アフリカクルーズ20〜21日目:ウォルビスベイ(ナミビア)寄港:ナミブ砂漠〜アフリカ南西岸沖終日航海

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アシカ、フラミンゴ、太鼓の歓迎

アフリカクルーズ最後の寄港地となるナミビアウォルビスベイに入港する様子を船室のバルコニーから眺めていると、ブイの上にアシカがいました。

予定通り7時頃に接岸すると、船首方向の遠くにフラミンゴの群れが見えていました。

ナミビア寄港は1人ずつの入国審査があり、行列してパスポートにスタンプをもらうのに時間がかかりましたが、下船すると太鼓と歌で歓迎されました。

オフロード車でナミブ砂漠へ

今日参加する寄港地ツアー「オフロード車で巡るナミブ砂漠の秘宝」は、10台以上の4×4車に船客が4人ずつ振り分けられ、車列を組んで砂漠を巡ります。

1時間遅れの9時半に出発し、最初にフラミンゴの群れを見に行きました。アフリカのイメージに合った景色です。

世界最古の砂漠であるナミブ砂漠(世界遺産)の中に入り、デューン7と呼ばれる最大の砂丘のそばを通りました。

388mの高さがあり、登ることもできるようですが、今は有料になっていて、このツアーでは見るだけです。

砂の色が思ったほど赤くないので、よく写真で見る赤いナミブ砂漠とは違う色か聞くと、色は同じだけど光線や水分の具合で違って見えるそうです。

ダートロードに入り、岩も多い砂漠をしばらく走って、ムーンランドスケープに着きました。

皆がこの展望ポイントから月世界の写真を撮っていると、同じ車のドイツ人男性(写真↑の左下)が、1人だけ谷の底にまっしぐらに降りて谷底を対岸までどんどん歩いて行きました。

出発が遅れるんじゃないかと心配しましたが、それほど待たされることなく戻って来てくれました。

そこから4kmほどの砂漠の中のリゾート施設でトイレ休憩です。

砂漠で道に迷う

そこからさらに砂漠の中に入って、轍だけの道路を走り、一度停まって岩に付いた地衣類みたいな植物を見せてくれました。

ドライバーは、このツアーは初めてらしく、どうも今日走るべき道をよく知らないようで、自信なさそうにブツブツ言いながら、急に曲がったり、Uターンしたり、どうも道に迷ってしまったようです。

とうとう同乗のドイツ人が「水は十分にあるか?」と尋ねました。

ドライバーはこの後の見どころは諦めて、トイレ休憩した所に戻ろうとしたようですが、運良く遠くに見つけた他の車に付いて行き、それでもまたかなり心配になった頃、ようやく他の車がたくさん停車しているところに辿り着いてホッとしました。

奇想天外な植物と岩

そこには、この砂漠固有のウェルウィッチア(和名:キソウテンガイ)という見かけはグロテスクな植物が自生していました。

オスとメスの見分け方を教えてもらい、単独のオスだけ、オス・メスが合体したものなどを見ました。

また少し移動して、石で叩くと金属的な音がする黒い岩を見ました。

そこには黒い岩と赤い岩が混在していて、手で触ると黒いのは冷たいけど赤いのは暖かく、岩の温度の違いを体感したのは面白かったです。赤い方には銅が含まれているそうです。

トイレ休憩した所に戻り、スナックだけの予定でしたが、シャンパン付きのランチビュフェが出てきて良かったです。

スワコプムント市街観光

砂漠のダートロードから舗装路、ハイウェイへとだんだん快適になったドライブの後、ドイツ植民地時代の建物が残るスワコプムントの街に着きました。

旧駅舎がホテルになった建物を中に入って見学したり・・・

ドイツの影響を受けたきれいな色の建物が立ち並ぶ素敵な街並みを見た後・・・

この街のシンボルのような桟橋を見に行きました。

ここで、ヒンバ族の人が土産物を売っていました。

赤土色の肌と特徴的な髪型をした「世界一美しい民族」とも言われるヒンバ族は、ナミビア北部に住んでいるので今回は見られないと思っていたのですが、ここで出会えてラッキーでした。

ツアーの最後に、海岸沿いの砂丘で車を停めてもらって、砂漠らしい景色の中を歩きました。

最後の出港風景

16時頃、左舷に接舷していたタンカーが・・・

もやいを解いてタグボートに船首を引かれて離れて行きました。

タンカーの船尾には、恐ろしげな自由落下式救命艇が積まれています。

アフリカクルーズ最後の出港風景を、船室のバルコニーから何一つ見逃すまいと思いながら見ていました。

21日目:ナミビア、南アフリカ沖終日航海

翌日は最後の終日航海日です。

正午からプールデッキでアイスカービングがあり、エンジェルフィッシュが出来上がりました。

カフェテリアで大盤振る舞いしていたシュリンプカクテルをランチにいただきました。

いよいよ明日の朝、ケープタウンに入港してアフリカクルーズが終わります。

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