高尾山で紅葉とムササビを見る会

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高尾山を紅葉狩りをしながらのハイキング、暗くなってからはディックになって、野生のムササビが木から木へ飛ぶのを観察したり、星を眺めたりする日帰りイベントを行いました。

日暮れまで高尾山の頂上にいるためにはあまり早く登ってしまっても寒い思いをしそうだし、せっかく天気の良い週末に夕方から登るだけではつまらないので、オプショナルツァー(笑)として、

Pict11191)西八王子~高尾間の甲州街道沿いのイチョウが紅葉(黄葉?)してきれいなのを眺めながら散歩しました。ちょうど「イチョウ祭り」というのが沿道で行われていて、すごい人手です。自宅の庭先でガレージセールをしているところがたくさんありました。こんなの売れないでしょというモノ(古着の山)や、どうしてこんなの売っているのというモノ(まな板とか、でもこれは良く売れると通りがかりの人が話していました)まで、見ていると面白いし、皆楽しそうです。ビニール袋にジャージ詰め放題一袋500円なんてのもありました。

2)イチョウ祭りの人ごみでさっさか歩けなくて、言い出しっぺが集合時刻に遅れてしまいました(^^;。集まったのはKIKIさん、sugachanご夫妻、TMCさん、COOT。高尾山口駅の周辺も紅葉狩りの行楽客で賑わっていましたが、12時前だったので、まだお店は空いていて、名物っぽい山菜トロロそばで昼食。普段はウドン派なのですが、やっぱりせっかくこういう所に来たので、ソバにしました。

Pict1146_23)まだ早いので、トリックアート美術館で遊びました。私は前に一度両親を連れて来たことはあるのですが、気のおけない仲間と一緒にトリック写真を撮り合うのはとっても楽しかったです。

14時を過ぎて、ようやくケーブルカーに乗りました。もうこの時間だと下りは大混雑しています。展望台で都心方向や出来たばかりの圏央道などを眺めたり、途中のお寺に寄り道したり、後でムササビ観察をする予定の薬王院の境内を通り抜けて、のんびりと山頂を目指します。

後から合流する真昼のふくろうさんと何度か連絡を取り合おうとしますが、携帯は圏外ぎりぎりなので、肝心のところがなかなか伝わりません。

Pict1178頂上の閉店間際の茶屋で、おにぎりときのこ汁のちょっと中途半端な夕食を食べて(結局帰宅してまた食べなおしました)、山頂で夕暮れから夜景へと変わる頃の景色を眺めていたら、真昼のふくろうさん登場です。「おお、ふくろうさんが来た! ふくろうさんだ!」と皆で騒いだので、本人は周りを気にしてちょっとあわてていました。

暗い中、ヘッドランプをつけてピクニックテーブルでお湯を沸かして、クッキーと紅茶の怪しいティータイムです。

夜道を薬王院まで下り、先ほどの茶屋のご主人に聞いておいたムササビ観察スポットで、さーてムササビを探そうと木の上の方を眺めていると、すぐに一匹が音も無く滑空していきました。まだ真っ暗ではない夜空を背景に真っ黒な四角いシルエットがスーッと横切っていく感じです。「いた、いた、飛んだ、飛んだ、あっち、あっち」と皆で大きなささやき声で言っている間(あっという間)に見えなくなりました。

「見た?」「見た!」、「見た?」「見た!」・・・「見てない」、あれあれ、何と、薬王院にお賽銭をあげてお参りした人だけが見損なってしまいました。何てことでしょう。

その後、ムササビが着地したであろうあたりを探したり、ギュルルルルーとう鳴き声のする方に行ってみたりしましたが、飛ぶムササビが見られたのは最初の1回だけでした。

でもsugachanが持ってきた強力懐中電灯にムササビがまぶしくないように赤いセロファンをつけてもので、大きな木の上の方を照らしていると、一匹のムササビが意外にすばしっこく幹を登り降りしている姿が見えました。飛んでいる姿は四角いですが、歩いている姿は細長いです(当たり前?)。

天文に詳しいsugachanのおかげで、ホームズ彗星とアンドロメダ大星雲も双眼鏡で見ることができました。地球から見ると奥の方に延びている彗星の尾は見えないのですが、彗星にしてはとても大きく、黒い夜空に丸くうっすらと白っぽいシミの見えます。私の小口径で安物の双眼鏡だと見えないのに、Sさんの高性能のものだとしっかり見えます。双眼鏡にもこんなに差があるんですね。

ケーブルカーの運転はとっくに終了しているので、舗装された真っ暗な登山道をヘッドランプを点けて歩いて下りました。

ムササビも彗星も見られて大満足です。

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コメント

  1. sugachan2 より:

    レポートありがとうございます。ちょっと寒かったけど楽しかったです。まさか都内で野生のムササビを見れるとは。。
    これも、COOTさんの赤セロファンのおかげです。
    ホームズ彗星は、大増光したときは、まさかこのイベントのときまで見えるとは思っていませんでした(10日程度で暗くなってしまうのではないかと思っていましたから)が、良いほうに予想を裏切ってくれてみることができました!

  2. COOT より:

    今回のイベントは何と言ってもsugachanのおかげで楽しみが格段に大きくなりました。ありがとうございました! 今回は見逃した流星群にもいつかチャレンジしたいです。またよろしくお願いします。

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