終日航海日:クルーズの航程と舞台裏

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太平洋クルーズの航程

昨日シドニーを出航したノルウェージャン・スピリット号は、南太平洋の島々に寄港しながら13日間かけてタヒチ島パペーテを目指します。

その後、スピリット号は、パペーテからハワイのホノルルまで12日間かけてクルーズします。

今回はこの2つのクルーズに続けて乗船することにしました。このようなバック・トゥー・バックと呼ばれる乗り方をするのは初めてで、どのような新しい体験ができるのか楽しみです。

スピリット号は、南半球の夏の間はオセアニア、北半球の夏の間はアジアを中心にクルーズをしていて、季節の変わり目に、リポジショニングクルーズと言う比較的料金が安く日数が長い航海を以下のように行います。(2〜5が、リポジショニングクルーズ)

  1. オークランド(ニュージーランド)→シドニー(オーストラリア)
  2. シドニー(オーストラリア)→パペーテ(仏領ポリネシア)
  3. パペーテ(仏領ポリネシア)→ホノルル(米国ハワイ)
  4. ホノルル(米国ハワイ)→バンクーバー(カナダ)
  5. バンクーバー(カナダ)→東京
  6. 東京→台北(台湾)

1〜2や2〜3を続けて乗る人は少なからずいて、中には台湾に家族がいる中国系アメリカ人の方で6まで続けて乗ると言う人もいました。

我が家が乗船する2〜3の詳しい航程は以下のとおりです。【テンダー】と書かれた港では、クルーズ船が接岸できる場所がないために、沖合に錨を降ろして船の救命ボートを渡し船として使って上陸します。

サンライズ側の船室

今回の船室9168号室は、9階右舷船尾側にあります。船は概ね北東方向に向かっており、船室が右舷なので、水平線からのサンライズを船室のバルコニーから見ることができました。

ちなみに、パペーテからホノルルへ北上するクルーズ後半は、左舷側の船室になるので、毎日サンセットが見れそうです。

クルーズの舞台裏体験ツアー

写真(↓)は、夜のショーの開演前に船のシアターの様子を撮ったものですが、スピリット号のシアターは、他のノルウェージャンの船と違って船尾にあり、観客はステージの左右から(つまり前から)観客席に入ってくるようになっています。これはステージに近い空席を見つけやすいし、自然に前から席が埋まっていくので、とても良いと思いました。1つ上の階からシアターに入る場合は、観客席の一番後ろから入るようになっているので、開演後にそっと入ることも可能です。

写真(↑)でステージと観客席の間に広めの空間がありますが、ノルウェージャンがスピリット号を購入する前には、ここで生きた虎が飼われていたそうです。

朝8時半から、プラチナ特典で無料で参加できる「クルーズの舞台裏体験ツアー」があり、まず最初にシアターの文字通り舞台裏を見学した際に、そういうびっくり仰天な話を聞きました。

ステージ裏には、スピリット号の目玉の2つのショー「ブレイジング・ブーツ」と「エレメンツ」のシーンの順番が書かれた紙が貼られていました。高校生の時に予餞会(卒業生を送り出す会)を市民会館ホールを借りて行った際に舞台裏で進行スタッフを務めたことを思い出してちょっとワクワクしました。

ノルウェージャンがスピリット号購入後にした大改装の一環で設置したステージ後ろの巨大LEDディスプレイの裏側です。航海中の毎晩のショーでは、このディスプレイがとても効果的に演出に使われていました。

次にギャレー(船のキッチン)を見学しました。

航海中の日替わりの料理それぞれの完成形の写真がずらりと貼り出されていて、レストランスタッフが料理を運ぶ前にその通りになっているかチェックできるようになっていました。

最後に船の巨大ランドリーを見学しましたが、シーツ自動プレス&折りたたみ機がおもしろかったです。

期待していたブリッジ(操舵室)は見学コースに含まれていなくて残念でした。

終日航海日のイベントと日課

その後、アトリウム(7階中央部分の公共スペース)で寿司作りのデモがありました。超広角で撮ったので不思議な写真になりましたが、下が本物、真ん中はスクリーンの映像、上は吹き抜けの天井です。最後に出来上がったカリフォルニアロールを1つもらって食べました。

アトリウムでは、ほぼ1日中いろいろなイベントをやっています。午後は、世界の観光地のトリビアクイズに参加して、14問中10問正解。トップは11問正解だったので、結構いい線まで行けました。

普段は毎日4〜5km歩くのを日課にしているので、終日航海日には、1周500mあまりの7階プロムナードデッキをぐるぐる歩くことにしました。ジムのウォーキングマシンも使えますが、やっぱり海を眺めながら実際に歩く方が楽しいです。

ウォーキング後にエレベーターで日本人夫婦と乗り合わせたのでお話すると、この船に乗っている日本人船客10名のうち、我が家以外の8名は、ユーラシア旅行社のツアー客7名とその添乗員1名であることが分かりました。

さらにもう1人日本人が乗船していました。昨晩飲んだカクテルの料金が間違ってチャージされていたので、ゲストサービスに訂正にお願いに行くと、なんと対応してくれたスタッフが日本人だったのです。

一度だけのアジアンレストラン

夕食は、「シルク」と言う無料で使えるアジアンレストランに行ってみました。

スープや前菜は美味しく・・・

オレンジビーフとフライドライスもまあまあでしたが、妻が頼んだスパイシー・ウドン・ヌードルは、超おいしくなかったようで・・・

このレストランで食事をしたのは、クルーズ中この日限りとなりました。

デザート後にデザート

カフェテリアに行って、妻は夕食の食べ直し、私はアイスクリームを食べていると、ちょうど日が沈む頃で、雲があって水平線に沈む太陽は見られませんでしたが、オレンジ色の雲と一緒に黒雲から大雨が降っている迫力のある景色を楽しめました。

プラチナ特典の1つ「イチゴのチョコレートがけ」は、本来はクルーズ初日に船室にあらかじめ置かれているものらしいですが、今回はなぜか遅れて、2日目の夜になって船室に運ばれて来ました。

アイスクリームを食べた後でしたが、これもありがたくいただきました。

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