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有馬温泉滞在3日目(神戸観光の最終日)は、神戸市街をたっぷり歩きました。
北野異人館街
まず、北野異人館街に車で向かい、akippaアプリで見つけた民家のガレージに駐車しましたが、最後は細い急坂で、この辺りに住むのは大変そうです。
下調べの結果、うろこの家、萌黄の館、英國館の3館は見学したいと思っていたところ、駐車場所からうろこの家まで歩く途中にあった他の異人館も素敵なたたずまいだったので、結局、7館を見学できる3千円のプレミアムパスを購入し、入場券代わりのパスポート状の冊子でスタンプラリーも楽しむことにしました。
最初に、うろこの家(写真↓の右側の建物)を見学しました。外壁を飾るスレートが、魚のうろこのように見えます。
ダイニングにずらりと飾られたマイセンなどの洋食器が印象的でした。
隣の展望ギャラリー(2つ上の写真の左側の建物)からは、神戸市街の中心部が見渡せて良い景色でした。
次にすぐ隣の山手八番館を見ました。駐車場所から歩いてくる時に目を惹かれた館です。
その隣の北野外国人倶楽部は、ダイニングの冬らしい食器などを取り揃えたアレンジが素敵でした。
その隣の坂の上の異人館は、中国風のインテリアでした。
急坂を下り、ベンの家に来ました。
ここのインテリアは、これまでに見た館とは全然違う雰囲気で、動物の剥製がずらりと並び、なかなかおもしろかったです。
次の洋館長屋は、左右対称っぽい外観です。
中はフランス風のインテリアでした。
最後に、下調べでここははずせないと思っていた英國館を見ました。
名探偵シャーロック・ホームズをフィーチャーした展示が随所にあって、とても楽しめました。
写真は、ホームズの七つ道具だそうです。
他にも『シャーロック・ホームズの冒険』に登場する7つの場面が2階のどこかに再現してあって、全部見つけることができましたが、それを探すのもおもしろかったです。
庭に出てから見る建物も素敵でした。
プレミアムパスポートでめぐる7館全てを見終えた後、坂を少し登って風見鶏の館まで来ました。
ここは、耐震改修工事のため長期休館中で残念ながら中には入れません。
その近くの萌黄の館は、中には入らず外観を眺めるだけにしておきました。
ここは大学生の時に一度来ているのですが、その時は「白い異人館」という名前で、外壁も白でした。その後、2年半かけて半解体修理が行われ、元のペンキの色に塗りなおされたそうです。
南京町
ちょうど正午頃に異人館巡りを終えて、神戸の中華街である南京町まで歩いて行き、中華のランチにしました。
人通りが多く、とても賑やかでした。
神戸港
午後は、神戸ポートタワーの近くの神戸海洋博物館をまず見学しました。
併設されているカワサキワールドでは、初代新幹線の運転席に入れたのがおもしろかったです。
なんとラッキーなことに、日本が誇る大型帆船の日本丸と海王丸が両方とも神戸港に寄港中でした。
そこまで歩いて行く途中、29年前の阪神・淡路大震災で壊れた岸壁の一部が保存されている神戸港震災メモリアルパークがありました。
さらに、幕末に勝海舟の建言により幕府が神戸に設置した海軍総練所跡の碑もありました。
神戸海洋博物館があるメリケンパークから、2隻の帆船が接岸している新港第一突堤まで、海をぐるりと回り込むように歩いて、海王丸のすぐそばまで来ました。
そっくりな2隻ですが、海王丸の船首像は笛を持っていて・・・
日本丸の船首像は、笛を持っていません。
さらに歩いて歩いて、神戸ポートターミナルまで来ました。
大型クルーズ船が寄港する場所ですが、この日は閑散としていました。
10月に利用した東京国際クルーズターミナルとよく似た感じでしたが、こちらは鉄道駅が隣接しているのが便利です。
三宮、新神戸経由で北野異人館街へ戻る
その神戸新交通ポートライナーで三宮駅まで行き、阪急のデパ地下に寄る時に気づいたのですが、阪急デパートの建物に阪神電車の広告がでかでかと吊り下がっていたのがおかしかったです。
地下鉄で新神戸駅まで行き、そこから背山散策路北野道という遊歩道を歩いて車を駐めてある北野異人館街に戻ることにしました。
等高線に沿った巻道を期待していたのですが、いきなりたくさん登る山道になって、思ったより大変だったものの、途中のロープウェーの下をくぐる所からは、夕焼け空と街並みが望めて良かったです。
六甲山からの夜景
思ったより時間がかかった分、ちょうど夜景を見るのに良い頃合いになったので、宿に戻る前に六甲山天覧台に寄り道しました。
昨日よりも空気が澄んでいるようで、ポートアイランドと神戸空港だけでなく、対岸の関西国際空港まで見えました。
左の方を眺めると、大阪市街が光の海になっていました。
今日1日で8.5kmくらい歩いて神戸市街観光を終えました。