グランドサークル08: アーチーズをたっぷり見た後、最大のトラブルに見舞われる

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「デビルスガーデン」キャンプ場の周辺を歩く

アーチ(穴の空いた岩)だらけのアーチーズ国立公園内のキャンプ場で迎えた朝、6時半に起きてすぐ、子供達と近くに見えている山に登る散歩にでかけました。

ピューマ(Mountain Lion)に注意と書かれた立て札があちこちにあるので、用心して歩きました。注意書きには、出会ったら逃げずに立ちどまり、もし攻撃されたら戦えと書いてあります。子供達はその後いつもナイフを持ち歩いていました。

無事にピューマに出会うことなくキャンプに戻り、朝食も外のピクニックテーブルでいただきました。

朝食後、まず「サンド・デューン・アーチ」まで歩いて行きました。ここはアーチに行くまでの道中がとても面白く、大岩の割れ目の中の狭い所を抜けて、フワフワの砂の上を歩いて、子供達は途中から砂の横の岩に登って岩の上を楽しそうに歩いていました。

迷路のような「ファイリーファーニス」を眺める

キャンプ場を車で発って、まず、岩のごつごつぶりがデタラメで迷路のような「ファイリーファーニス」を展望台から眺めました。

迷いやすく危険なため、中に入って歩くには、ガイドツアーに参加する必要があるのですが、今日はこの後長いドライブがあるので、時間が足らず、遠くから見るだけにしました。

ごちゃごちゃした感じに見えますが、航空写真を見ると、基本的には岩は ||||| と並んでいるようです。

往復2時間歩いて「デリケート・アーチ」を見る

次は、いよいよ一番の見所である「デリケート・アーチ」への往復2時間のハイキングです。

最初は、明確な道を歩き、次に岩の上をケルン沿いに登って、岩の後ろへ柵を伝って行くと、突然アーチが現れました。

とても地形が面白い所で、アーチは崖の縁に立っていて、崖の反対側は窪地になっています。

娘は、王座のような岩に登って特等席からアーチを眺め、息子は、その隣の岩に登って、皆、思い思いの場所からアーチを楽しみました。

最後に、「3, 2, 1, パシャリ」と、皆で記念写真を撮りました。

暑い中、何度も水分をとりながら歩いて車に戻ると、息子が、双眼鏡を使えば駐車場からでもデリケート・アーチが見えることを発見しました。

アーチーズの残りの見どころをまわる

次は、「ウィンドウズセクション」と呼ばれる所で、まず、面白い形の岩がたくさん立っている「ガーデン・オブ・エデン」を見ました。

次に、写真の「サウスウィンドー」、「ノースウィンドー」、「タレットアーチ」をめぐるトレイルを、暑い中、麦茶一本を持って、ぐるりと歩きました。

さらに、写真の「バランスロック」を見て、2つの展望台に立ち寄り、そこで昼食にしました。

またビジターセンターに寄った後、13時過ぎに、アーチーズ国立公園を出発しました。

キャニオンランズ国立公園

次の目的地「キャニオンランズ国立公園」では、まず一番奥にある一番人気のグランド・ビュー・ポイントに行きました。

暑く、グランドキャニオンを見た後だと、景色はいまいちに感じました。目が贅沢になったものです。

今旅行中の最大のトラブルに見舞われる

明日行くブライス・キャニオンに少しでも近づいておくために、その後はずっと荒涼としたところを運転していました。そのうちに車がガタガタとかなり振動するようになって、路面が悪いのかなあと思いながら少しスピードを落として走り続けました。

ようやくあった小さな村を抜けて、さらに走っていると、突然パタンパタンと音がしだして、路肩に停めて見てみると、後ろの右側のタイヤの外側(両側それぞれに後輪は2つずつタイヤがある)がパンクしていて、パンクしたのに気づかずにずっと何十キロも走っていたので、とうとうバーストしてゴムの破片が車体に当たる音でした。

携帯の電波も届かない地域なので、時速40kmくらいでパタンパタンいわせながらそのまま次の村まで走ることにしました。ところが、その村には何にもないので、さらに走っているうちに、だんだんめくれたゴムの破片が大きくなってきて、とうとうバタンバタンすごい音がするようになりました。

破片がタイヤから完全に取れてしまえばまだいいのですが、40cmくらいベローンとめくれてぶらぶらしているのが、芯はスチールなので取れなくて、仕方なく、タイヤが回転するたびにそのブラブラを車体に打ちつけながら、すごい音をたてつつ、時速10kmくらいで進みました。(写真は、翌日撮ったものです。)

後ろから来る車には先にいってもらい、停まっている車を追い越していく時には、皆からビックリした顔で眺められ、そういう状態で1~2時間走り、ようやくキャピトルリーフ国立公園のビジターセンターで公衆電話が1つだけあるのを見つけました。

キャンピングカーを借りてる会社に電話して、今度はそこの人が、この何にもない砂漠の真中みたいな所に一番近いどこかの自動車修理の会社を探しまくります。20分くらいかかってようやく見つかり、そこの人が40分くらいで来てくれるとのこと。

待っている間に車内で夕食のカレーを作り始め、もう日が暮れてしまった頃、ようやく修理の人が来て、手際よくタイヤを交換してくれました。自家用車なら自分でも交換できるけど、キャンピングカーは素人には難しいので、あらかじめ工具は取り外されていて、必ず交換はプロにしてもらうことが借りるときの取り決めになってました。

それから初めて夜暗い中をキャンピングカーを運転して、キャンプ場のある所まで行き、もう事務所も閉まっていたので勝手にキャンプして、料金は翌朝払うことにします。

ようやくビールを飲んで、カレーを食べて、23時に寝ました。

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