チュニジア03: チュニジアンブルーに魅了され、イスラム第4の聖地に向かう

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美しいシディ・ブ・サイドの街を歩く

次の目的地のシディ・ブ・サイドは、カルタゴから一本道で5~10分。街に入ると、白壁にチュニジアンブルーでペイントされたドアや窓のある素敵な建物が目に飛び込んできました。

車を駅裏に停めて、ゆるやかな上り坂を歩き出すと、観光客が多くて、みやげ物屋が連なっていて、とても賑やかです。湧き水を多くの人がペットボトルで汲んでいましたが、お腹を壊しそうなので止めておきます。

ダール・エル・アンナビという富豪の別荘が一般に公開されているのを見学しました。妻は「かなり理想に近い内装。こんなお屋敷に住みたかった。」と言っています。

パティオでは嬉しいことにミントティーが振舞われましたが、覚悟していたとおり、すごく甘かったです。

階段や屋上もと~ってもお洒落で、屋上からはチュニジア湾、地中海まで眺められました。

メインストリートの坂を上りついた所のカフェ・デ・ナットという人気のカフェは、昼下がりの一番暑い時間帯だったので、人影はまばらでした。

この辺りから見下ろす地中海の青い色がとってもまぶしかったです。

カルタゴに戻り、超暑い中、共同浴場跡を歩く

午前中はどうしてもたどり着けなかったカルタゴのアントニヌスの共同浴場へ再び行くと、あれほどいた警備の人たちがウソのように消えていました。隣の大統領官邸に要人でも来ていたのでしょうか。

炎天下のもと日陰を探しながら遺跡を見学しました。

暑い、とにかく暑い。数分おきに水分補給です。観光客も少なかったです。

おっさんバイクの案内で、ケロアンのホテルにたどり着く

次は、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐイスラム第4の聖地ケロアンに向かいます。高速道路に乗り、チュニスの大都市を抜けると、アフリカの大地を感じさせる風景へと変わりました。

ケロアンは、街の造りが複雑でイスラム色たっぷりで混沌としています。もう17時半を回っているので、停車してガイドブックを見て、2つ星のチュニジア・ホテルを目指すことにしました。

すると、車の窓をトントンと叩くバイクに乗った兄ちゃんが「グランド・モスク、こっちだ、付いて来い!」みたいなことを言っています。ホテルをめざして走っていても車の側から離れてくれません。案内してガイド料をもらおうとしている感じです。

どうにか兄ちゃんを振り切ると、また別のおっさんがバイクに横座りして付きまとってきました。車の後部にはレンタカー会社のステッカーが貼ってあるし、見るからに我々は外国人なので、目立ってしまうようです。

「チュニジア・ホテルに行きたい」と伝えると、付いて来いとの合図。ホテルの近くを走っているのに、とにかく一方通行が多くて、細い人通りの多いゴミゴミとした道を右へ左へ。

ようやくホテルが見つかりました。おっさんは車をここへ停めろと手招き。ホテルの入り口から十数メートルの良い場所です。

おっさんはフロントの人に何か交渉している様子だったけど、明日はガイドはいらないとはっきり断り、1ディナール(73円)のチップを渡しました。

イスラム第4の聖地ケロアン

夕食のレストランを探しながら、昔キャラバン隊がくぐってきたであろう門を入り、メディナ(城壁に囲まれた旧市街)を歩きました。

夕食は、ホテル裏のレストランで、前菜、メイン、デザートを数種類の中から選べる定食1人分を2人で食べてちょうどの量でした。チュニジアン・サラダと名物のクスクス(チキン、ヒヨコ豆、野菜)を選び、デザートに注文したヨーグルトは、店員が近所に買いに行ってました。


ホテルの部屋は、40ディナール(約3000円)で、天井が高く広々していて、バスルームも広く、大型バスタブにたっぶりお湯を使えて快適でした。

今日の走行ルートです。

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