アラスカ鉄道に乗って犬ぞり体験

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アラスカ内陸へ

真夜中過ぎにウィッティアに入港したディスカバリー・プリンセスを早起きして6時過ぎにはもう下船しました。

本当は船でもっとゆっくりしたかったですが、港に隣接する駅でアラスカ鉄道のプリンセス専用列車に乗ってアラスカ内陸部へ向かうランドツアーに出発するからです。

列車の席はプリンセス側で割り当てる指定席で、我が家は進行方向に向かって左側でアンカレッジまでの区間で海側となるのは良かったですが、後ろ向きだったのは残念でした。

今回利用した「デナリ・エクスプローラー」と呼ばれるクルーズツアーは、7泊のアラスカクルーズに続いてプリンセスの専用ロッジに泊まりながらのランドツアーがセットになっています。

その最初の行程は、アンカレッジを経由してタルキートナまで6時間の列車旅で、車窓からの景色がとても楽しみです。

列車は7時過ぎに出発し、17日前にコーラル・プリンセスでウィッティアに寄港した際にバスで通り抜けた自動車・鉄道併用トンネルに今度は列車で入りました。

プリンセス専用列車は天井までガラス張りになっていて見晴らしはとても良いのですが、まっすぐ前を見ることはできないし、車内が明るいので、狭いトンネルの壁が間近であることや、自動車道路兼用であることは車窓からは分からず、バスでその迫力を体験できたのは良かったと思いました。

景色抜群のアラスカ鉄道

トンネルを通り抜けるとさっそく雪山やグレイシャーブルーの川筋など素晴らしい景色となりました。

列車はアンカレッジまではフィヨルド沿いを走ります。前回のウィッティア寄港時にバスから見た景色ですが、今日の方が天気が良いので新鮮な気持ちで楽しめました。

アンカレッジ市街に入る辺りで、とてもアラスカらしい風景に出会えました。長い草地沿いに建ち並ぶ家々の1軒毎に小型飛行機が駐機してあり、その草地は滑走路としても使えるようなのです。飛行機をマイカーのように使う生活がどんなものなのか、ちょっと憧れます。

アンカレッジを過ぎると、また違う雪山や川の素晴らしい景色が続きます。

天気に恵まれて青空、雪山、針葉樹林をセットにした景色が素敵でした。

山も良いし川も良いです。

列車内でこの辺りの野生動物の毛皮を並べたものが回ってきたので、それぞれ触り比べてみました。クマはちょっとゴワゴワ感があります。

タルキートナ街歩き

13時頃に列車はタルキートナ駅に到着しました。駅と言ってもプラットホームは無く、単なる空き地にずらりとプリンセス専用バスが駐まっているだけです。

ここで、先にランドツアーを済ませて今日からクルーズに出航する客と入れ替わりで、彼らはバスから列車へ、我々は列車からバスへ乗り込みました。

バスで近くのタルキートナの街へ行くのに、遮断機の無い踏切でアラスカ鉄道の列車が通過するのを随分ゆとりを持って待ったために時間がかかりました。

街に着いてしばらくフリータイムです。雨が降り出したので、土産物屋の軒下のベンチに座ってサンドイッチを遅めのランチに食べた後、傘は要らない程度に小降りになったので、街中を散策しました。

タルキートナと言う街の名前は、先住民の言葉で「川が集まる場所」という意味だそうで、街外れまで行くと、3つの川の合流点を見ることができました。

川の流れが速くて目の前で渦を巻いている所もあり、かなりの迫力でした。

犬ぞり体験

タルキートナでは、オプショナルツアーで犬ぞり用の犬を育てているサン・ドッグ・ケンネルを訪れました。毎年アラスカで開催される世界最長の犬ぞりレース「イディタロッド」の経験者でありトップ20に入るマッシャー(犬ぞり使い)が運営している犬舎で、最初に基本的な説明がありましたが、英語が聞き取り辛くて半分も分からなかったのは残念です。

犬ぞりを引くアラスカハスキーたちは、写真のようにそれぞれ自分の小屋を持ち、マッシャーが現れると自分を選んでくれと言わんばかりに小屋の上に飛び上がったりワンワン吠えて大興奮です。

マッシャーが1匹ずつ選んでは引き綱に繋いで行きますが、そのうちの1頭(写真↓左端)が綱をすり抜けて逃げ出してしまいました。

どうなることかとハラハラしましたが、すぐにマッシャーに捕まって連れ戻されました。

今は雪がない季節なので、今日の犬ぞり体験では、ソリの代わりに4輪車を犬たちは引っ張ります。

引き綱に繋がれた犬たちは興奮してその場でジャンプしたりお互いを牽制しあったり一時もじっとはしていません。出発前にマッシャーが犬たちに水を浴びせかけてクールダウンしていました。

想像以上に大変な準備がようやく終わり、いよいよ出発です。あれだけ吠えまくっていた犬たちは、いざ出発すると黙々と力強く車を引いて行きます。静と動のスイッチがおもしろかったです。

最後にまたマッシャーの話があり、癖のある英語にもだいぶ慣れてきたので、イディタロッドレースの過酷な様子や、犬それぞれの個性など、おもしろい話をいろいろ聞けました。レース中に先行する競争相手がキングクラブ丸一匹をどうぞ食べてと残していったのを、足2本だけ食べて後を追いかけたエピソードは傑作でした。

雪とソリではありませんでしたが、犬とマッシャーの関係や、出発するまでの準備など、犬ぞりの奥深さや大変さを感じられて、とっても満足のゆくツアーでした。

プリンセス専用ロッジで絶景と粗食

タルキートナから小1時間バスに乗って、今晩泊まるマウント・マッキンレー・プリンセス・ウィルダネス・ロッジに着きました。狭い船室で長い間過ごした後だけに、部屋の広さやベッドの大きさが新鮮で嬉しいです。

広大な敷地内に自然に調和する茶色のロッジが何棟も散らばって建っていて、それらを見渡せる高台にあるツリーハウスまで歩いて登って行くと・・・

絶景でした! 北米最高峰のデナリは残念ながら雲に覆われて見えませんでしたが、バルコニーに2脚並んで置いてあるリクライニングチェアが空いていたので、しばらくそこでくつろいで景色を満喫しました。

ランドツアー中は食事は付いていません。ロッジのレストランは高いし、クルーズ中にご馳走をたっぷり食べた後で体重を元に戻さないといけないので、夕食はカップヌードルとアップルパイを部屋で食べて質素に済ませました。

プリンセスクルーズはアラスカに強いと言われていますが、専用列車、専用バス、専用ロッジ、どれも素晴らしいし、その稼働率と集客力にはビックリです。

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