リスボン生活8日目:城壁に囲まれた小さなオビドスの街を歩く

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リスボン生活の最後に、城壁に囲まれたオビドスの街を訪ねることにしました。

オビドスへのアプローチ

一昨日ナザレに行った時と全く同じバスに乗って北へ向かう途中、車窓からオビドスの街が見えました。

オビドスの先のカルダス・ダ・ラインハという街でバスを降り、駅まで10分ほど歩き、15分ほど遅れて出発した列車に1駅だけ乗ってオビドスの無人駅に降り立ちました。

駅から丘の上の城壁を目指して20分ほど坂道を歩いて登って行きます。

オビドスの城壁の南側の門(表口)まで行くバスもあるようなのですが、苦労はするものの、駅から北側の門(裏口)まで歩いて登る方が、オビドスへのアプローチとして気分が盛り上がります。

城壁をくぐって中にはいると、ワーッと思わず声が出るくらいいい感じの街でした。

街の目抜通り

まずは、目抜通りを街の反対側(南側の門)まで歩いてみることにしました。

ここでもクリスマスのデコレーションが始まっています。

街の中心にあるサンタ・マリア広場に面したサンタ・マリア教会をのぞいてみると、壁のアズレージョがきれいでした。

広場に立てられているペロリーニョという石柱には、その昔、籠に入れられた罪人が吊るされていたそうです。

街のメインゲート

さらに目抜通りを歩いて、街のほぼ反対側まで来ました。

写真の石柱は、ポルトガルの詩人カモンイスをたたえる記念碑なのですが、何かのシーンを演じているような石像たちの意味は分かりませんでした。

街のメインゲート「ポルタ・ダ・ヴィラ」は、門の一部がアズレージョで装飾されていました。

門の外に出て振り返ると、オビドスの街全体がクリスマスのプレゼントになったようなリボンの装飾が素敵です。

街の城壁歩き

一通り街中を歩いたところで、タコのリゾットにパンとビールを付けたランチを美味しくいただきました。

いよいよオビドスならではの城壁歩きです。

ポルタ・ダ・ヴィラの門の横から城壁に登って、時計回りに歩いて行きました。

途中から城壁の街側の柵がなくなり、落ちたら大変ですが、怖くなく歩ける最低限の幅はあって、歩くのはとても楽しかったです。

時間があればぜひ一周したかったですが、半周足らずで下に降りて、お土産物屋で妻が目をつけていたお洒落な陶器を買って、そのまま駅に向かいました。

綱渡りの帰路

10分前に駅に着きましたが、列車が10分以上遅れると、予約しているリスボン行きのバスへの乗り継ぎがあやうくなります。

Uberを使うにしても、もう呼ばないとバスに間に合わなくなる可能性があるので呼ぶことにしました。配車にちょっと時間がかかりましたが5分で来ると出て、それが順調には縮まず、増えたり減ったりしてハラハラです。

列車が先に来たらUberはキャンセルするつもりで、どちらか先に来るのを待ちましたが、結局列車は10分経っても姿を見せず、先に来てくれたUberに乗って、雨が降り出した中、バスターミナルにバス発車時刻の10分前に着きました。

Uberを呼んで良かったです。列車だと、あの後すぐ来たとしても雨の中を駅から歩くことになっていました。

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