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いよいよ南極クルーズの始まりです。17時の乗船開始時刻が待ち遠しいですが、それまで雨模様の中、何とかして時間をつぶさなくてはいけません。
世界の果て博物館やカフェで時間をつぶす
チェックアウト時刻まで宿でねばった後、昨日は祝日で閉まっていた銀行で追加の両替をしました。番号札をもらって待つのも今日は気になりません。
昼過ぎまでは、世界の果て博物館に行って、ゆっくりていねいに見学しました。
南極クルーズ中は、ペンギンをたくさん見られそうなので、その種類の見分け方の良い予習ができました。
居心地が良くて長居できそうなカフェを見つけて、ランチの後も15時過ぎまでねばりました。
その後、南極クルーズ中に必要そうな物をいくつか買って、宿に残してきたスーツケースをピックアップし、いよいよ船に向かいました。
南極クルーズ船“ル・ボレアル号”に乗船
17時前でしたが、港の建物に行くと、係の人が手続きをしてくれて、すぐに乗船できました。
フランスのポナン社のル・ボレアル号、乗客定員264名(南極クルーズでは200名)、全長142m、1万1千トンです。
南米クルーズのチェックイン時より船客数が1桁少ないので、特に待ち行列もなくスムーズです。クルーやスタッフも皆フレンドリーで良い感じです。
ラグジュアリーな船室を楽しむ
素敵な船室にもすぐに入れました。これから10泊11日間は、ここが我が家です。
南米クルーズの時と違ってバルコニー付きの船室です。
コーヒーメーカーでいつでもコーヒーを作ってバルコニーで飲んだりできるし、冷蔵庫の中のお酒もソフトドリンクも飲み放題です。
なんと、アメニティーはエルメスのものでした。
船内WiFiも無料で使い放題なのは嬉しい驚きです。
本当は、こういうラグジュアリーなのは、我が家のスタイルではないのですが、1年前くらいから予約するのが普通の南極クルーズを、出発1ヶ月半前になって申し込んだので、空きがあった中で最安なのは、この船のこの部屋でした。
でも、1年以上先に南米往復の航空券を改めて買って、最安の船室で南極クルーズに行くよりは、今回この船に乗る方が経済的だったので、生きている間に一度は行きたいと願っていた南極に、思い切ってこの機会に行くことに決めたのです。
出港までの船内アクティビティを楽しむ
荷物を片付けたり、部屋の設備に慣れたりしているうちに、最初の集合時刻になり、シアターに行って、船長の挨拶と説明を聞きました。
風が強過ぎるため、出港を少なくとも21時まで遅らせて、その後も様子を見ての出発になるとのこと。余裕の時間はたっぷり取ってあるので、南極での活動がそのために減る心配はなさそうです。
引続き、避難訓練がありました。南米クルーズの時と違って、船室でライフベストも着用してシアターに集合し、そこから救命ボートまで案内されました。
訓練が終わるともう夕食の時間です。
バイキング形式のカフェテリアと、メニューを見てオーダーするレストランを選べるようになっていて、後者に行きました。
まだ客が少なくて、窓際の2人テーブルに案内されました。ラグジュアリークラスの船なので、ディナーはもっとフォーマルな感じかと思っていましたが、カジュアルクラスの南米クルーズの時とあまり雰囲気は変わらず、これなら気楽です。
夕食後、支給されるパルカを受け取りました。極地用の防寒服です。クルーズ後は持ち帰るものなのですが、分厚い服なので、あまりゆとりのないスーツケースに入れるのに苦労しそうです。
21時からは、6階船首にある観望ラウンジに行って、ピアノの生演奏を聞きました。
まだ船は出港しそうにありませんが、ここから見るウシュアイアの夜景がきれいでした。