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今日のゴールとなる羽村堰の駐車場に車を駐めて、JR青梅線で羽村駅から青梅駅に移動し、9時半過ぎに歩き始めました。
関東平野に出て、第2ステージが始まる
多摩川の左岸に一番近い車道をたどりながら歩き、最初の橋(調布橋)から上流側を見ると、前回のゴールの釜の淵公園が対岸から半島のように突き出しているのが見えました。
次の橋(下奥多摩橋)を過ぎると、ますます川幅が広がってきて、この辺りで、奥多摩の山間を流れて来た多摩川が、関東平野に流れ出した感じがしました。
多摩川歩きは、上流域の第1ステージを終えて、中流域の第2ステージが始まりました。
最上流のスポーツ公園を通り抜ける
住宅地内の車道をたどって歩いていましたが、いよいよ川沿いに遊歩道がある所に出ました。青梅市の河辺下グラウンドです。
これまで、水面よりずっと高い所に付けられた車道を歩くことが多かったですが、ここでは、多摩川の流れはすぐそこで、水に触れることもできます。
広大な河川敷に、テニスコート、野球場、サッカー場が並んでありました。多摩川の河川敷で一番上流にあるスポーツ公園になります。
サッカー場の先で、遊歩道は、圏央道の鉄橋の下をくぐりました。
ここで遊歩道は一旦途切れて、またしばらく住宅地内の車道をたどることになります。
隠れ家的で愉快なカフェを見つける
Google Mapを見ながら歩いていると、行き止まりの道を少し上流側へ入った所に「イチローさんのキマグレカフェ」という面白い名前のお店があるのを見つけました。
そろそろ11時半でお腹も空いていたので、そこでお昼にすることにして、行ってみると、なんと、小さな観覧車まである建物でした。
中に入ると、凄まじい内装で、見てるだけで楽しくなります。
中は意外に広くて、室内のテーブルも素敵でしたが、外にテラス席も2〜3段あり、多摩川を眺められるテーブルでランチをいただきました。
今日は気温が低くて、ピクニックランチにするのは寒いかもと思い、お弁当は持って来なかったのですが、こんな素敵なお店で食事できたので正解でした。
ちなみに、写真は撮り忘れましたが、テラス席にあるお手洗いも必見です。
我が家の水道の取水口を確認する
そこからもう少し車道をたどると、小作(おざく)取水堰がありました。
写真(↑)の一番右側が土砂吐ゲートで、写真では分かりませんが、両側の一番外側には魚道もあります。
この堰のすぐ上流側にある取水口から取り込んだ水は、写真(↓)の沈砂池を経て、多摩湖と狭山湖、さらには東村山浄水場へと流れて行くそうです。
東村山浄水場から給水されている我が家の水道の水は、ここで取水されていることが分かりました。
川沿いの遊歩道が徐々に始まる
またしばらく車道をたどった後、いかにも遊歩道という感じの土手道が始まりました。ここから河口までは残り55kmとのことです。
未舗装の細い遊歩道は、やがて立派なサイクリングロードに進化しました。
しかし、700mほどで、また遊歩道は一旦途切れて、車道に出たすぐ先が、今日のゴールとなる羽村堰でした。
玉川上水が始まる世界でもユニークな羽村堰
羽村堰は、世界でもここだけの投渡堰という仕組みで、増水時には丸太や木の枝の柵をわざと流してしまうことで、大自然の力から堰を守っているそうです。
ここで取水された水は、玉川上水となって四谷まで流れ、かつては江戸市中へ飲み水を提供していました。
写真(↑)が、玉川上水が始まる場所です。都内のあちこちで、玉川上水が流れている所を見かけたことがありましたが、ここがその出発点であることを認識しました。
今日の歩行距離は10km強、歩行時間は約3時間でした。