ヤマネコ号で相模湾を帆走

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3年連続で5月3日にアーサー・ランサム・クラブ(ARC)の仲間とヤマネコ号(帆船Ami)でセーリングを楽しみました。

鎌倉時代の港跡

今年は逗子マリーナ発着で相模湾クルーズです。

一緒に乗船するARCのTさん&Tさんと鎌倉駅からバスに乗り、少し手前の飯島バス停から逗子マリーナに歩いて向かうと、海岸に出た途端に江ノ島富士山が目に飛び込んできました。

そこには「和賀江嶋」と書かれた石柱と説明板が立てられていましたが、目の前の小さな島は、北条泰時が執権の時に築かれた人工島で、現存する築港遺跡としては日本最古のものだそうです。

出港準備

連休中で活気のある逗子マリーナ内を歩いて行くと、ポンツーン(浮桟橋)に係留されたヤマネコ号では着々と出港の準備が進んでいました。

ヤマネコ号唯一の横帆であるフォアトプスルを後で展開できるように、クルーがマストを登って準備中です。

今年はARC旗も揚げさせてもらいました。

溜船長からチャート(海図)を使って今日のクルーズの説明がありました。

いよいよ出港です。

ヨットレース見学

マリーナの港外に出た途端、驚いたのは、海の色がとてもきれいだったことです。海底まで見えるほど水が澄みきっているし、エメラルドグリーンの海は、先月行ってきたばかりの太平洋の島々にまた戻ったかのようでした。

午前中は、大学ヨットクラブのディンギーのレースを見学しました。

なかなか始まらないので、かなり行ったり来たりすることになりましたが、スタート直前の場所取り合戦、一斉にスタートするところ、次々とカラフルなスピンネーカーを開くところなど、近くから見れておもしろかったです。

船上で機内食

私が舵を取って森戸海岸の方へ向かい、ビーチ沖でヒーブツー(セールを揚げたまま船を止めて漂泊すること)して、ランチタイムとなりました。

今年のランチは、なんとANAの機内食でした。いろいろな種類がある中で選んだこれも美味しかったし、どれも美味しそうでした。

海上の人気者

連休中なので海上も賑やかで、珍しい2本マストスクーナーであるヤマネコ号を見かけてそばに近づいてくるSUPや・・・

ディンギーやクルーザーがたくさんいました。中には声をかけてきたり、しばらく並走したりする船もありました。

ヤマネコ号は、いつでも海上の人気者です。

お気に入りの場所

久しぶりにマストに登ったり・・・

船首のハンモックで寝そべったり・・・

ヤマネコ号のお気に入りの場所を再確認しました。

帰港

8枚全部の帆を上げてフルセールのセーリングをたっぷり楽しんだ後・・・

次々と帆を下ろし、フェンダー(防舷物)を取り付けて、帰港の準備をしました。

最後は逗子マリーナの方がもやい綱を受け取ってくれて無事に接岸しました。

航跡

今日の航跡で、青が午前中、赤が午後です。

赤でゴチャゴチャしている部分は、帰港前に帆を下ろすために船を風上に向けたりしていたところです。

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