江東区を仲間とマニアックに巡った3連休

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文化の日の3連休に、アーサー・ランサム・クラブ(ARC)の2年に1度の総会が、東京都江東区で開催されました。

テーマは、アーサー・ランサム著『海へ出るつもりじゃなかった』の物語のタイトルをもじって「海へ出るつもりだった」です。

江東区エリアを下図のように物語の舞台であるイギリスのハリッジ周辺とオランダのフラッシング(フリシンゲン)に見立てて、いろいろマニアックなイベントが計画されました。

地図の出典:Apple Map

隅田川を望む芭蕉記念館

初日の昼過ぎ、江東区芭蕉記念館の研修室に、北は北海道から南は福岡から、25名の会員が集まり、旧交を温めつつ、クラブの運営に関わる話し合いをしました。

芭蕉記念館の分館屋上にある芭蕉庵史跡展望庭園からは、隅田川清洲橋の眺めを楽しめました。

この芭蕉翁像は、なぜか17時になると回転して清洲橋の方を向くそうです。

キノコ入りオムレツに狂喜した懇親会

初日の晩は、砂町銀座商店街コウウントウライというお店を借り切って懇親会を行いました。

店内はイギリスのアンティークやハロウィーンの飾り付けで素敵な雰囲気です。

物語の中で宿を切り盛りするミス・ポウエルがお得意の「エンドウ豆のスープとキノコ入りオムレツ」を特別にお店にお願いして料理に含めてもらったところ、卵50個も使ったどでかいオムレツが出てきて狂喜しました。

マッシュルームがたっぷり入っていて美味しいオムレツでした。

マニアに嬉しい海洋情報資料館

2日目は、まず10時の開館に合わせてお台場にある海上保安庁の海洋情報資料館に集まりました。

私にとっては日本全国の海図や水路誌を自由に閲覧できるのが嬉しかったですが、歴史的な資料も多々あって、そちらにハマっている仲間にとっても嬉しかったようで、またゆっくり訪れたい場所になりました。

今年オープンの海の公園

次に、東京テレポート駅前からバスに乗って海底トンネルを通り、中央防波堤にある海の森公園に向かいました。

ゴミを埋め立てた人工島に造られた公園で、今年オープンしたばかりです。

ビジターセンターで島の成り立ちを学んだ後、階段を登って中央部の高台に行くと、広い草地が広がっていて、遠くに東京スカイツリーも望めました。

この草地で皆でピクニックランチにしました。羽田空港が近く、今日は南風なので、次々と着陸機が近くを通過して行き、飛行機好きにとって楽しめる場所でした。

急ぎ足で東京ゲートブリッジを渡る

ランチを終えて、海の森水上競技場の横を通って東京ゲートブリッジに歩いて向かいました。

まずエレベーターで橋の上まで登ります。3連休は、水上競技場とエレベーターの間のゲートが開放されているので、近道できて助かりました。

橋の上から富士山が見えました。

もっとゆっくり眺めを楽しみたかったのですが、橋を渡った先で乗るバスの時刻が迫ってきていて、かなり急ぎ足で歩くことになってしまいました。

反対側のエレベーターまでもうすぐです。若洲海浜公園の海釣り施設には、驚くほどびっしり釣り人が並んでいます。

出発時刻の2〜3分前にバス停に着き、なんとか間に合ってホッとしました。

相撲で出航待ち

新木場駅前から無料送迎バスに乗って、もんじゃ焼き屋形船の船着場に向かいました。

出航までの待ち時間に、相撲関係の展示を見て時間をつぶせるようになっていました。

行司の軍配を初めて手に持ってみましたが、思ったより分厚くて重かったです。

飾ってあった神輿を担げるようになっていたので、有志で挑戦してみました。最初は重過ぎて無理かと思いましたが、もう1人加わったところ、見事に持ち上がってわっしょいできました。

時間になり、屋形船に向かいました。満席で同時に2隻が出航するほど大人気のようです。

もんじゃ焼き>屋形船

もんじゃ焼き、お好み焼き、焼きそばなどの鉄板料理が食べ放題、アルコール、ソフトドリンク飲み放題の屋形船です。

1つ目のもんじゃ焼きは、船のスタッフが一通り説明してくれるのに従って作りましたが、その後は、次々と注文して、焼いて、食べて、また注文して、とっても忙しかったです。

そのため、なかなかゆっくり景色を楽しむ時間がありませんでしたが、ふと気づくと、滅多に見られないような素晴らしい夕焼けが空に広がっていました。

お台場でしばらく錨を下ろしている間に暗くなり、レインボーブリッジの夜景を楽しめました。

デザートにチョコバナナもんじゃを焼いて、もう苦しいほどお腹いっぱいになりました。

もんじゃ焼き屋形船は、食べるのが7割、クルーズが3割な感じでした。

江戸の水運と昭和のモノ

3日目の朝は、中川船番所資料館の見学からスタートしました。

江戸の水運について学べる場所でしたが、昭和の暮らしを紹介するコーナーには子供の時に見かけた懐かしいものがいろいろあって盛り上がりました。

陸から荒川ロックゲート

次に、2年前にARCの仲間とボートで通過した荒川ロックゲートを見に行きました。

ゲートの上の展望台に登って景色を楽しんでいたら、ちょうどロック(閘門)を通過する船がやって来ました。

巨大なゲートが開く様子を間近に見られてラッキーでした。

すっかり開いた荒川側のゲートを船が出て行きました。

荒川ロックゲートを船が通過する一部始終を陸側からも見られて良かったです。

閘門の横でシーシャンティ

近くの大島小松川公園の展望の丘にある旧小松川閘門の横で、今日もピクニックランチにしました。

久しぶりに、物語に出てくるシーシャンティ(昔の帆船で作業中に歌われた歌)を皆で歌う機会も持てました。

運河沿いに宝探し

最後に、隅田川と旧中川を結ぶ運河である小名木川沿いの遊歩道を歩きながら、スマホアプリを用いた宝探しゲーム「ジオキャッシング」に挑戦しました。

この日、6ヶ所のポイントのうち5ヶ所で宝を見つけることができました。

とてもマニアックで充実した3日間でした。

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