フランス13: トンネルを抜けて、素敵な街に停泊する

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トンネルを通り抜ける

今朝はまず、昨日歩いて偵察しておいたMalpasトンネルをオラ号で通り抜けます。オフシーズンで他に船がいるとも思えませんが、トンネル内は片側交互通行のため、標識に従って手前で警笛を鳴らしてから入りました。

トンネル通過の早回し動画(20秒)は、窓の水滴にピントが合っていたのか、ぼやけてしまいました。

狭くて照明のないトンネルでしたが、操船は特に難しくはなかったです。

途中の街に立ち寄りながら、運河を進む

今日はロックは無く、約35kmの行程を、途中の街に立ち寄りながら進みます。

最初のポワル(Poilhes)の街では、雨の中をレインウェアを着て少しだけ散歩すると、なぜか大砲がありました。

次のカプタング(Capestang)の街では、ツーリスト・インフォメーションに行くと、ワインの試飲ができました。一番美味しかったロゼをウーカスが1本買って、今夜の夕食のお供になりました。

地図にはシャトー(城)と書いてあった立派な教会を見て、スーパーで買出しをして、オラ号に戻ってランチも済ませ、この街ではゆっくりしました。

運河を塞ぐ台船を追い越し、古いアクアダクトを渡る

出航して、くねくねと蛇行するミディ運河をのんびりクルージングしていると、突然、前方で大きな船が運河を塞いでいました。

工事用の大きな台船に小さな船を繋いで押そうとしているようです。しばらく待って、運河が真っ直ぐになるところで追い越しました。運河はそう広くないので、結構緊張しました。

昨日のベジエ運河橋に比べると小規模ですが、セス(Cesse)川を越えるアクアダクトを渡りました。昨日のものより170年も前の17世紀終わりに造られた古い橋です。

素敵な書店のある街で停泊する

カプタングで水の補給ができたので、途中の有料マリーナには寄らずに、ル・ソマイユ(Le Somail)まで来ました。ここは、ウーカスによると、ミディ運河沿いの街の中でも、とりわけ雰囲気の良い所らしいです。

橋のすぐ手前に着岸すると、いきなり目の前にとても素敵な建物がありました。

橋を渡ってすぐの本屋に入ると、2階建ての壁という壁にびっしり本が並んでいて、こんなに素晴らしい書店は見たことがありません。

特別扱いしてある本のケースの中をのぞくと、ロビンソン・クルーソーやらジュール・ベルヌの本やらありました。

フランス語が読めるなら書いたいと思える本もいくつか目にとまりました。

今日の午後はずっと、空の半分は怪しげな黒雲が広がり、残りの半分は晴れている変な天気でしたが、何とか降られずに済み、遠慮がちな夕焼けも見ることができました。

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