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いよいよ今日から、今回の南米旅行の最大の目的である大型クルーズ船での14泊15日の航海に出発します。
生態保護区を歩いてクルーズ船と水鳥を眺める
乗船手続開始は11時半からなので、午前中は、港の近くで散歩することにしました。
高層ビルも並ぶブエノスアイレスの都心のすぐそばに、広大な自然が広がっています。南コスタネラ生態保護区という所です。
後で乗るクルーズ船が見えないかと期待しながら、ラ・プラタ川沿いの遊歩道を歩き始めてまもなく、それらしき船がいました。
保護区内のラグーンには、たくさんの水鳥がいます。バードウォッチングもしながら、1周4.6kmのコースを歩きました。
ノルウェージャン・スター号に乗船する
乗船手続開始時刻よりちょっと早めにクルーズ船ターミナルに行くと、既に人であふれかえっていました。
スーツケースを預け、整理券をもらい、健康問診票に記入して待ちます。
順番が来て、手荷物検査を受け、チェックインの行列に並び、クルーズカードを受取りました。船内での身分証明書・クレジットカード・船室の鍵・寄港地での乗船券を兼ねるものです。
次に、イミグレーションで出国スタンプをもらい、バスで船に向かって、ようやく乗船です。ここまで1時間半くらいかかりましたが、本格的なクルーズ船に乗るのは初めてなので、1つ1つが新鮮です。
乗客2千名以上と乗組員約千名が乗り込む9.2万トンの大型クルーズ船「ノルウェージャン ・スター号」は、大き過ぎて、1枚の写真に収まりません。
まだ船室には入れないので、12階のカフェテリアでランチにしました。朝昼晩の食事は全てクルーズ料金に含まれています。
運良くアップグレードされた窓付船室に落着く
13時半になって、船室使用開始OKのアナウンスがありました。
我が家の船室がある5階に行くと、左右に船室が並ぶ廊下が延々と続いています。ちなみに船の全長は約300mです。
部屋に入ると、思ったより広いというのが第1印象でした。
中はさすがに機能的にできていて、とても住み心地が良さそうです。
実は、1年以上前の2018年末に、このクルーズを見つけて予約した際は、一番安い窓無しの船室を申し込みました。
出発2ヶ月半前に、船室アップグレードのお誘いメールがきたのですが、その仕組みがおもしろくて、自分でここまでなら出すという追加料金を決めて申し込み、競りに勝てば、アップグレードが決まるのです。
$250で窓付の部屋、$500でバルコニー付の部屋へのアップグレードをダメ元で申し込んでおいたら、出港2日前になって、窓付の部屋になったとの連絡が来て大喜びしました。
最近になって、新型コロナウイルス対策のため、過去30日以内に中国に行った人は乗船不可との連絡が来たので、多くの中国人船客がキャンセルせざるを得なくなり、船室が空いたのかもしれません。
ブエノスアイレスを出港する
15時半からの船内ツアーに参加して、あちこちの共用スペースを一通り案内してもらいました。カジノまであってラスベガスのようです。
17時には、全員参加必須の避難訓練がありました。
夕食は、5ヶ所ある無料レストランから選べるのですが、初日は、Ginzaというアジア料理のお店に行ってみました。
船は、食事が終わった19時頃に出港しました。
バックするように埠頭を離れて、午前中歩いた生態保護区の目の前で180度転回してから、港外へと出て行きました。
しばらく進んだ所で振り返ると、夕陽をバックに、ブエノスアイレスの街並みがシルエットのように浮かんでいました。
20時半からは、大きな船内シアターで、ウェルカム・アボード・ショーを観ました。これから毎晩、無料だけど本格的なショーがあるので、これも楽しみです。
待ちに待った航海が始まりました。