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定番イベント
オークランドを出て5日目にようやく最初の寄港日を迎えましたが、ケアンズに入港するのは15時なので、午前中はまだ船内の定番のイベントにいくつか参加しました。
1つ目は、プラチナ以上の特典で無料で参加できる船の舞台裏ツアーで、シアターのバックステージ、ランドリー、ギャレー(キッチン)を見学しました。

2つ目は、定番の寿司作りデモで、前のクルーズでは最後にできた寿司が観客に配られたので、それを期待していましたが、今は暑い地域を航行中なためか決められた基準の温度外ということで、さっさと片付けられてしまいました。

3つ目は、ラダートスのゲームで、これは人が集まらずお流れとなりました。

ケアンズ入港
お昼頃、ケアンズ沖にあるグリーン島が遠くに見えてきました。ここはもうグレート・バリア・リーフの一部です。

前にケアンズに来た時にグリーン島でもスノーケリングをしましたが、ここはちょっと期待外れで、その後さらに沖にあるアウターリーフへ行くと素晴らしい珊瑚礁や美しい魚たちに出会えました。
今回の短縮されたケアンズ寄港の日程でもグリーン島までなら行けなくもないですが、アウターリーフは時間的に無理なので、ケアンズ寄港中は個人で市街観光をすることにしました。
14時頃、タグボートが並走しながらケアンズに入港しました。

船はダウンタウンまで歩いてすぐのとても便利な場所に着きました。

ところが、ケアンズはオーストラリアで最初の寄港地なので、1人ずつの入国審査に時間がかかり、我が家は比較的早い方でしたが、クルーズターミナルから外に出られたのはほとんど16時半でした。

エスプラネード散策
まずは海岸沿いのエスプラネードを歩いて街の方へ向かいます。夕方になってもケアンズは思った以上に暑く、できるだけ日陰を歩くようにしました。

1kmほど行くと、ケアンズ・エスプラネード・ラグーンと言うとてもきれいな人工プールがあり、明日の過ごし方としてここで泳ぐのも候補でしたが、我が家の秘密兵器のフローティングハンモックを持ち込めるか不明だし、波がないのもつまらないです。

明後日エアリービーチに寄港する時にも泳ぐので、明日は泳がずに植物園に行くことにしました。
さらに海岸沿いのボードウォークを歩いて行くと、街路樹におびただしい数の野鳥が飛んできてとまり、騒々しい鳴き声を上げていました。

前にケアンズに来た時にも同じような体験をし、その時はレインボウ・ロリキート(ゴシキセイガイインコ)というカラフルなオウムでしたが、今回は別の種類の鳥のようでした。
帰りは海岸から少し離れたメインストリートを歩いて、明日の植物園行きバスの乗り場と時刻を確認し、ショッピング・モールに寄って涼みました。
オーストラリア硬貨の謎
ケアンズの市内バスは現金が必要とのことで、モール内でUS$10だけオーストラリアドル(A$)に両替しておきました。

船室に戻った後で気づいたのですが、A$14.6あるはずなのにA$10.64しかありません。だまされたことと、その場ですぐに確認しなかった自分自身に憤慨しました。
と思ったら私の勘違いでした。
上の写真の紙幣の右下の1番大きな硬貨が50セント、左上の2番目に大きなのが10セントで、1番小さな2枚には「2」と書いてあるのでてっきり2セントだと思ったのです。
翌日、植物園に行くバスに乗る前に、A$10札でA$3のコーラを買って小銭を用意しようとしたら、お釣りに2セント玉が含まれていたので、アレッと思ってよくよく見ると「2 DOLLARS」と書いてありました。
結局、両替してもらったのはちゃんとA$14.6あったし、バスの1日券は1人A$1(約100円で安い!)なのでコーラを買う必要もなかったわけです。
どうしてオーストラリアでは2ドル硬貨の方が10セント硬貨より小さくて威厳がないのでしょう。
植物園で固有種の蝶に出会う
市内バスに乗ってケアンズ・ボタニックガーデン(植物園)に着きました。立派な施設なのに入場無料で、100円でバスが1日乗り放題なのも驚きましたが、ケアンズは太っ腹です。
園自体もかなり広いですが、道路をはさんだ反対側にはさらに遊歩道があって、たっぷりウォーキングを楽しめそうです。

まずは園内を一通り歩いてまわりました。

途中でとても美しい蝶が飛んできて近くにとまりました。

後で調べるとCairns birdwing(和名:ミドリトリバネアゲハ)という蝶で、オーストラリアのこの辺りにしかいない固有種だそうです。これを見られただけでも植物園に来た甲斐がありました。
園内を見た後、熱帯雨林の中のボードウォークを歩いてセンテナリーレイクスという所まで足をのばし、写真の湖を一周して、良いウォーキングができました。

ラーメンの2重価格
バスでダウンタウンに戻り、昨日も寄ったショッピング・モールに行き、気になっていたラーメン屋でランチにしました。

オーストラリアの1ドルは約100円なので、ラーメン1杯が1,800円もするのは高過ぎですが、ずっと昔の円高だった頃の1米ドルが100円と仮定すれば1,200円で、海外のきれいなモールならそれくらいするだろうなと思える価格です。
とりあえずそう思うことにして、私は担々ラーメン、妻は味噌ラーメンをいただきました。麺はちょっと固めでほぐれてなかったけど、スープや具は申し分なしで、期待以上に美味しかったです。
変わったステンドグラスの教会
歩いても行ける距離ですが、1日乗り放題のバスを使って、昨日前を通った時に気になっていたセントモニカズ・カテドラルを見に行きました。
奥の建物が素敵な教会そのものに見えるので入りそうになりましたが、上に書いてあるようにここはカレッジの入り口で、危うく不審者になるところでした。

カテドラルはその右隣の意外に地味な建物でしたが、中に入ると、天地創造から未来までをも現しているような、教会にしては変わった絵柄のステンドグラスが壁一面にあって楽しめました。

もうかなり歩いたので、またバスを利用して14時前に船に戻りました。
見直したメキシコ料理
16時から1時間ほどケアンズを出港する様子をバルコニーから眺めた後、2回目の特典を使って船のメキシコ料理レストラン「ロス・ロボス」で夕食にしました。
以前のクルーズで一度だけロス・ロボスを利用した時は、それほど美味しいと感じずあまり印象は良くなかったのですが、今回は頼んだものがどれもとても美味しくて、すっかり見直しました。

とても気に入ったので、次のクルーズでステーキのレストランを予約しておいた分は、ロス・ロボスに変更することにしました。