栂池高原をハイキングして、白馬岩岳でアフタヌーンティー

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午後は雷雨の可能性もある天気予報ですが、午前中の晴れている間に白馬岳の東麓に広がる栂池高原をハイキングすることにしました。

標高約2千mの栂池高原へ

母、妹2人、妻と昨日から安曇野のコテージに滞在中で、今朝は5時に起きて朝食と支度を済ませ、7時前に車で出発して、8時過ぎには栂池高原へのリフト乗り場に着きました。

まず、6人乗りの栂池ゴンドラリフト「イブ」に20分間乗って、標高差744mを登ります。

天気予報から予想はしていましたが、北アルプスの稜線は残念ながら雲の中です。

次に、数分歩いたところから出発する栂池ロープウェイに5分間乗って、さらに標高を285m上げます。

ゴンドラがの樹冠を通り過ぎる時に見えたたくさんの黒い実が印象的でしたが、今年は特に多いそうです。

標高1829mの自然園駅に着き、舗装路を数百m歩いて今日ハイキングする栂池自然園入り口のビジターセンターまで来ました。

入園する前に、めずらしいサルナシ(キウイフルーツの仲間)のソフトクリームがあったのでいただきました。

爽やかな味で美味しかったです。

ミズバショウ湿原のクルマユリとイワナ(?)

栂池自然園に入ってすぐの分岐は、右の木道を進みました。帰りは左の木道から戻ったので、ミズバショウ湿原の両側を歩いたことになります。

もう7月末なので、ミズバショウはお化けのように大きくなっていましたが、5〜6月にここに来れば、可憐な花を見られたはずです。

その代わりに7〜8月が見頃のクルマユリが所々に咲いていて、とても存在感がありました。

湿原内を流れる澄んだ渓流の中に魚影がありました。イワナでしょうか?

美味しそうですが見るだけです。

風穴を過ぎてワタスゲ湿原へ

ミズバショウ湿原の入り口で分岐した木道が合流してすぐまた分岐したところで、今度は風穴が見られる左の道を進みました。

風穴の周辺は一段と涼しくなっていて、穴の中をのぞくとまだ雪が残っていました。

風穴の前後でキヌガサソウを見かけました。栂池に来たならこの花は見るべしという人気の花です。

風穴の先でまた景色が開けました。ワタスゲ湿原です。

池塘のそばのワタスゲの群落がいい感じです。

急坂を登って浮島湿原へ

風穴の手前で分岐した道が合流した後、しばらくは展望のない急坂の登りが続き、ようやく休憩できそうな所がありました。

そこから振り返ると、今歩いてきた湿原や入り口のビジターセンターまで見渡せて良い景色です。ここで持ってきたおにぎりやおやつをいただいて小休止しました。

休憩後まもなくで浮島湿原に出ました。とても良い景色です。

黄色のニッコウキスゲや紫のヒオウギアヤメなど、目を引く花が湿原に散在していました。

ワタスゲもこの湿原に咲いているのが一番素敵に見えました。

引き返してランチ

先の展望湿原まで行くとさらに1時間半かかりますが、既に11時で自然園の入り口まで戻るのに1時間かかります。ランチの用意もないし、午後は雷雨の可能性もあるので、ここで引き返すことにしました。

行きとは違う木道を選びながらビジターセンターまで戻り、その隣の栂池山荘で冷たい山菜蕎麦のお昼にしました。

ロープウェイとゴンドラリフトを乗り継いで山を降りる間、ほんの少しだけ雨粒がパラつきましたが、下まで降りてしまうと強い日差しが照りつける猛暑でした。

夏の白馬岩岳マウンテンリゾートへ

まだ13時半で、すぐに雷雨になりそうな雲ではないので、ゴンドラリフト「ノア」に乗って、今年3月に訪れて気に入った白馬岩岳マウンテンリゾート(標高1270m)へ登って行きました。

前に来た時には一面雪野原だった所にはテラスが設けられていて、チェアリングを楽しむ人でにぎわっています。

乗り継いだリフトからは、猿倉から大雪渓を経て白馬岳に40年前に妻と登ったルートがよく見えました。

前回同様にチャバティ白馬のテラス席で雄大な景色を眺めながら、クロテッドクリームと蜂蜜をたっぷり載せたスコーンとアイス抹茶ラテをいただきました。

猛暑の下界になかなか戻る気になれず、しばらくのんびりだらだらと過ごしました。

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