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帰宅日は決めず、次の行き先を前日か前々日に決めながら東北をめぐりました。
弘前城の動く天守閣を訪れる
妻の大学時代の親友Sさんが弘前に住んでいるので、待合わせ場所の弘前駅前で23年ぶりに再会しました。
妻は、Sさんの車で先に弘前公園に行って、歩きながら積もる話をしていました。ハート形の空もその時に見たそうです。
私はコインランドリーで洗濯した後に合流して、弘前城の天守閣を見ました。元の天守閣が残っている城は、日本で12しかないそうで、弘前城はその1つです。
しかし、天守閣が建っている場所に違和感がありまくりです。
実は、100年ぶりの城壁工事のために天守閣を一時的に移動しているそうです。天守閣全体をそのまま持ち上げて移動した時の様子をビデオで見ましたが、とても面白かったです。
城ケ倉大橋から色づいた山と渓谷を眺める
一緒に昼食をした後、Sさんとお別れし、次の目的地の酸ヶ湯温泉に向かいました。
途中にある城ケ倉大橋と言う所が、紅葉の見所だとSさんに教えてもらったので、そこで車を停めて、橋を往復歩きながら、色づいた周りの山々の景色を楽しみました。
橋の高さが122mもあるので、真下の深い渓谷を見おろすと、なかなかの高度感です。
とても雰囲気のある酸ヶ湯温泉の大浴場につかる
世界有数の豪雪地帯にある酸ヶ湯温泉は、硫黄臭プンプンで白濁した私の好みのお湯でした。ヒバ千人風呂と呼ばれる古い大浴場は、とても雰囲気があって、混浴と言っても衝立で仕切られていて、女性も安心して入れるようになっていました。
酸ヶ湯温泉あたりの紅葉が一番見頃で、温泉から十和田湖の方に向かってすぐの所にある地獄沼の景色は抜群でした。
十和田湖畔の宿で自炊する
酸ヶ湯温泉から奥入瀬渓谷に向かって道をどんどん下るに連れて、紅葉が緑の葉になり、十和田湖を半周してすっかり暗くなって、昨日予約しておいた十和田湖ホステルに到着しました。
おじさん1人で切り盛りしている古い建物で、雑然としていますが、家の中でキャンプしているみたいで面白い宿でした。共用キッチンがあるとのことで、弘前のスーパーで買ってきた食材で夕食は自炊してカジカ鍋にしました。