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新市街のスーパーでおみやげの食料品を買う
今日は21時の集合時刻まで丸一日フリータイムです。いつもと変わらず6時に起きて7時に朝食に行きましたが、心持ちゆったりと食べて、食後の出発準備も慌てずにできるのは嬉しいです。
12時のチェックアウトまでに食料品を買ってスーツケースに詰められるように、まず、8時半に開く新市街の大きなスーパーにメトロで行くことにします。
すぐに来た電車に乗ると逆方向で、さっそく隣の終点駅から引き返すはめになりました。
地下鉄ですが、旧市街から新市街へは、地上に出て金角湾に架かる橋を渡りました。観光客用なのか、その橋のど真ん中に駅があったのにはビックリです。
MMM Migrosというスーパーは、期待ほど大きくなかったけど、欲しい食品は、ほとんど買えました。
ガラタ塔に登り、旧市街を望む
まだ時間にゆとりがあるので、新市街にあるガラタ塔に寄りました。駅を出て、道を間違えて、また駅に戻って、正しい道を塔に向かいました。パッケージツアー呆けでもしたのか、朝から間違えてばかりです。
塔の上からは、360度どの方向を見ても良い景色です。
旧市街の方を眺めると、左の方にお気に入りのアヤソフィア、その右隣にブルーモスク、昨晩見たスレイマニエ・モスクが一番右に、手前にはガラタ橋がくっきりと見えます。
一番見たい旧市街が順光となる午前中に来て正解でした。
モザイク博物館を見て、ブドウの葉のドルマを食べる
一度ホテルに戻り、荷造りしてチェックアウトし、ベルボーイにスーツケースを預けて、また出発。
今度はトラムに乗って、ブルーモスクの近くの駅まで行き、大宮殿モザイク博物館を見ました。この辺りに昔は大宮殿があったそうですが、今は残っていなくて、発見されたモザイクの展示は小規模なものの、動物や狩りの絵など目を引くものが多かったです。
昼食は、噴水広場の近くのお店で、まだ食べてなかったトルコ料理のブドウの葉のドルマと、ラップにしました。自動的に名物料理が出てくるパッケージツアーの食事も便利ですが、こうやって自由旅行気分で、食べたいものがあるお店を探すのも、やっぱりいいものです。
考古学博物館で停電の中、装飾タイルを鑑賞する
次に国立考古学博物館に行くと、入館券を買うのにしばらく行列に並びました。
3つの建物がある中で、最初に一番お目当の装飾タイル博物館を見ていると、なんと途中で停電してしまいました。でも、窓から入ってくる外光で十分に明るく、タイルの展示もなかなか見応えがありました。
本館は改装中で、順路を最後まで歩くと、また同じ道をたどって入口から外に出るようになっていたのには参りました。最後の古代東方博物館も駆け足で一応見ました。
軍事博物館の軍楽隊の演奏を観て聴いて楽しむ
さて、この日一番の楽しみは、軍事博物館で15時から始まる軍楽隊の演奏です。
1時間あれば間に合うと思っていたのに、乗ったトラムは途中駅が終点だし、バスを使おうと思ったらなかなか来そうにないので、トラム1駅分歩いて地下ケーブルカーに乗ろうとすると、駅が大きな道路の反対側で、渡るのに随分と遠回りさせられました。
ようやく10分くらい遅れて着いた時には、既に演奏が始まっていましたが、入館料を払わずに入れる庭でやっていたので、すぐに軍楽隊のそばまで行って聴くことができました。
衣装も力強い歌も演奏も、どれもとても楽しめました。
軍事博物館の館内は、順路が分かりにくく、疲れた足には広すぎるので、ざっと一部だけ見ました。あちこちにいるスタッフも暇そうで、スマホをいじったり本を読んでいる人が多かったです。
歩き疲れた足を休ませながら、旧市街に戻る
足が限界なので、お店に入ってケーキとティーで休憩しました。2人で30リラ(810円)は少し高い気もするけど、日本よりは安いです。
ガラタ橋の新市街側の駅まで、メトロと地下ケーブルで行って、歩いて橋を渡りました。橋の上にはいつもたくさんの釣り人がいますが、バケツの中をのぞくと、結構釣れているようです。
旧市街の橋のたもとの広場に座って、またしばらく休憩。人間ウォッチングが面白いです。
バザールで買物して、最後もトルコ料理で締めくくる
エジプシャンバザールを歩いて、お土産の残りを買いました。グランドバザールより、こちらの方が生活感があります。
夕食は、パトゥルジャンル・ケバブというナスを使ったトルコ料理が食べられるお店を探して、ピスタチオのケバブ、ミディエドルマ(ムール貝にピラフを詰めたもの)も注文しました。
風に吹かれる野外テーブルで寒くなったけど、味は良くて、旅行最後の夕食にふさわしいものになりました。
トラムでホテルに戻り、これが最後のミニバスに乗って空港へ行き、チェックイン後に、1週間お世話になったガイドのムスタファさんと握手してお別れしました。