多摩川歩き12: 六郷土手駅→羽田空港(河口ゴール)

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いよいよ多摩川歩きも最後。京急の六郷土手駅からゴールの河口まで左岸を歩きます。

奥多摩湖から京都まで足跡をつなげる

六郷土手駅から堤防に出てすぐ、国道15号(第一京浜)の下をくぐりました。

この橋は、4年前に東海道五十三次を歩いた時に渡りました。

これで、奥多摩湖から京都の三条大橋まで、歩いたことになります。

多摩川河口までは、残り5kmとなりました。

レトロな水門と小さな船溜まり

ちょっとクラシックな六郷水門まで来ました。

昭和の初め頃に造られたもので、全国から百余り選ばれた国土交通省の近代土木遺産リストに含まれています。

堤防の内側には、水門から入って来た船が2〜3隻舫われている船溜まりがありました。

航行できる水路は、残念ながらこれ以上奥にはつながっていないようです。

新旧の多摩川最下流の橋

産業道路の大師橋(写真↘︎)をくぐると、続いて首都高速横羽線の高速大師橋(写真↙︎)がありました。

これが現時点で多摩川最下流に架かる橋となります。

そこからさらに数百m下って、海老取川が左から合流してくる所まで来ると、合流点の岬のように突き出た所に小さな祠がありました。

ここからは、羽田空港の管制塔や飛行機に加えて、もう1つ橋が見えています。

羽田空港と川崎市を結ぶ現在建設中の羽田連絡道路橋です。よく見ると、右岸側は、まだ橋桁がつながっていません。

“たたりの鳥居”をくぐり、羽田空港へ

海老取川に架かる弁天橋を渡ると、羽田平和の大鳥居があり、もう羽田空港は目の前です。

元の穴守稲荷神社があった所に空港が造られた際、この鳥居だけは、倒そうとすると事故が相次いだため、“たたりの鳥居”と呼ばれて残されたのが、半世紀も経ってから、今の所に移設されたそうです。

新しい羽田空港の一画を歩き、ゴール

そろそろ12時半なので、近くの天空橋駅の隣にあるHANEDA INNOVATION CITYという開発中の複合施設でランチにしました。

広大な羽田空港のターミナルビル以外の所に来たり見たりする機会はあまりなかったので、いろいろと物珍しいものがあって楽しめます。

川沿いには、ソラムナード羽田緑地と名付けられたプロムナードができていて、多摩川歩きのゴールに向けて快適に歩けました。

そもそも歩いて羽田空港に行くという体験自体がおもしろく、すぐ横をモノレールが走り、ほとんど歩く人はいない環八通りをてくてくと進みます。

Google Mapに「多摩川左岸 0.0km」と記された場所を最初は見過ごしてしまいましたが、100mほど戻って、堤防の上に埋め込まれた小さなマーカーを見つけました。

この先は、元々は海だった所の埋立地なので、ここを多摩川の河口ゴールとして、多摩川歩きを完了しました。


今日の歩行距離は9km強、歩行時間は3時間弱でした。


多摩川歩き全ルートの地図

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