アカプルコ寄港:圧巻のクリフダイブ、2つの日本発見、モバイル通信事情

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歓迎演奏付き入港

まだ薄暗くて街明かりが灯るアカプルコにブリス号は静かに近づいて行きました。

船が着いた港は、アカプルコの人気観光スポットに歩いて行ける所でした。ここでも個人で自由に観光するために特に寄港地ツアーには申し込まなかったので助かりました。

なんと地元のブラスバンドが歓迎の演奏です。クルーズ船の寄港地では少なからずあることのようですが、初めて見ました。さすがメキシコ西海岸の有名観光地です。

星形五角形のサンディエゴ要塞

接岸した船の目の前にあるサンディエゴ要塞をさっそく見に行きました。

海賊から街を守るためにスペインが17世紀初めに造った要塞で、当時ヨーロッパで流行りだった星形五角形をしています。博物館は工事中で閉まっていましたが、歩いて要塞を一周しました。

日墨友好の日本広場

要塞から海へ降りて、海岸沿いに歩いていると、突然日本人っぽい銅像が建てられていて驚きました。

江戸時代初めにメキシコの船が千葉県御宿町沖で遭難した際に、御宿の人々が救助し、家康が三浦按針に造らせた船でメキシコに帰還できた史実に基づいて育まれた日墨友好400周年を記念して、この日本広場が造られました。

アカプルコと御宿町は姉妹都市で、御宿町にはオベリスク型の記念碑が建てられているようです。

イグアナもいる公園を散歩

さらに海岸沿いに歩いて、パパガージョ公園まで来ました。

公立の公園でちょうどCOVID-19ワクチン接種会場として入り口付近の建物は賑わっていましたが、広々とした公園内は静かで、歩いて一周しました。

イグアナも公園内を散歩中でした。

想像と期待を超えたクリフダイブ

港から3kmほど歩いて公園まで来ましたが、13時からのクリフダイブのショーを見るために、帰りはUberで港の反対側にあるその会場「ラケブラダ」まで行くつもりでした。

ところが、なぜかUberアプリで車を呼ぼうと思っても、この地域では使えませんとのエラーになります。港の方に向かって歩きながら何度か試しましたがダメです。

全部歩いて行くと13時には間に合いません。途中のスーパーのATMでタクシーに乗るための現地通貨を引き出そうとしましたが、これもエラーになってなぜか使えません。

道端に停まっていたタクシーの運転手にUS$5札を見せて「ラケブラダ?」と聞くと、OKとのこと。タクシー代の相場よりはちょっと高かったかもしれませんが助かりました。

12時過ぎに着いたので、棚田のように段々になっている見物台の一番下の一番良い場所がまだガラガラでした。

13時のショーが始まるまでそこで待つつもりでしたが、すぐに何人ものクリフダイバーたちがやって来て、下の海に飛び込み、反対側まで泳いで行き、崖をなんと命綱も付けずにするすると登って行きました。

一番上まで登った人もいれば、崖の途中で停まっている人もいます。

それぞれの力量に応じた高さから海に飛び込むようで、一番下にいた唯一の女性を皮切りに、次々とあちこちの高さから崖の下の狭い海に向かってのダイブが始まりました。

圧巻は、4人同時のダイブです。きれいにそろって、美しいフォームで、素晴らしかったです。

アカプルコのクリフダイブは有名だし、これまでもテレビの映像などで見たことはあったので、それほど期待して見に行ったわけではないのですが、飛び込む前にその崖を手足だけで登って行くことや、下の海の狭さなど、想像も期待も超えたパフォーマンスでした。

寄港地がコスタリカ、ニカラグアからアカプルコに変更になって残念に思っていたのですが、アカプルコに来れてこれを見ることができて良かったと思いました。

結局クリフダイブのショーは12時半には終わり、あまり待たずに良い場所で見れて良かったです。

日本人発見

船まで歩いて戻り、途中で良いお店も見当たらなかったので、遅めのランチを船のカフェテリアで食べていると、隣のテーブルから日本語が聞こえてきました。

やはり個人自由旅行で乗船しているSさんご夫妻で、おそらく数千人の船客の中で日本人はこの4人だけと思われます。

クルーズ歴先輩のお二人と、カフェテリアのランチタイムが終わるまで色々と情報交換させていただきました。

船上の昼下がり

その後、着替えてプールデッキのジャグジーにつかり、デッキチェアに寝そべってアカプルコの景色を眺めたり、うとうとしたりしました。そういう時間も気持ちよくて良かったです。

部屋に戻って日記など書いていたら、船が全然揺れないので知らないうちに出港していました。

今日も水平線に沈む太陽を見送ってからレストランで夕食にしました。

モバイル通信事情

船上では1人300分までインターネット無料の特典があるので、SNSをするくらいならそれで十分です。

寄港地を観光中は、Uberを呼ぶにも行きたい所への道順を確認するにも、ネットが使えないと困りますが、日本で契約している楽天モバイルは、毎月2GBまでは追加料金無しで海外ローミングできる対象国に米国もメキシコも含まれているので、今日まではそれが使えました。

しかし、今後寄港予定のグアテマラ、パナマ、コロンビア、ジャマイカなどは対象国ではないので、何らかのSIMの購入が必要です。いろいろと調べたところ、GigSky Global 5GB/30日間というデータ専用のeSIMが、今後訪問予定の全ての国で使えて、$50.99でコスパも良かったので、メキシコでネットが使える間に購入しておきました。

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