ポーランド11: 世界遺産の木造教会と花柄のザリピエ村を巡る

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世界遺産の木造教会の1つ目を訪れる

今日からレンタカーでの旅です。アパートで朝食を済ませて、8時前に出発しました。

今日は、世界遺産のマウォポルスカ南部の木造聖堂群を観ます。登録されている6つの木造教会のうち5つを今日は巡り、残る1つは4日後にクラクフに戻る際に寄る予定です。

約1時間で、リプニツァ・ムロヴァナにある1つ目の木造教会「聖レオナルド聖堂」に到着。小雨の中、黒っぽい建物を一周歩きましたが、鍵がかかっていて中は見られませんでした。

電話すれば開けてくれるという情報もあり、ポーランド語で「教会を開けてください」(先週のクルーズ中に何度も使った「ロックを開けてください」とほとんど同じ)を調べて練習しておいたのですが、案内板の電話番号の所が黒塗りされていました。

次に向かう途中、同じ様な木造教会が、目を引く帆船と一緒にありました。世界遺産に登録されている6つ以外にも、よく似た木造教会がこの辺りには点在しているようです。

花柄のかわいいザリピエ村の民家を訪ねる

次の木造教会に向かう前に、家々に花柄のペイントが施されているザリピエという小さな村に寄り道しました。

最初にドム・マラーレックという文化センターに行くと、絵を描いているところや、館内を一通り見せてくれました。庭にもペイントされた小屋、井戸、日時計などがあります。

ここでペイント体験が可能という情報もあったのですが、やっていないようでした。

付近の地図をくれて、いくつか家の中を見せてくれる民家も教えてくれました。

その1軒目の民家で外観の写真を撮っていたら、杖をついたおばあさんが出てきて、家や庭の写真を撮らせてくれて、家の中の花柄の装飾や作品も見せてくれました。

民族衣装を妻に着せて一緒に記念写真も撮らせてくれたので、妻がこういう時に備えて持って来ていた千代紙の箱をプレゼントして、おみやげ用マグネットを入場料代わりにひとつ買いました。

2軒目の民家では、写真立てをプレゼントして、ちょうど買った瓶ビールが開けられなくて困っていたので、花柄の栓抜きを買いました。

3軒目の民家では、もうあげるプレゼントは底をついていたので、ペーパーナイフをおみやげに買うだけにしました。

ザリピエにはお昼を食べられるような所はなかったので、お腹を空かせたまま出発し、途中の村のスーパーでパンを買って、走りながらのランチになりました。

残りの木造教会を巡る

世界遺産の木造教会の2つ目、ビナロヴァにある「大天使ミカエル聖堂」は、色が明るめでいい感じです。

教会の中にも入れて、意外に豪華な装飾や壁に描かれたストーリー性のある絵を見ました。

後ろにもう1つある部屋も開けて見せてくれましたが、そこは寺子屋の様な雰囲気でした。

ここが、一番印象的な木造教会でした。

残り3つの木造教会を巡る

3つ目のセンコヴァにある「使徒聖ピリポと聖ヤコブの聖堂」は、ピナロヴァより質素ながらも、中も見られました。屋根の骨組みもここでは見ることができて、興味深かったです。

予約しておいたホテルにチェックインだけして、その先にある残り2つの木造教会に向かいました。

4つ目のハチェフの「聖母被昇天と大天使ミカエルの聖堂」は、世界遺産の6つの木造教会の中で最古のものです。最初、場所が分からなくてウロウロしたけど、新しい教会の裏にありました。中も入って見ました。

最後にブリズネの「諸聖人聖堂」です。広々とした所に建っていて、道路の反対側には新しい教会もありました。中には入れませんでした。

『ロード・オブ・ザ・リング』なホテルに泊まる

満足してホテルに戻り、レストランで夕食にしました。

水槽になったピアノが置いてあったりして、内装がユニークです。

ふと気づくと、映画『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくるドワーフのトーリン・オーケンシールドが壁からこちらを見ています。よくよく見ると、レストランの壁という壁には、映画に登場するドワーフたちがいるではありませんか。

モリアの地図もあるし、私の大好きな『指輪物語』をフィーチャーしたホテル・レストランに偶然にも泊まることができてラッキーでした。

指輪ファンの皆さん、ポーランド南部のドプチツェ(Dobczyce)という街にあるHotel Kasztelanという所です。トイレ・シャワー共用のツインルーム1泊2人朝食付きで約4千円でした。

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