ドレーク海峡を横断してガラディナーに参加

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ル・ボレアル号は、今日も1日ドレーク海峡を南極に向かって進んでいます。

船は揺れても朝食バイキング

海は、昨日ほど荒れていませんが、まだ結構うねりがあって、船は揺れているものの、朝食のバイキングは、しっかりいただきました。

一昨日の就寝前と昨晩、アネロンという酔い止めの薬を念のため飲んでおいたのが効いたのか、船酔いせずに済みました。

成果ありのワイルドライフ・ウォッチング

今朝もワイルドライフ・ウォッチングがあり、飛んでいるワタリアホウドリ(Wondering Albatross)を写真に撮ることができました。

ナチュラリストの説明によると、翼の白黒の模様からして、かなり高齢とのことです。

他にも、キングミズナギドリ(King Petrel)、ススイロアホウドリ(Sooty Albatross)と、クジラの潮吹きと背中も見ましたが、写真を撮る前にいなくなってしまいました。

9時からは最初のレクチャーがあり、ペンギンの生態や見分け方についての話を聞きました。

南極クルーズ中に見られるペンギンは、ジェンツー(Gentoo)、アデリー(Adelie)、ヒゲ(Chinstrap)の3種類で、今回はそこまでは行かないので見られませんが、南極圏に住むコウテイペンギンだけが氷の上で繁殖するそうです。

その後、カヤックツアー参加者には必須の乗り降り方法の説明会に行きましたが、これはすぐに終わりました。

シーフードたっぷりの地中海風ランチ

いつのまにか大きなうねりは収まって、揺れは感じるけど、南米クルーズ中くらいの海に戻っていました。

ランチは、昨日は荒天のため閉まっていた6階にあるレストランに初めて行ってみました。

昨日のアフタヌーンティーの時に初めて他の日本人に会ったのですが、そのOご夫妻と廊下でまた会ったので、一緒にランチをしました。

今日は「地中海風ランチ」とのことで、エビなどのシーフードがたっぷりで嬉しいです。

ワクワクする明日のエクスペディション計画

15時からは、明日のエクスペディションの説明と、南極大陸の特に氷についてのレクチャーがありました。

西風が強いので、その影響をもろに受けるサウス・シェトランド諸島はすっ飛ばして、南極半島の東側に回り込み、

  • 午前中は、ブラウン・ブラフという所に上陸
  • 午後は、その先のウェッデル海で卓状氷山を見ながらの航海(場合によっては、ゾディアックに乗ってクルーズまたは上陸)

をするそうです。

聞いているだけでもワクワクするくらい、今からとても楽しみです。

その後、上陸する際に一番外側に着る服やリュックや杖などに、南極の生態に影響を与えるような土や種などが付いていてはいけないので、掃除機のようなもので除染を行いました。

驚愕の「世間は狭い!」

この南極クルーズに申込んだ後、特別なディナー(ガラディナー)が2回ほどあるので、ふさわしい服装を持って来るようにとの案内がありました。

今晩その1回目が催されるとのことで、一応持ってきた生成りのジャケットを着ましたが、長い南米旅行に余分な荷物は持てないので、足もとは革靴ではなく、普段のアウトドア用のモンベルの靴を履いたままです。

ロビーで会ったOご夫妻と一緒に、シャンパンを受け取って、まずはシアターに着席して、歌を聴きながら始まるのを待ちました。

Oご夫妻と話をしていると、南米クルーズの時にもあった「世間は狭い!」よりもっと凄いビックリが、またまたありました。

なんと、私が大学生の時に探検部で同期だったO君の奥さんが、O夫人の妹さんだったのです!

フレンチ・コース料理のガラディナー

ディナーに先立って、エティエンヌ・ガルシア船長の挨拶がありました。写真の中央左でマイクを握っている方です。

その右隣がエクスペディション・リーダーのジョン・フリックで、2人は何かにつけて好対照なのがユーモラスでした。

レストランに移動し、オーストラリア人カップルと相席になり、メニューが配られました。

今晩の特別なディナーは、クラシックかベジタリアンかを選べば、後は予め決まった料理が順番に出てくるようです。当然クラシックにしました。

見かけも味も素晴らしいフレンチのコース料理でした。

  • Taro chips, crab and cilantro remoulade

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