この記事は約5分でお読みいただけます。
メサベルデの断崖住居の遺跡を歩き、眺める
私はベーゲルとシリアルの朝食にしましたが、わりと寒いので、他の3人はラビオリとカップラーメンでした。
昨日予約しておいた9時からのクリフパレス・ツアーに参加しました。昨日とは別のレンジャーによるガイドで、面白おかしくというよりは真面目な感じの説明でした。
クリフハウスは、やはり断崖の途中に作られた住居の遺跡で、いつかどこかで写真で見て以来、実際に行って見てみたいと思っていた場所の1つです。
子供達は、自由に好き勝手に見るのが好きなので、もうガイド付きツアーは懲りたと言ってましたが、メサベルデ国立公園の一番の見どころであるこのクリフパレスや、昨日見たバルコニーハウスは、ガイドツアーに参加しないと見られないのです。
ツアーの後、崖の上をドライブして3〜4ヶ所から遺跡を展望しました。クリフパレスを上から眺めると、本当によくこんな場所に住んでいたものだと驚きます。
坂道をかなり下って、もう1つの見どころである「スプルース・ツリー・ハウス」を見に行きました。
ここはキバ(儀式用の部屋)の1つに入れるし、自由に歩けるようになっていました。
アーチーズ国立公園に到着し、ラッキーなキャンプサイトを確保する
もう12時です。メサベルデ国立公園を出発し、下の街にあったコインランドリーで洗濯して、ケンタッキーフライドチキンでお昼にしました。
コロラド州からユタ州に入り、モアブの街まで延々とドライブして、そこのスーパーで食料を買い、17時前にようやくアーチーズ国立公園に着きました。入り口のゲートでキャンプしたいと言うと、サイトが2つだけ空いているとのことで超ラッキーです。
ビジターセンターで、個人で行くには危険な「ファイリー・ファーニス」(焦熱の溶鉱炉みたいな意味で、暑く、迷いやすい)のツアーを聞くと、明日は10時と16時から3時間とのことです。時間的に厳しいので、これはパスすることにしました。
公園内に入ると、さっそくすごい景色です。もう写真もビデオも撮りきれないほど、右にも左にも、近くにも遠くにも、いろんな奇妙な形の岩があります。
ゲートから1時間以内にキャンプサイトを決めなくてはならず、キャンプ場まで40分かかるというので、途中の見どころには立ち寄らずに、まずは一番奥にあるデビルスガーデン・キャンプ場を目指しました。
空いているサイトを探していくと、一番上の駐車場にキャンピングカーが水平に広々停められるスペースが残っていて、本当に運が付いています。
デビルスガーデン・トレイルを歩き、アーチを見てまわる
アーチーズ国立公園内には約2000ものアーチ(穴の開いた岩)があり、特に形の良いものを歩いて巡るトレイルがいくつかあります。その中の1つ「デビルスガーデン・トレイル」をまず歩くことにしました。
全部歩くと7kmくらいあり、それほど歩く支度はしてこなかったけど、とにかく歩き始めました。まず「トンネルアーチ」へ向かうと、ウサギがいました。わりと近くなのに逃げません。
次の「パイン・ツリー・アーチ」はもっと大きく、穴の中には名前通りに松の木が生えていました。
ちょっと戻ってさらに奥へ。オウムかワシがとまってるような形の岩を過ぎて、だんだん風景もおもしろくなり、いよいよ「ランドスケープ・アーチ」です。
このアーチも、いつかどこかで写真で見て以来、行ってみたいと思っていた所ですが、実際に目にすることができて嬉しいです。
さらに奥へ向かって歩いているうちに雨が降り出して、空には黒雲です。前から急いで歩いて来た2人の青年に「もう戻った方がいい」と言われ、我が家もUターン。ビデオを濡らさないように帽子に包んで急いでキャンプに戻りました。
アーチーズ国立公園の夜
外は風が強くまだパラパラ降っているので、キャンピングカーの中で、キャットフィッシュ(ナマズ)のフライ、サラダ、ワカメの酢の物の夕食にしました。ビールとつまみのオリーブも美味しかったです。
水を節約するシャワーと洗い物の仕方を子供達に説明しました。息子は、生まれて初めて水のありがたさが一番よく分かったと言ってました。
21時になったので、レンジャーのスライドショーを息子と見に行きましたが、風が強いので息子は一度戻って妻とまた来たけどすぐ帰り、私も寒くなって帰ったら、娘が代わりに来ました。娘はずっとその後も動物の話を聞いておもしろかったそうです。