でした。
ガイドなし、英語ガイド、日本語ガイドが選べて、順番に高くなるのですが、一部だけ英語ガイドをお願いしていたところ、観光客が激減しているエジプトなのでガイドが余っているのか、結局、追加料金なしで全行程に日本語ガイドがつきました。
我が家は、自分たちのペースで見てまわれなくなるのが嫌で、ガイド・ツァーは基本的に避けるのですが、今回はガイドの質がとても良くて、価値のある説明と、好きにさせてくれる時間との配分が申し分なく、ガイド付きでエジプトを見れてよかったと思いました。
特に、アブ・シンベル神殿で楽しみにしていた「光と音のショー」が、我が家2人以外に観客がいないため10人分の料金を支払わないとキャンセルになるところを、ガイドの方がその場で上司と連絡を取って追加料金を負担していただけることになり、ショーを貸切状態で見ることができました。いつもそういう訳にはいかないだろうし、我が家は運も良かったのだと思いますが、太っ腹な対応には度肝を抜かれ、一番の思い出となりました。