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刻々と変化する立山の日の出ショー
昨晩の夕食後に、ホテルのスタッフの方が、明朝の日の出は6:40に立山の大汝山から登ると教えてくれたので、5時に起きて暖かい格好をして、見晴らしの良い所まで歩いて行きました。
5:35 空は雲ひとつない快晴で、昨日の朝のような雲が赤く染まる朝焼けは期待できないですが、剱岳の頂上に最初に朝日が当たるのではないかと考えて、待ち構えていました。
5:40 剱岳の方ばかり眺めていたら、一昨日の夕食時に朝焼けのことを教えてくれたホテルのスタッフの方が通りがかって、反対側の景色もきれいですよと教えてくれました。
振り返ると、富山市街方面の空が、青と赤のきれいなグラデーションに染まっていました。この人には、本当に何度もお世話になったものです。
5:57 剱岳山頂付近の山肌にほのかな朝日が当たり始めました。
6:10 ホテルの向こう側に見える大日尾根を照らす朝日が段々と大きくなってきました。
6:40 地獄谷から昇った噴煙の名残が、朝日で輝き始めました。
6:42 立山本峰の大汝山と雄山の間から、とうとう太陽が顔をのぞかせました。
6:43 あっという間にすっかり姿を現した太陽に照らされて、身体がほんわり暖かくなりました。
すっかり満足してホテルに戻り、7時からの朝食バイキングをいただきました。
日本一高所にある硫黄臭ぷんぷんの温泉につかる
昨日、室堂ハイキングをした時から気になっていた温泉に、今日はまず行ってみることにしました。
ホテルをチェックアウトして、昨日と同じく9時の始発バスで室堂ターミナルへ行き、みくりが池まで歩いて来ました。
今朝も、絵葉書のような景色が広がっています。
池のすぐ先にあるみくりが池温泉は、日本一高所(標高2410m)にある天然温泉で、昨日立ち話しをした地元のガイドの方が、「この温泉につかった後は、硫黄の匂いがぷんぷんになるので新幹線に乗れない」と、おっしゃっていました。
感染対策で更衣室に一度に3名までという制限があり、1時間待ちの行列ができることもあるそうですが、朝一番に来たので運良くぎりぎり3人目で待たずに入れました。
湯の花で白濁したお湯は、期待通りにとても温泉らしくて良かったです。
弥陀ヶ原で湿原一周ハイキング
室堂ターミナルに戻り、下山するバスを途中下車して、最後に弥陀ヶ原(バス停の標高1930m)をハイキングすることにしました。
バスが着く少し前に、車窓から今から歩く台地を一望できました。
2時間後のバスを予約して、湿原を一周する外回りコースを時計回りに歩き始めると、最初は車道に沿った面白みのない道でしたが、木道に入ると富山市街方面も望める景色の良い道になり、思ったよりグングン下って行きました。
半分ちょっと歩いた所で、景色も良く休憩できる場所があったので、ピクニックランチにしました。
そこからは気持ちの良い木道をだらだら登りで戻る感じで、池塘が点在する湿原らしい景色を楽しめました。
天気に恵まれた2泊3日の高原の旅でした。