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船より短いプエルト・マドリンの桟橋に着岸
南米クルーズ4日目の朝、6時前に目が覚めると、船は、後で訪れるバルデス半島を回り込んで、ちょうど湾に入るところでした。
この湾の奥にあるプエルト・マドリンに寄港するための水先案内人が、ボートでやって来て船に乗り移りました。
ブエノスアイレスでもモンテビデオでも隣にいたクルーズ船Zaandam号が、追い抜いて行って先に着岸しました。
Zaandam号より60mほど長いノルウェージャン ・スター号は、桟橋をはみ出してしまいます。
そのため、ボートでもやい綱や作業員を島になっている係留場所に運んでいました。
船好きなので、そういう様子をデッキからずっと眺めて楽しみました。
自然豊かなバルデス半島に入る
今日は、世界遺産のバルデス半島をめぐるエコツアーに参加します。
バスで半島の先へと2時間ほどドライブする途中で、グアナコの群れを見かけました。リャマやアルパカの仲間ですが、野生の動物です。
一見ウサギのような動物も出てきました。
ペンギンやアザラシをウォッチング
半島の先にあるペンギンの営巣地に着きました。海岸沿いの崖の上に穴を掘って巣を作っています。
マゼラン・ペンギンという種類です。
本来は子育てで忙しいはずの時期ですが、今年は生まれた雛が全部3日目くらいに謎の死を遂げたそうで、心なしか茫然としているようにも見えます。
崖の下の波打ち際には、ゾウアザラシがゴロゴロ寝ていました。
ちょっと沖にある砂州を望遠でのぞくと、おびただしい数のアザラシがいました。
海の上では、2頭のオタリア(南米沿岸に生息するアシカの1種)が、声をあげながらお互いを威嚇しているようです。
たっぷり動物ウォッチングを楽しんで、門限19時ギリギリに船に戻り、すぐに夕食にしました。
船は、夕陽に見送られながらプエルト・マドリンを出港しました。
今晩のショーは、本格的なラスベガス風のものでした。