東海道歩き22: (小坂井)→御油宿→赤坂宿→(本宿)

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今日は、豊川市にあるJR飯田線の小坂井駅から、岡崎市にある本宿駅まで、おおむね名鉄名古屋線に沿って歩きます。途中で旧東海道の2つの宿を通りますが、1つ目の御油宿には、天然記念物にも指定されている立派な松並木がありました。とても風が強い日でしたが、老木で枝が折れて落ちてくるからなのか、こういう時に通るのは危ないのだそうです。

御油宿から次の赤坂宿までは、旧東海道の中で宿間の距離が一番短く、本当にすぐでした。赤坂宿で目を引いたのは、300年前に建てられた大橋屋という旅籠です。ここだけタイムスリップしたような建物でした。

赤坂宿を過ぎると、両側の山がだんだん迫って来て、旧東海道は今の国道1号線と合流し、少し離れていたところを走っていた名鉄の線路も東名高速もすぐ隣を走るようになりました。道はわずかにずっと上り坂でしたが、峠というほどの峠ではないものの、やはり両側は低いながらも山なので、できるだけ平地に道を作ろうとすると、このように狭いところに凝縮されるのが、歩いているとよく分かります。

今日のゴールの本宿駅の手前に、家康が幼少の頃にここで勉学をしたと言われる法蔵寺に立ち寄りました。川沿いの道からお寺に行こうとすると、何と桜の花が咲いていました。いったいどういうことなのでしょう。

法蔵寺は、人気がなくひっそりとしていましたが、いろいろと見どころがある境内を歩き回っていると、何と、ここに新撰組組長の近藤勇の首塚がありました。東京で処刑された後、首が京都に運ばれて三条大橋の西にさらされていたのを同志が持ち出したそうです。

今日の旧東海道歩きのゴールは本宿駅ですが、今晩泊まるホテルの近くにあった豊川稲荷を暗くなってから訪れました。暗い境内を歩くのは肝試しのようでしたが、見所満載だったので、明日の朝、明るくなったらまた来ようと思います。

小坂井駅から本宿駅まで歩いた距離は16.5km、今日一日で2万7千歩でした。

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