富士山一周03: 山中湖→須走→水土野IC

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モルゲンロートの富士山

山中湖滞在3日目にようやく宿から富士山を眺めることができました。

これまで雲や霧でそもそも部屋から富士山が見えるのかどうかも分からなかったのに、いきなりモルゲンロートの凛々しい姿です。

籠坂峠まで山梨県側を登る

今日の富士山一周歩きは、昨日のゴールの旭日丘(山中湖の南端)をスタートして、国道138号を御殿場方面へ水土野ICまで歩きます。

昨日も今日も車は旭日丘の公共無料駐車場に駐めました。昨日は、まずバスでスタート地点の忍野八海まで行き、歩いて車まで戻りました。今日は、まずゴール地点まで歩き、バスで車まで戻ってきます。初めて見る景色を歩きながら楽しめる今日のパターンの方が好きです。

最初の30分は、籠坂峠(標高1104m)まで登り坂で、途中、少しだけ近道になる富士急の別荘地を通り抜けました。道中は木々に遮られてほとんど富士山は見えませんでしたが、峠からは頂上付近が望めました。

峠を過ぎるとゴールまでずっと下り坂です。

籠坂峠から静岡県側を下る

10分ほど下った所で、山梨県から静岡県に入りました。峠を県境にするのが一般的なのに、なぜだかここは少しずれています。

くねくね曲がる道路の所々で、富士山が姿を見せてくれます。

『鎌倉殿の13人』ゆかりの地を発見

30分ちょっと下った所で、真っ白な玉砂利の上に何やら真新しい祠がありました。

説明版に目をやると、北条義時後鳥羽上皇の名前が書いてあり、ちょうど今NHK大河ドラマでやっている『鎌倉殿の13人』の主要登場人物にも関係があるようです。

まつられている藤原光親は、後鳥羽上皇が承久の乱を企てた際、時期尚早だと進言したけど聞き入れられず、勅命を受けて鎌倉幕府執権「北条義時」討伐の文書を起草した人で、戦いに敗れて捕らえられ、幕府方から乱の首謀者とみなされたため、この辺りで処刑されたそうです。

峠から下ってくる途中で何か遺跡があったので写真(↓)だけ撮っておいたのですが、それがその処刑の場所を示すものでした。

明治になって、皇室に尽くした忠臣として改めて顕彰されるようになり、没後800年を記念して、今年の春にこの遥拝殿が造られたそうです。

道の駅すばしり

富士篭坂36ゴルフクラブというゴルフ場まで降りて来ました。富士山の南斜面の方が北斜面よりもたくさん積雪があるようで、ちょっと不思議です。

山中湖を出発して2時間ほどで道の駅すばしりまで来ました。今日は南風なので、富士山の南斜面のあちこちで雲が湧き上がっています。

ちょうどお昼時なので、道の駅のレストランで味噌ラーメンのランチをいただきました。

富士山東口本宮 冨士浅間神社

道の駅から国道をまたぐ歩道橋を渡ると・・・

富士山東口本宮 冨士浅間神社がありました。

世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の1つであり、須走口登山道の起点でもあります。

ゴールのバス停へ

国道138号をさらに御殿場方面へと歩いて行くと、陸上自衛隊富士駐屯地のゲートがありました。山中湖に来て以来、ずっと遠くで砲弾のような音が聞こえていたのですが、おそらくここで訓練か演習をしている音だったのではないかと思います。

その先で道路は東富士五湖道路沿いになり、御殿場市に入りました。

山中湖旭日丘を出発して約13km歩いたところで、今日のゴールとなる「富士平原ゴルフ場」バス停(東富士五湖道路の水土野ICの近く)に到着しました。ここでバス路線と富士山一周道路が分かれるので、これ以上歩くと車を置いてきたスタート地点まで戻れなくなってしまいます。

ほぼ計算通りの時刻に着いたので、バスは10分ほど待っただけで来ました。4時間弱かけて歩いた道のりをバスはたったの23分間でスタート地点まで戻りました。

花の都公園イルミネーション

宿で夕食を済ませた後、山中湖花の都公園でやっているイルミネーションファンタジウムを見に行きました。

思ったよりもずっと広い会場で、いろいろな種類のイルミネーションが施されていて、期待以上に楽しめました。

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