オーランド2:ケネディ宇宙センターで技術開発の重みを実感

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朝一番乗り

張り切って5時に起きて朝食を済ませ、7時前に出発して、ケネディ宇宙センターに向かいました。

駐車場が8時半に開くのを2〜3分待って入り・・・

エントランスに10分ほど並んで、9時に国歌が流れた後、入場しました。

スペースシャトル「アトランティス」を眺め尽くす

最初に一番奥にあるスペースシャトル「アトランティス」を目指しました。

ケネディ宇宙センターには31年前に出張のついでに一度来たことがあるのですが、当時はまだアトランティスは現役で飛んでいたので、当然この展示施設もありませんでした。

固体燃料補助ロケットに挟まれた外部燃料タンクを真下から見上げるなんてこともできました。

建物内に入って最初に簡単な映画を見た後、スクリーンが上がった先に、印象的な角度で空中に展示されている本物のアトランティスが劇的に登場しました。

開かれた貨物室の中もよく見えるように展示してあります。

後ろに回ってエンジンを間近に見ることもできて、どこから見ても絵になる感じでした。

もうこの展示を見ただけでも大満足でした。

シャトル発射体験と着陸シミュレーター

でも、妻がこの日一番気に入ったのは、シャトル発射体験(Shuttle Launch Experience)です。

カウントダウンからリフトオフ、そして発射時のGと振動を全身で感じられるシミュレーターに乗って、シャトルの宇宙飛行士の発射時の体験を味わうことができました。

私は小学生の頃は、ロケット大好き少年だったので、このようなコックピットを見ると今でもワクワクしますが・・・

スペースシャトルを操縦して上手く着陸させるシミュレーターもありました。

なかなか難しくて何度も挑戦しましたが、写真はようやく成功した時の画面です。

他にもロボットアームを操作して与えられた作業ミッションを完成させるシミュレーターなどを楽しみました。

バスツアーに出発

次は、ケネディ宇宙センターのもう一つの目玉であるバスツアーに参加しました。

世界最大の建物と言われるスペースシャトル組立工場の周りをバスは反時計回りに回ったので、左側の席に座ったのは正解でした。

バスは、発射台やスペースシャトルを工場から発射台まで運んだ台車などをめぐり、アポロ/サターンVセンターまで来たところで下車して、この中をじっくり見学します。

アポロ/サターンVセンター

ヒューストンから移設された本物の管制室で、アポロ8号打ち上げの擬似体験ができました。

人間を月に運んだ史上最大のロケット「サターンV」が、巨大な屋内に横たわって展示されています。

ロケットの下半分を見たところで、一度外に出てランチにしました。

宿の近くのパブリックス(Publix)というスーパーで作ってもらったサンドイッチがとっても美味しくて気に入りました。

ロケットの上半分や、月着陸船を見ました。司令船は、巨大なロケットの先端近くのほんの一部であることがよく分かります。

大気圏再突入時の熱で焦げたアポロ14号の司令船です。

アポロ17号が持ち帰った月の石にも触れました。

元ロケット大好き少年の血を騒がせる様々な展示でした。

積み重ねた技術開発

バスでメインサイトに戻った後、火星へのミッション、火星探査車、IMAXシアター、新しい「ゲートウェイ」という施設を見ましたが、未来のアルテミス計画より、アポロやスペースシャトルの歴史の方がずっとおもしろく心に響きました。

ロケットガーデンは、通り抜けながらさっと見て・・・

最後にアメリカ宇宙飛行士の殿堂を見学しました。

今日は図らずも、最初にスペースシャトル、次にアポロ/サターンVを見て、最後に宇宙開発初期のジェミニ(写真↓)などを時間を遡るように見て行きました。

延々と続けた技術開発の積み重ねの初めの頃を最後に振り返ることで、全体の壮大さと重みをより実感することができたように思います。

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