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三重県の湯の山温泉に3連泊します。
名古屋港水族館でペンギンたちに再会する
朝6時前に自宅を車で出発し、海老名SAで朝食を食べて、11時過ぎに名古屋港水族館に着きました。
ここは、延べ床面積が日本最大で、マニアが選んだ日本で一番“いい”水族館でもあるそうですが、我が家としては、ここのペンギンたちを見に来ました。
今年2月の南極クルーズ中に見たジェンツー、アデリー、ヒゲペンギンに加え、もっと高緯度の南極にしか住んでいないため見られなかったコウテイペンギン(↑写真の中央の2羽)もここで見ることができました。
南極で見た時と同様に、ジェンツーペンギンは、ここでも元気に走り回っていて、目を楽しませてくれました。
ロマンチックな奇跡の生物に出会う
水族館は、新型コロナウイルス感染防止のため、多くのイベントが中止でしたが、イルカとシャチのショーは観ることができました。
一通り館内を見学した中で一番おもしろかったのは、これです。
英名Venus’ Flower Basket(ヴィーナスの花かご)、和名カイロウドウケツ(偕老同穴)の中に、2匹のつがいのヒメドウケツエビが住んでいるのです。
小さい時に入り込んで、身体が大きくなるともう外には出られず、一生をこの花かごの中で添い遂げるエビだそうです。
馴染みの南極観測船“ふじ”を乗船見学
水族館のそばに、日本の2代目の南極観測船ふじが繋がれていたので、乗船して見学しました。
私の小学校入学前から大学卒業後まで現役だった日本の2代目の南極観測船なので、今はすでに4代目の“しらせ”になっていますが、私にとってはこの“ふじ”が一番馴染みがある感じです。
研究者や士官の部屋は、そこそこ快適そうな2人部屋ですが・・・
一般船員は、ハンモックのように揺れる3段ベッドがぎっしり並んだ、今なら「密だ!」とすぐに言われそうな大部屋で寝ていたようです。
かわいそうな“ふじ”と4本マストの帆船を見下ろす
次に、“ふじ”の横にそびえ建つ名古屋港ポートビルの展望台に登りました。
写真(↑)の海面の奥が名古屋港水族館で、そこから左手の歩行者専用の橋を渡って、手前の南極観測船を見に来たのですが、なんと、“ふじ”は、その橋によって完全に閉じ込められています。
橋に可動部分は無かったし、“ふじ”を空から入れたわけはないので、係留した後で橋を建設したのでしょうか。何となくかわいそうな感じです。
展望台から海側を見ると、こちらは嬉しい驚きですが、4本マストの帆船が寄港中でした。
マストより高い所から帆船を見下ろせるチャンスは滅多にないので、ちょっと貴重な写真です。
この型の帆船は、日本丸か海王丸なのですが、どちらでしょうか?
下に降りて近づくと、日本丸でした。乗船はできませんでしたが、前から後ろからたっぷりと眺めることができました。
ちなみに、遠目にはそっくりな日本丸と海王丸の見分けポイントは・・・
- 船首から船尾まで船腹に描かれた線が、日本丸は1本、海王丸は2本
- 救命艇の色が、日本丸は赤、海王丸は白
- 海王丸の船首像は、笛を持っています
日本丸と海王丸の船首像は姉妹で、その名前は、日本丸のは姉の藍青(らんじょう)、海王丸のは妹の紺青(こんじょう)だそうです。
見分け方の覚え方を考えてみました・・・
海に白い小舟
- 海:海王丸
- に:2本線
- 白:白い救命艇
- い:妹
- 小:紺青
- 舟:笛(ちょっと苦しいですが「ぶね」と「ふえ」と音が似ているので)
湯の山温泉の宿にチェックイン
名古屋港水族館から1時間ほどのドライブで、湯の山温泉に着きました。
去年入会したポイント制タイムシェアリゾートの施設で、キッチンや洗濯機付きです。
夕食は、菰野町のイオンタウンで買い出ししてきた食材で、カワハギの煮付け、メカブの酢味噌和え、赤ワイン、ご飯、デザートにチーズタルトをいただきました。
温泉は、露天風呂がないのはちょっと残念でしたが、最初から最後まで1人だけで貸切状態でした。