蓼科からカーリング干支選手権に参戦

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カーリングの前練習をして蓼科のコテージへ

土日のカーリングの試合に備えて、金曜日の午前中は、会場となる軽井沢アイスパークで、3時間ほど練習をしました。一緒に練習したベテランのカーラーご夫妻に、デリバリー(石を投げること)のフォーム、特に身体の左右のバランスをチェックしてもらい、有益なアドバイスもいただきました。

午後は、軽井沢や御代田で泊りがけでカーリングをする際の常宿としているホテルアンビエント蓼科に早めに行って、天気も良いので、ここに滞在中の日課のようになっている女神湖一周散歩をしました。

今回は2泊だけなので、ホテルの方が良かったのですが、さすがに夏休みのお盆直後で満室だったため、ようやく空きが出たスタンダードコテージを予約しておいたところ、「WiFiが使えるコテージを希望」と書き添えておいたのが功を奏し、蓼科わんわんパラダイスのエクセレントコテージに振り替えてもらえました。

ここは、今年1月に雪景色の中で泊まったコテージです。

ここのキッチンは、料理する人のことをよく考えてあると、妻が絶賛しています。

さっそくキッチンで料理した夕食をいただきました。

翌日、試合前の朝食を「今日は」たっぷりいただきました。

初のオープン大会「干支選手権」

私はカーリングを始めて3年ちょっとですが、オープン大会に参加するのは初めてです。(去年、参加予定だった大会は、COVID-19のために全て中止となってしまいました。)

今回参加するオープン大会は、愛知県カーリング協会が主催するユニークな企画で、生まれ年の干支別のチームで戦う「干支選手権」です。

子(ねずみ)チームは、新潟のご家族3人と私の予定でしたが、急にご家族が不参加となり、子年生まれの神奈川の男性と、卯年生まれだけど子に変化(へんげ)した地元の女性と、私の3人のチームとなりました。

他のお2人の方がベテランでしたが、女性がリード(最初の3投)、男性がセカンド(次の3投)兼バイス(副司令塔)、私がサード(最後の2投)兼スキップ(司令塔)を務めることになりました。

初日の予選リーグ4試合

12チームが6チーム毎の2つのリーグに分かれて、まずリーグ内で総当たりの予選があります。試合数が多いので、1試合は通常の半分の4エンド(野球のイニング)です。第1エンドの先攻後攻は、バイス同士がジャンケンをして、勝った方が通常は有利な後攻を選びます。

予選第1試合: vs 午(うま)チーム

ジャンケンで負けて先攻スタートでしたが、いきなり6点もスチール(不利な後攻で得点すること)して快勝しました。

この試合では特にリードのショット精度が素晴らしくて最初に理想的なセットアップをしてくれるので、私が最後に投げる時には簡単なショットで済むことが多かったです。

予選第2試合: vs 辰(たつ)チーム

またジャンケンで負けて先攻スタートです。前半は強い相手に何とかくらいついていましたが、第3エンドに相手にハウス(的となる同心円)に石を溜められたピンチの時に、私のドロー(石を目指す場所に置きに行くショット)がショートして3点献上してしまいました。

3点を追う最終エンドは後攻なので、定石ではコーナーガード(ハウスの手前で左/右にずれた石)を置くのですが、ショット精度がイマイチの場合にその戦い方は難しいので、あえてセンター戦にしたところ、ハウス内に石が密集してどちらも作戦を考えるのに時間を使い、同点に追いつくにはミラクルショットが必要な盤面となりました。

最後の1投は本当は時間切れでしたが、難しいヒットロール(相手の石を弾き出した後に目指す所に停めるショット)をねらって投げたのが決まらず、負けてしまいました。

予選第3試合: vs 酉(とり)チーム

この試合から1人上手な人がスキップとして助っ人に入り4人チームとなって、私はサード(3番目に2投)兼バイス(副司令塔)役となり、ようやくジャンケンにも勝って後攻スタートでした。

サードとしての最初の2投は、難しいフリーズ(他の石にピッタリ付けるショット)を2回ともそこそこ決めることができて良かったのですが、お互いに後攻で1点ずつしか取れない試合展開でした。

1点リードで不利な先攻で迎えた最終エンド、結果的には2点スチールして勝つことができました。

予選第4試合: vs 未(ひつじ)チーム

初日最後の試合は、またジャンケンに負けて先攻でしたが、2点スチールしたところ、すぐにまた2点返されて、接戦の末、同点となりました。

これまでの試合に比べると、自分のショットが決まらないことも多く、ちょっと悔しい思いもしました。

この大会では、同点の場合は、両スキップが1投ずつしてハウスの中心に近い方が勝ちというルールです。最後に得点した相手チームが先にドローした石はハウスに届かず、こちらのスキップのドローはハウスに入ったため、勝ちを得て、初日は3勝1敗という予想以上の好成績となりました。

2日目の予選最終戦と順位決定戦

実は、翌日に定期検診で下部内視鏡検査を受ける予定があるため、今日1日は、試合があるにも関わらず、とても質素な検査食を食べることになっています。朝食も、こんなメニューでした。味噌汁には麩しか入っていません。

予選第5試合: vs 戌(いぬ)チーム

バイスの私がジャンケンをして初めて勝って後攻スタートでしたが、強い相手に連続スチールされ、前半で4点差をつけられてしまいました。

第3エンドで相手のミスもありましたが、なんと一挙に4点あげて追いつきました。不利な先攻ですが同点で迎えた最終エンド、相手のラストショットまで勝敗が分からない接戦でしたが、1点スチールして勝ちました。

これで予選リーグは4勝1敗で、リーグ単独2位となりました。ちなみにリーグ1位は、予選で唯一負けた辰チームで予選全勝でした。

3〜4位順位決定戦: vs 亥(いのしし)チーム

両リーグの2位チーム同士で戦う3〜4位順位決定戦は、予選の後半3試合に入っていただいた頼り甲斐のある助っ人の方が外れて、また3人チームに戻り、私は最後の2投を投げるスキップ役に戻りました。

先攻スタートでしたが、いきなり3点スチールしたものの、その後は1点ずつ返されていき、最終エンドは途中まではたくさんのセンターガードの裏にこちらの石がナンバー1(ハウスの中心に一番近い石)として隠れている良い展開でした。

しかし、相手が難しいアングルランバック(斜めにぶつけた石で相手の石を弾き出すショット)を決めてからは形勢逆転で、最後の私の2投はどちらも難しいランバックでしたが決まらず、同点に追いつかれてしまいました。

同点の場合はスキップ同士のドロー勝負です。最後に得点した相手スキップが先に投げて、中心からわずか20〜30cm離れた所に停まる見事なショットを決めました。それより近いところにドローしなくてはいけないだけでも相当のプレッシャーですが、他のシートの試合は終わっていてギャラリーも多く、ますますプレッシャーがかかります。

相手のショットの軌道も参考にして目標位置を慎重に決めて投げた一投は、いい感じで滑って行き、チームメート2人のウェイトジャッジ(石が動いている間にどこに停まりそうかを予測判断)とそれに応じたスイープ(ブラシで石の前を掃くことで距離を延ばす)も素晴らしくて、なんとハウスのど真ん中にピタリと停まりました。

一日中練習していても滅多に出ないボタン(ハウスの中心)ドローを試合のプレッシャーのかかる大事な局面で決めたことで、チームメイトからも、相手チームからも、周りで見ていた他のカーラーからも祝福してもらえて、最高な気分で大会を総合3位で終えることができました。

表彰式

主催者の愛知県カーリング協会のスタッフの方々が、愛知県にちなんだ凝りに凝った素敵な賞品の詰め合わせを12種類用意してある中で、1位のチームから順番に好きなのを選んでいきました。

チームメイトのお2人が、私に賞品選択権を委ねてくださったので、大好きな「味噌煮込みうどん」が入っている賞品を選ばさせてもらいました。

初めて参加したオープン大会で、期待以上の高順位だったことも嬉しいですが、素晴らしいチームメイトに恵まれて終始楽しく試合を進めれらたことが何よりで、想い出に残る大会となりました。

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