チュニジア02: カルタゴの古代軍港でピクニックする

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美味しい朝食の後、空港でレンタカーを受取る

昨晩到着した時の印象は悪いホテルでしたが、朝食のバイキングは良かったです。オーヴンで焼いたズッキーニ、ナス、トマトなどもあり、特にカフェ・オ・レとクロワッサンがとってもおいしかったのは、かつてフランスの保護領であった影響でしょうか。もちろんイスラム色の強いチュニジア独自の料理もありました。

空港のレンタカーオフィスが開くのが9時からなので、時間調整にホテル周辺を散歩しました。ホテルから2~3ブロックの路地にチュニジアの国旗が連なっていたのをたまたま撮影したこの写真が、帰国直前のとんだハプニングを解く鍵になっていたのでした。

レンタカーを受け取りに空港までメーター制のタクシーで行くと、4ディナール(約300円)でした。昨晩の15ディナールは、やはり払い過ぎです。

レンタカーは、マニュアルのコンパクトサイズを6日間借りて574ディナール(約42,000円)でした。

憧れの地「カルタゴ」を巡る

最初の目的地は、妻が中高生の頃に東京でカルタゴ展なるものを見学して以来、いつか絶対に行くと決めていたカルタゴです。

ところが、空港からなかなか目指す道路に乗れません。30分ほど道に迷った末にカルタゴに到着しました。

まず、古代カルタゴの中心、ビュルサの丘に行きました。紀元前にローマ帝国がポエニ戦争でカルタゴを滅ぼす前のポエニ人(フェニキア人)の住居跡の遺跡が広がっています。

丘の上に建つサン・ルイ教会も見学しました。教会と言っても、外見も内装もイスラム風なのが面白いです。

丘の上にあるカルタゴ博物館で、ローマにギリシャ、エジプトが微妙にからんだ興味深い展示物を見ました。そこにあった絵を見ると、古代の丸い軍港の形が面白く、丘と軍港の位置関係もよく分かります。

その丸い古代の軍港が、丘の上から望めました。

古代軍港のほとりでピクニックをしようと、メインストリートにあったフランス系高級スーパーのモノプリで買い出ししました。

ついでに、これから砂漠地帯へ行くので、1.5L入りのミネラルウォーター6本入り(1本23円)も購入。氷も買えて、クーラーボックスに冷たい飲み物をたっぷり用意できて一安心です。

軍港のほとりに行き、パン、チーズ、チキンのグリル、モモ、イチゴジュースでピクニックランチにしました。イチゴ100%のフレッシュジュース(約200円)に、妻は「世界一おいしかった!」と言ってました。

日向は暑いけれど、木陰は快適です。ここで古代カルタゴが諸外国との交易を行なっていたと思いを馳せるのは実に楽しいです。

次に、アントニヌスの共同浴場へ向かいましたが、隣が大統領官邸なせいか、警備の人がそこらじゅうで警戒にあたっていて、どうしても浴場跡へ近づけませんでした。

大統領官邸には、白く長いマントを付けたカッコいい衛兵がいましたが、写真撮影禁止なのが残念です。

仕方ないので、チュニジアで最も美しい街と言われるシディ・ブ・サイドへ先に行くことにしました。

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