スキャグウェイ寄港:ホワイトパスを越えてユーコン準州へ

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テンダーで上陸

スキャグウェイでは時間がかかるテンダーでの上陸となったので、予約している現地ツアーの集合時刻に遅れないように5時過ぎに起きて、最初のテンダーに乗ることができました。

ところが、テンダーが満席になるまで待ち、ようやく出航したと思ったら、陸側の準備が整っていないのかその場に長いこと漂い、たったの2分ほどの距離を移動するのに30分以上かかりました。

その間、クジラの潮吹きと・・・

アザラシを見れたので、待ち時間がかえって貴重な機会となりました。

実は、ディスカバリー・プリンセスは埠頭にしっかり接岸しているのですが、陸側は大規模な崖崩れの復旧工事中のため船客が安全に歩けないとのことで、船の反対側から降ろしたテンダーにほんの少しだけ乗って上陸する仕組みになっていました。

スキャグウェイ港に4つあるクルーズ船用のバースの中で、一番ハズレでした。

ホワイトパスを越えてカナダへ

12日前にコーラル・プリンセスで寄港した際にホワイトパスに向かう鉄道に乗ったので、今日は、バスでホワイトパスを越えてカナダユーコン準州まで行く現地ツアーにしました。

お客さんは6人だけのミニバスで出発し、クロンダイク・ハイウェイを登って行くと、対岸に前回乗った鉄道で雪崩のために引き返した谷が見えてきました。この先は初めて見る景色になります。

バスは、キャプテン・ウィリアム・ムーア橋を渡りました。活断層の谷を跨ぐので、なんと片側だけが固定されているユニークな橋です。この橋が開通するまでは、スキャグウェイとユーコンを結ぶのは鉄道だけでした。

アラスカとカナダの国境となるホワイトパスまで来ました。アラスカ側を振り返ると尖った格好いい山が見えますが、その反対側が昨日訪れたメンデンホール氷河になります。

カナダ側には素晴らしい景色が広がっていました。

冬の厳しい気象条件を考えて、両国の国境警備所はそれぞれ少し下った所にあります。アラスカからカナダに入る際は、アメリカ側はフリーパスですが、カナダ側で一人一人パスポートを見せてのチェックがありました。

氷結した湖沿いにユーコン準州へ

バスと並走する列車が見えました。ホワイトパスで折り返す列車が多いですが、この列車はユーコン準州まで行く便です。

凍った湖沿いの道になりました。今の季節は山には雪が積もり湖は凍っていて、景色が本当に素晴らしいです。ガイドに今が一番美しい季節かと聞くと・・・

初夏は花がたくさん咲き、夏になると周りの山も含めて全く雪はなく山肌もより緑になり、秋になると紅葉で黄色くなり、どの季節に来てもそれぞれの美しさがあるそうです。それを聞いて夏にも秋にもまた来て見たいと思ったし、妻はスイス以上に景色が良いと言っています。

大きなツチ湖沿いの道になりました。ホワイトパスを越えてからこの辺りまでは、まだブリティッシュ・コロンビア州です。

さらに大きく複雑な形をしたタギシュ湖沿いの道になりました。ここはもうユーコン準州です。

ランチ休憩

カークロスに着き、ワイルド・アドベンチャー・ユーコンというこの辺りで唯一ツアー客が食事をできる施設でランチをいただきました。

併設されているワイルドライフ博物館は、こんな田舎にあるにしては驚くほど充実していて、アラスカ〜ユーコン地域で運が良ければ出会えそうな野生動物の実際の姿や大きさが分かって良かったです。

小さな山岳博物館や、山羊などの動物に触れられるコーナーもあり、ここでの1時間の自由時間はいい感じに過ごせました。

カークロスの見どころ巡り

午後は、このツアーでの最北端となるエメラルド湖をまず見に行きました。名前の通り本当に綺麗な緑色をしていました。いろいろなツアーがあったのですが、エメラルド湖を含むツアーにして良かったと思いました。

次に、世界最小(1平方マイル)のカークロス砂漠を見ました。厳密な意味の砂漠ではなく、砂の吹き溜まりのようなもので、降水量も周りと比べて特に変わらないそうです。

カークロスの街の中心部で20分の自由時間があり、まずは川辺のビーチを見に行きました。

クロンダイク・ゴールドラッシュの際、スキャグウェイからホワイトパスを越えてここまで何往復も歩いて荷物を運び上げた後、ボートを造ってここからは川を下って金が採れるドーソンシティを目指しました。

唯一の食料品店、地元工芸品の土産物店、アイスクリームショップ、写真↓のカラフルな観光客向けのショップなど、20分で全部見て回れるほど小さな街でした。

ユーコンつり橋

ホワイトパスを越えて、ドライバーがまとめて書類を見せるだけで個々のパスポートチェックなしにアメリカ側の国境検問所を通ってアラスカに戻り、ツアーの最後にユーコンつり橋で1時間の自由時間がありました。

バンクーバーのキャピラノつり橋よりは短く、それほど揺れることなく渡れました。

橋の両側にはいろいろな施設があり、一通り歩いてまわりました。

野外博物館的なものもあり、この辺りの厳しい自然の中での生活の知恵を垣間見ることができました。

バスはスキャグウェイの街に戻り、ダウンタウンで降ろしてもらいました。とても満足なツアーでした。

スキャグウェイでクジラ探し&地ビール

街外れのトレイルに向かって歩いていると、ユーコン準州の州都ホワイトホース方面へ石油を運ぶ2連のタンクローリーがちょうど港の貯油施設から出発するところでした。

このタンクローリーを今日2度見かけていて、最初はホワイトパスに向かう時にツアーバスの後ろの方から石油満載でノロノロと登って来るのに追い抜かれないようにし、2度目はアラスカに戻って来た時に空荷で飛ばしてきたのを道路端に避けて先に行ってもらいました。ドライバーは石油を運んだ分だけ稼ぐ歩合制だそうです。

トレイルの起点となる河口の歩道橋まで来ました。

橋を渡って岬の先端まで歩き、ヤクタニア・ポイントに来ました。同時寄港のノルウェージャン・アンコール(16.9万トン、左)とセレブリティ・ソルスティス(12.2万トン、右)が見えています。

今朝テンダーから見たクジラの潮吹きはこの付近だったので、また現れないかとしばらく海を眺めていましたが、残念ながら出てきませんでした。

船に戻る前にクロンダイク・ブルワリーという醸造所に寄って、スプルース・エール10マイル・ブラック・ラガーの地ビールを飲んでみました。

前者はスプルースの香りがほのかにする感じが良く、後者は私好みのあっさりとした味で飲みやすかったです。


スキャグウェイが、アラスカクルーズ中の寄港地の中で一番気に入りました。

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