宮古入港
6時に起きるとコーラル・プリンセスは、最初の寄港地となる宮古(岩手県)がある細長い宮古湾に入って行くところで、6時半頃に近づいて来たタグボートからパイロット(水先案内人)が乗船したようです。

リアス式の三陸海岸らしい景色になり、奥の方には雪が残っている山も見えています。

船首のテーブルで朝食ビュフェをいただいている間に定刻7時から少し遅れて船は接岸しました。8時前に下船して、宮古駅に向かう無料シャトルバスの車窓からようやく船全体の写真を撮れました。

魚菜市場
宮古はクルーズ船の誘致活動をしているようで、今年の寄港数は過去最多、その中で初寄港のコーラル・プリンセスが2番目に大きな船です。ちなみに1番は前日寄港したばかりのダイヤモンド・プリンセス。港にも宮古駅前にも大勢の通訳やガイドがいて至れり尽くせりでした。
乗りたいバスが出るまで1時間ほどあるので、ガイドの方に近くの見所を尋ねて勧められた魚菜市場に行ってみると、大きな牡蠣が1個250円で売っていました。2個買ってその場で食べられるように開いてもらうと、1個おまけしてくれて、美味しい生牡蠣を食べられました。今日は朝から幸先良いスタートです。

あちこちにコーラル・プリンセス歓迎のポスターが貼られていて・・・

たくさんの折り鶴の横には「ご自由にお持ちください」と書かれていました。

山田かき小屋
今回のクルーズを予約した後、寄港地毎の観光プランを前もって考える際、宮古の一番の見どころの浄土ヶ浜は2015年の三陸ドライブ旅行の際に見たので、南隣の山田町にあるかき小屋に行くことにしました。
宮古駅前からバスに1時間以上乗り、本州最東端がある半島の付け根を横切って、牡蠣の養殖筏が並ぶ山田湾に出ました。遠目にはまるでフラミンゴの大群がいるように見えます。

目指す山田かき小屋は、湾の南端にポツンと建っていました。

完全予約制のお店で、蒸し牡蠣の食べ放題が看板メニューのようですが、量は少なめでもいろいろ食べたい我が家が予約しておいたのは、ハーフミックスプラン(蒸し牡蠣x5、ホタテx1、ムール貝x5、エビx1、ライス)と牡蠣汁です。

手慣れた地元の方が食べ頃になった牡蠣の殻を外して世話してくれて、美味しい食べ方も教えてくれます。ご飯の上に蒸し牡蠣を並べて、少し穴を開けて貝汁がご飯に染みるようにして、七味と青さと醤油をかけて教わった通りに食べると、本当に美味でした。

しかも牡蠣がぷりぷりして大きいこと。聞くと今頃の牡蠣が一番美味しいとのことでした。
すっごく満足のランチとなりました。
震災伝承ギャラリー
宮古に戻るには、バス停がある道の駅ふなこしまで歩いて行き、40分ほど待って来たバスで陸中山田駅まで行き、また30分ほど待って三陸鉄道リアス線に乗ります。
山田駅での待ち時間に、近くに震災伝承ギャラリーをのぞいてみました。

とても印象的だったのは、先ほどの山田かき小屋のすぐ近くの小学校で、避難場所に決められていた校庭に児童と先生たちが避難していたところ、地元の校務員の方が「校長先生、後で笑われてもいい。もっと高いところに逃げましょう。」と進言し、校長先生も素直にそれを受け入れて高台に避難したことで全員が助かった話です。

その校長先生にインタビューしているビデオも観ました。このようにして伝承していくことの大切さを本当に感じられたので、ここに立ち寄って良かったと思いました。
三陸鉄道リアス線は、たった1両だけで走るローカルな鉄道でしたが、車両内にちゃんとトイレがありました。

感動の歓迎
宮古駅に着き、船に戻る前にコンビニに寄ると、その向かいの建物でコーラル・プリンセス歓迎イベントの本日最後の出し物が始まるとのことです。
宮古高校音楽部の生徒さんたちが、きれいなコーラスを聴かせてくれました。本当に街中でクルーズ船客を歓迎してくれていて感動です。

出港時にも岸壁に大勢の方が集まって大漁旗を振ったり踊ったりで盛大な見送りパフォーマンスを繰り広げてくれて、船のプロムナードデッキにも船客がびっしり並んで拍手を送りました。

でも時間になってもなかなか船が出航しないので、送る側もちょっと困っている様子です。
なんと何らかのテクニカル・トラブルが起きていて、出航が遅れるとのアナウンスがあり、結局、3時間遅れですっかり暗くなってからひっそりと岸を離れました。

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