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旅の計画
南米クルーズを予約
きっかけは、ヨット単独世界一周を史上初めて成し遂げたジョシュア・スローカムの航海記、最年少でそれを成し遂げたラウラ・デッカーの航海記、最年少無寄港でそれを成し遂げたジェシカ・ワトソンの航海記を、続けて読んだことでした。
本に出てくるホーン岬やマゼラン海峡を通るクルーズを探してみると、ブエノスアイレスとサンティアゴ間を2週間で結ぶクルーズが見つかりました。
クルーズ船の中でも気軽で経済的なカジュアル・クラスの船で、一番安い船室で1人1日当たり約1.3万円になるクルーズ料金(サービス料込)は、手が届く範囲です。
出発の1年以上前の2018年11月に、ノルウェージャン ・スター号で行く南米クルーズ – ブエノスアイレス2020年2月1日発、サンティアゴ2月15日着を、ノルウェージャンクルーズライン社に直接予約しました。
往復航空券の予約
2019年3月になって、クルーズ前後の旅程を検討し、何度も行けない南米なので、この機会に、イグアスの滝、パタゴニア、アタカマ高地、ウユニ塩湖もめぐることにしました。
南米までの長いフライトは、少しでも楽するために、乗換が1回で済む便を探しました。その結果、マドリードで往復とも2泊のストップオーバーをして、行きはブエノスアイレスへ、帰りはリマからの便を、2019年5月にイベリア航空に直接予約しました。
1人往復約16万円で、南米にしては思ったより安かったです。
その他の予約
出発の2〜3ヶ月前に、宿、南米内の移動で必要となる航空券、南米クルーズ中の寄港地ツアーのほとんどの予約を済ませました。
フォークランド諸島での寄港地ツアーは、うかうかしている間に、一番参加したかったツアーが満席になってしまいました。
出発寸前の大変更
出発の2週間前を切ってから、高山病が心配なアタカマ高地とウユニ塩湖に行く代わりに、南極クルーズに乗船することにしたため、南米内の旅程を一部組み直して、払戻・変更不可の予約を除き、宿と航空券の必要な変更をしました。
航海記
1日目 2020年2/1(土) ブエノスアイレス出港
2日目 2/2(日) モンテビデオ寄港
3日目 2/3(月) 終日航海日(アルゼンチン中部)
4日目 2/4(火) プエルト・マドリン寄港
5日目 2/5(水) 終日航海日(アルゼンチン南部)
6日目 2/6(木) フォークランド諸島スタンレー寄港
7日目 2/7(金) ホーン岬クルーズ
8日目 2/8(土) ウシュアイア寄港、ビーグル水道クルーズ
9日目 2/9(日) プンタ・アレーナス寄港、マゼラン海峡クルーズ
10日目 2/10(月) パタゴニア・フィヨルド クルーズ
11日目 2/11(火) 終日航海日(チリ南部)
12日目 2/12(水) プエルト・チャカブコ寄港
13日目 2/13(木) プエルト・モント寄港
14日目 2/14(金) 終日航海日(チリ中部)
15日目 2/15(土) サンアントニオ帰港
旅の総括
本格的なクルーズ船を初体験し、とても気に入りました。特に、以下の点が良かったです。
- 今回のクルーズでは、寄港日と終日航海日が半々くらいでしたが、この割合は、ちょうど良かったです。寄港地観光と船上生活の両方をたっぷり楽しめました。
- 特にドレスアップする必要なく、好きなレストランで好きな時間に食事ができるフリースタイル・クルージングと言うノルウェージャンクルーズライン社の仕組みは、我が家にあっていました。
- 船が大きいため、3度の食事をレストランでして、いくつかの船内イベントに参加するだけで、毎日1万歩以上になり、自然に運動ができていました。
- 毎晩のショーは、予想以上に素晴らしくて楽しめました。
- 移動費・観光費・食費・宿泊費を合わせた1日当たりの旅費で比べると、クルーズ船の場合は、従来の我が家の旅行と比べて少し高くなりますが、得られる価値を考えれば、コスパは十分につりあうと思いました。
また何度でも乗りたいし、これからの海外旅行は、クルーズ船に乗ることを主として計画を立てることになりそうです。
これまでは、世界一周クルーズに憧れていて、その説明会に参加したこともありますが、それよりも、行ったことのない寄港地をいくつも含む2週間前後のクルーズに世界のあちこちで乗船する方が、自分には合っていると感じました。
次は、もっと大きなクルーズ船に乗って、パナマ運河を通過したいです。