アフリカクルーズ6日目:テネリフェ島サンタ・クルス寄港〜世界遺産の火山と街並み

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カナリア諸島3番目の寄港地は、2つの世界遺産を持つテネリフェ島です。1つ目のテイデ国立公園を寄港地ツアーで、もう1つのサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナの街を個人で訪れる計画です。

入港見物

まだ暗い6時半頃、夜景が美しいサンタ・クルスに入港しました。(一昨日寄港したサンタ・クルス・デ・ラ・パルマと区別できるように、正式には島の名前を付けてサンタ・クルス・デ・テネリフェと呼ばれています。)

明るくなると、カナリア諸島とスペイン本土も結ぶフェリーが入港してきて、狭い港内で反転し、車両乗降口がある船尾から着岸していました。

さらにコスタ・スメラルダ号(18.5万トン)が港の入り口で反転して、既に接岸しているスカイ・プリンセス号(14.5万トン)とノルウェージャン・スカイ号の横を後進しながら通り、港の反対側に着岸しました。

寄港地ツアーの集合が遅めの9時だったので、いろいろな船をたっぷり眺められる嬉しい時間を持てました。

貫禄のテイデ火山

ツアーバスは、シドニーオペラハウスみたいな建物やカナリア諸島で2つしかない大学の1つラ・ラグーナ大学の横を通り、ユーカリの木が混じる松林や黒焦げの松林を通り抜けて、テイデ国立公園に向かって高度を上げて行きました。

森林限界を越えて、初めて見えた時のテイデ山(標高3718m)の姿には感激しました。山頂付近は降ったばかりの初雪で白くなっており、スペイン領土で最高峰、大西洋の島にある山として最高峰、火山島として規模も標高も世界第3位にふさわしい貫禄です。

この写真を撮ったタルタ展望台は、ものすごい強風で、気温も低く、持って来たありったけの服を重ね着しました。

高地ドライブ

国立公園内の標高2200〜2300mをドライブしながらテイデ山に近づく途中、道路端にはっきり現れている地層を見ました。

カナリア諸島にも、ハワイのマウナケア山やチリのアタカマ砂漠と並んで世界の天文台が集まっています。見学する時間はありませんでしたが、いくつかの天文台を見かけました。

途中のお店で一休みしてティーとクッキーをいただきました。

奇岩ハイキング

周囲をハイキングできるトレイルが何本もある公園の中心地に着き、1時間ほどのフリータイムです。

妻は平坦なトレイルを、私はまず岩山の根っこ辺りまで登れるトレイルを歩きました。

そこまで登らないと見えない奥の景色が広がっていました。

あちこち歩いて写真を撮りまくりましたが、この奇岩とテイデ山頂を望む写真がベストでした。

最後に、車列の一番奥にあるビジターセンターに寄ってから、バスに戻りました。

バスは予定通り14時に港に戻りました。

世界遺産の街並み

船には戻らず、港のヨットを眺めながら持って来たランチを済ませ、トラムでサン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナへ行き、街中をまずカテドラルまで歩いて行きました。

中の見学は有料でしたが、宝物庫や2階も見れて、それなりに楽しめました。

この街は、スペインが新世界で築いた最初の非要塞型都市で、残っている街並みが世界遺産になっており、木製のバルコニーが特徴的です。

カラフルな家並み探し

船室のテレビの寄港地観光情報チャネルで見たカラフルな家並みを見たくて、地元の人に何度かこの写真を見せて、どこにあるか教えてもらおうとしたのですが、不思議なことに分からないようです。

立ち寄ったスイーツショップでもついでに聞いてみると、3〜4人店員が集まって相談した後、1人が途中まで連れて行ってくれて、その後の行き方も親切に教えてくれました。

その通りに歩いて行くと、よくここだと店員の人が分かったものだと感心するくらい、特別な場所というよりは、その辺りの街並みとそう違わない所なのに、ちゃんと写真通りの家がありました。

これで満足です。

実は来る時にトラムの往復分の切符を買ったものの、乗車時にタッチの仕方を間違えて2回分消費してしまっていたので、帰りのトラムでは検札があるとヤバイなあとドキドキしながら乗っていたのですが、何事もなく戻れてホッとしました。

港にて

港では、サンタ・マリア・マヌエラ号という4本マストのスクーナー型帆船を見かけました。

ノルウェージャン・スカイ号の手前には、マイン・シフ5号(9.9万トン)も接岸していました。

帰船する際のIDチェックで、他のクルーズ船で来た人が間違えて乗ろうとしていたのがおかしかったです。

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