フィンランドでの別荘生活を終えて帰国

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とうとう帰国日となりました。6時頃に起き出すと、全くの無風で湖面が鏡のようで、金星が少しの揺らめきもなく湖の中で光っていました。

まずは暖炉の薪に火を点けて、朝食は、キノコのスープとオムレツ、パン+バター+チーズ+ハム+手作りジャム、ヨーグルト、桃、レッドカラントジュース、コーヒーです。
ボートで、湖の南端まで縦断して、2つある小島をそれぞれ1周しました。大きい方は白樺島、小さい方はランサムの『ひみつの海』にちなんでブリジット島と命名。帰りは、北東側の入江の奥の方も少し覗いてみると、この湖で初めて他のボートを1つだけ見かけました。

別荘に戻ると、バルコニーに釣竿が置いてありました。きっとご主人が持って来てくれたのでしょう。今からだと時間不足なので、ここにはまたいつか来て、本当にもっとゆっくりと滞在して、その時にはぜひ釣りもやってみたいです。これまでの旅行で泊まった全ての宿の中でも5本指に入るくらい、我が家にはぴったりの最高の宿でしたが、今回のアイスランドも含めて3週間の旅行中、ここが宿泊費は一番安くて、1泊1人あたりにすると、約3000円でした。

空港にまっすぐ向かうには時間が早いので、TripAdvisorで周辺の見所を調べて、パイヤンネ湖に浮かぶ島にあるウォーキング・トレールに行ってみました。トレール自体は、あまり良い景色でもなかったですが、南北に長い大きな複雑な形の湖を、フロリダのキーウェストのように細長い島をたどって渡る途中にあり、地図上で見るととても魅力的な場所です。

余裕を持って2時間前に空港に着くにはギリギリの時間になったので、ちょっと急ぎめの運転で空港に向かい、ガソリンを給油して、レンタカーを返す場所を探しますが、見つかりません。立体駐車場をグルグル回り、車を停めて歩いて探し、人に聞いてようやく分かって、そこに行くのに無駄に€1の駐車料金を払い、ようやく返却場所は見つけましたが、今度は、全ての枠に車が既に停めてあり空きがありません。空港のレンタカーのカウンターに電話したら、入ってすぐの身障者用エリアに停めてくれとのことで、そこも塞がっているんじゃないかと思いつつ行くと、1台分空いていてやれやれです。
飛行機のチェックインはウェブで済ませてましたが、荷物預けは、セルフチェックインの機械でバゲージタグを出して、セルフで預けられるようになっていました。パスポートコントロールでまた行列して、ゲートに着いたらバスで即搭乗でした。かなりあせったけど間に合って良かったです。乗継客を待って数分遅れで出発。お昼に歩いたキーウェストみたいな所が窓から見えました。

フィンランドでのストップオーバー5日目の走行距離は190kmでした。アイスランドでの2週間の旅がはるか昔に感じられるほど、充実したフィンランドでの5日間でした。毎日宿を変えるような周遊型の旅の最後に、森と湖の素晴らしい環境で滞在型の旅で締め括れたのが良かったです。(完)

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