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法事で福岡に帰省したついでに、80過ぎの母と妹2人と、実家の近所の天拝山に登りました。
太宰府の近くにあり、標高257.4mの低山で、頑張れば実家から歩けるくらい近くて、もう何度も登った山ですが、いろいろと素晴らしい山なのです。
「天神さまの道」を登る
いくつもの登山ルートがありますが、今回は、メイン登山道の「開運の道」の右側にあるもう1つの登山道「天神さまの径」から登ることにしました。
ふもとの天拝山歴史自然公園から、最初は谷道に入り・・・
・・・じきに尾根道になり・・・
・・・登山道の右手の谷にある行者の滝に立ち寄ろうとすると、修行中の方がおられたので、そっと退散しました。
メイン登山道から登ると、8合目を過ぎた辺りからひたすら階段を登ることになるのですが、今回の道はそういうこともなく、30分ほどで頂上に着きました。
景色抜群の天拝山頂
天気が良く、6月にしては空気も澄んでいて、福岡市街の向こうに志賀島や海の中道まで見えています。
太宰府の方を眺めると、左手に1年前に一周した四王寺山が、その奥に6年半前に歩いた三郡縦走路が見えています。
天拝山という山名は、大宰府に左遷された菅原道真が、自らの無実を訴えるべく幾度も登頂して天を拝したという伝承に由来するそうです。(出典: ウィキペディア)
下山前に、山頂にある菅原道真公を祀る天拝神社にお参りしました。
今日は、山頂からの景色もさることながら、空の雲の美しさが印象的でした。
「しゃくなげ谷」を降りてアジサイを見る
下りは、中腹にある荒穂神社まではメイン登山道の階段を降りて、そこからしゃくなげ谷を通って山を降りました。
ちょうど季節なので、天拝山歴史自然公園の一角にあるアジサイ園に立ち寄ると、見事に満開で目の保養になりました。
最初に「天拝山はいろいろと素晴らしい山だ」と書きましたが、
- 歴史もあり、
- 景色も良く、
- 年老いても登れて、
- いくつもある登山道を選べて、
- 季節折々の花も楽しめて、
と、何度も登った低山ながら、改めて向き合ってみると、このような山が地元にあることの有り難さを感じました。