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福岡の実家に帰省する途中の京都で3泊する機会に、2016年後半に歩いた東海道五十三次の続きの京都〜大坂を結ぶ京街道を歩くことにしました。両方合わせると東海道五十七次です。
髭茶屋追分
京街道の起点は、東海道五十三次のゴールである京都の三条大橋ではなく、大津よりの髭茶屋という所です。家康は西国大名が上洛するのを禁じたため、大名行列はここで京都に向かう東海道から分かれて京都を通らずに大坂に向かいました。
写真の交差点が、その分岐点となる髭茶屋追分で、右の道が京都に向かう東海道、左の道が大坂に向かう京街道です。
ここには、「みきハ京ミち」(右は京道)、「ひだりハふしミみち」(左は伏見道)と彫られた石碑が立っていました。伏見は、京街道に入って最初の宿です。
交差点に掲げられていた絵を眺めながら、当時の追分の景色をその場に立って想像するのはおもしろかったです。
髭茶屋から小野へ
京街道に入って歩いて行くと、古い街並みが所々で残っていて、蔵を持つ旧家もありました。
国道1号を横切った先で山科川(写真↓)を渡ると、また国道1号を横切りました。
そのすぐ先の東海道新幹線の高架の手前に「ひだりおヽつみち」(左大津道)、「みぎうじみち」(右宇治道)と書かれた道標(写真↓左下)がありました。今は大津から宇治に向かう方向に歩いています。
この辺りは狭い道路に路線バスも走っているし、歩道もほとんどなくて、歩くのに苦労しました。
名神高速の高架をくぐる手前の交差点(写真↓)の右側に大宅一里塚跡があったはずなのですが、うっかり通り過ぎてしまいました。残念!
山科警察署のそばで京街道は右折し、その後は交通量も減って静かな旧街道歩きになりました。
京都市営地下鉄東西線の小野駅そばの交差点(写真↓)を京街道歩き1回目のゴールとしました。
髭茶屋追分そばの追分駅(京阪電鉄京津線)から小野駅まで4.8km、1時間15分のウォーキングでした。