プエルト・ケツァル寄港:世界遺産都市アンティグアの廃墟

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早朝の入港

今日は、グアテマラの太平洋岸で最大の港、プエルト・ケツァル(Puerto Quetzal)に寄港します。

車で2時間ほどの世界遺産の街アンティグア(Antigua)までの送迎のみの寄港地ツアー(1人$50ですが$50オフの特典で2人で$50)に申し込んだのですが、その集合時刻が7:15と早いので、5時に起きてコンチネンタルな朝食を済ませました。

暗い中を狭そうな港に船が入っていく様子をバルコニーから見ていたら、6時半頃に太陽が昇ってきました。

港に着いて下船すると、ここでも歓迎の演奏がありました。

アンティグアへの道

ツアーバスでアンティグアへ向かう途中、左にフエゴ(火)火山、右にアグア(水)火山が見えていて、なんとフエゴ火山が目の前で2回も爆発しました。

写真の山頂の左の雲のようなのが、爆発した噴煙です。

アンティグアの少し手前で墓地の横を通り過ぎましたが、ここのお墓は一つ一つが立派な建物のようでした。

中央公園から観光開始

アンティグアの街はずれにバスが到着し、12時半の集合時刻までわずか3時間のフリータイムです。

街の中心に向かって歩く途中にあった修道院を見学しようとしたら、入場料はカードや米ドルではダメで現地通貨が必要でした。

そこで最初に街の中央公園まで行き、そこの銀行で両替しようとしたら、パスポートに入国スタンプが押されていないとダメとのこと。船での入出国なのでスタンプは押されないのです。

結局、銀行の横にあったATMで300ケツァル(US$40)引き出しました。手数料を1割ほど取られたけど現地通貨は入手できました。

最初に中央公園の東側にあるカテドラルを見ました。

街の守護聖人サンティアゴを祀っている教会です。

裏手にある廃墟を20ケツァル(300円)の入場料を払って見ました。昔はグアテマラの首都だったアンティグアの街は、何度か大地震に見舞われ、廃墟となった建物が街のあちこちにあります。

中央公園の北側にある市庁舎内には武具と古書の博物館がありますが、時間があまりないので中には入りませんでした。

古都を散策

アンティグアの主な見どころを歩いてまわりました。

カプチナス修道院も中の廃墟を有料で見られるのですが、ここも外観だけ見てパス。

時計台エル・アルコがある通りを北へ歩いていると・・・

キリストの山車が庭に置いてあるところがありました。毎年3〜4月の聖週間(セマナ・サンタ)にはアンティグアで盛大な祭りがあり、それを見に世界中から観光客が押し寄せるそうで、その時のパレードに使われるものではないかと思われます。

その先のメルセー教会まで来ました。漆喰職人によって作られたバロック様式の装飾が有名だそうですが、確かにレース細工のような緻密な模様が印象的でした。

その後、グアテマラの郷土料理を食べようと、中央公園の近くのレストランに入ったのですが、まだ11時前で朝食メニューしかなく、ランチは諦めました。

見つけたスーパーで持ち帰り用のコーヒーや蜂蜜を買い、市場の屋台で10ケツァル(150円)で買ったカットマンゴーを食べながら、集合場所に向かって散策を続けます。

美しい修道院の中庭と廃墟

最初に入ろうとしたサンタ・クララ修道院を40ケツァル(600円)の入場料を払って見ました。

ここは中庭がきれいで・・・

少し階段で登ったところから廃墟全体を見渡すこともできて、見る価値がありました。

教会の庭で美味しいフルーツ

最後にサン・フランシスコ教会に立ち寄りました。

ここの庭の露店で売っていた黄色と紫のパッションフルーツを2個ずつ15ケツァル(225円)で買って食べたら、どちらも超おいしかったので、また2個ずつ買い足して食べました。

そこで焼いていたトルティーヤ6枚も2ケツァル(30円)で買って、食べながら集合場所に向かいましたが、これは何も味がなくてイマイチでした。

グアテマラのお土産

バスに乗る前に、物売りから100ケツァル(1,500円)でグアテマラの国鳥ケツァルのビーズ細工3羽をお土産用に買いました。

ちなみに、国鳥のケツァルは、20ケツァル札にも描かれています。

帰りは渋滞して2時間かかって港まで戻ってきました。

港にはカラフルな土産物店がずらりと並んでいます。まだ30ケツァル(450円)余っていたので、それでコーヒーを買いました。

メキシコの寄港地では必要なかった現地通貨への両替ですが、グアテマラではランチ代の分も含めた現地通貨をランチ無しで使い切ることになったので、ちょっと苦労しました。

船に戻って軽くサンドイッチの遅いランチにしました。

狭い港から出航

17時の予定より少し遅れて出港する様子を部屋のバルコニーから見ていると、狭い港内で最初後進しながら船の向きを90度以上回してから港を出て行きました。

その間、左舷側で1隻のタグボートがずっとスタンバイしていましたが、結局使われないままでした。

催眠術ショー

今晩のシアターでは、ブレンダという催眠術師によるショーがありました。

まず最初に観客全員が言われる通りにしたら、自分も本当に催眠術にかかったみたいに両手の人差し指がだんだんと近づいてきてくっつきました。

くっついた人=催眠術にかかりやすい人の中からボランティアを選ぶ感じで、手をあげた人が指名されてステージに十数名ほど上がります。

その中で、大きな拍手を聞くとステージセンターに出てきて挨拶をする人、「ノルウェージャン」という言葉を聞く度に立ち上がって「イッツ、ビンゴタイム!」と叫ぶ人、「マネー」という言葉を聞く度に自分の持ち物を一つブレンダにあげる人など、催眠術をかけられた人がその通りになるので爆笑でした。

次にステージに上がった観客が小学校2年生になって、ブレンダが先生で、先生が後ろを向くたびに皆が変顔をしたり、2人は自分の靴を携帯だと思って電話をかけたり、1人はそれを見つけて先生に言いつける係で、これも大爆笑。

最後までとても楽しめたショーでした。また航海中にあるようなので次も楽しみです。

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