ポーランド07: ワルシャワで世界遺産の旧市街を見た後、ショパン三昧する

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夜のコンサートを予約して、まず旧市街へ向かう

ワルシャワと言えばショパン。今日はショパンゆかりの地を中心に巡ります。

アパートで朝食を食べながら、夜のショパン・コンサートをウェブで調べて、Chopin Pointという所のを予約しました。

8時半過ぎにアパートを出て、すぐ近くのサスキ庭園を横断すると、衛兵が直立不動で立っています。無名戦士の墓を守っているのでした。

ちょうど衛兵が交替するところも見て、さらに旧市街まで歩いて行きました。

世界遺産の旧市街をさっと歩く

世界遺産のワルシャワ旧市街に入ると、さすがに雰囲気のある街並みです。

旧王宮は11時の開館までまだ1時間半あるのでパスして、洗礼者ヨハネ大聖堂もミサをやっていたので入口からのぞくだけにしました。

旧市街広場を横切って一番奥のバルバカンまで行くと、楽しく散歩できる道が城壁の内外にありました。

王の道を歩きながら、ショパンゆかりの見所を巡る

旧市街を戻って、観光客で大賑わいの王の道と呼ばれる通りに入ると、ショパンの音楽が流れるベンチがさっそくありました。

ウィジトキ教会は、ショパンが学生の頃、日曜ミサでオルガンを弾いていたそうです。今日はまさに日曜日、しかもミサの真っ最中でした。

聖十字架教会は、大きくて立派な建物で、ここもミサ中でしたが、ショパンの心臓が埋められている柱を探して、静かに後ろから写真を撮りました。下の写真の左の方の柱です。

午前中最後にショパン博物館へ行くと、日曜日は無料で、そのためか賑わっていました。一通り見た後、ショパンの曲を座って聴けるコーナーでしばし休憩しました。

ランチを食べながら、午後の計画を練る

思っていたより早く、午前中だけで見所をクリアできたので、一度アパートに戻って、午後の計画を立てながらランチにしました。

すると、ワルシャワ郊外にあるショパン生家が、明日は休館なのに気づき、時間的にきびしいけど、今日中に行くことにしました。

往復の列車の時刻をウェブで調べると、今から行って、夜のショパンコンサートに間に合うように戻ってくるには、ショパン生家最寄りのソハチェフ駅に到着して出発するまで2時間足らずしかありません。

しかも列車の座席は往復とも既に満席で、立ちっぱなしになるかもしれませんが、エイヤッと予約・購入しました。

大急ぎでショパン生家を目指す

すぐに支度をして中央駅まで歩き、電光掲示板で確認したホームに行って列車を待つと、20分以上遅れて出発しました。コンパートメントの空いている席に座れましたが、エアコンがなく風通りも悪くて暑いです。

駅からショパン生家までバスだと30分かかるし、バスの時刻も分からないので、駅を出て1台だけいたタクシーに乗り込み、行き先は「ショパン」で通じました。

タクシー料金は、思ったよりかかって約1600円。「駅に戻るために50分後にここに迎えに来てください」と、Google翻訳を使って頼んでおきました。

ふー。何とかショパン生家までやって来ましたが、50分しか見る時間がありません。

ショパン生家と庭園を慌ただしく見学する

入場料(約700円)を払って、ショパンの生家がある広大な庭園に入ると、ちょうどショパンの曲がスピーカーから流れている時間帯でした。

ベンチに座ったり、芝生に寝転がったりした大勢の人が、静かに曲に耳を傾けています。

こちらは時間がないので、その中を、あちこち歩きまわりました。

受付で「今はコンサート中なので、20分くらいでそれが終わったら、生家の建物に入れる」と聞いていたので、庭をおおむね歩いた後、家が開くのを少し待って、ほぼ1番に入りました。

残った時間で庭のまだ歩いていない所をカバーし、ショップでショパングッズをおみやげに買って、外に出るとちゃんとタクシーが待っていてくれたので、すぐに乗って駅へ向かいました。

実に慌ただしい見学でしたが、ショパンゆかりの地めぐりにははずせない生家を何とか見られて良かったです。

遅れた列車に翻弄されて、ワルシャワに戻る

ところが、ソハチェフ駅で帰りの列車をいつまで待っても来ません。

何度か放送があったけど、ポーランド語なので分かりません。それでもホームに大勢待っていたので安心していたら、逆方向の列車が来て皆それに乗って行ってしまいました。

さらに待っていると、違うホームにローカルな列車が入ってきて、行き先はワルシャワ東駅のようです。ホームの時刻表で調べると、それは中央駅には行かないものの、その近くの別の駅には停まるようです。遅い列車で時間はかかるけど、ワルシャワには帰れるので、階段を降りて登ってその列車に乗り込みました。

すると、まもなく元のホームに正しい方向の列車が入って来ました。大慌てで戻って、ようやく正しい列車に乗り込めました。37分遅れです。

ポーランドの列車はネットで切符を買えるのはとても便利だけど、こういう所がとても難しいです。

激混み列車で、通路に立ちっぱなしでした。

お腹を空かせたまま、ショパンコンサートを聴く

列車が遅れたので、中央駅に着いたのはコンサートの1時間前です。もう夕食を食べる時間はないし、歩き疲れているので、Google Mapで調べたバスでコンサート会場の近くまで行くことにしました。

ピッタリの小銭はなかったけど、やって来たバスに乗ると、クレジットカードも使えて英語表示も出来る券売機が車内にありました。素晴らしい!

開始20分ほど前にChopin Pointに着くと、客第1号で、案内された席は、左前方の演奏者の手がよく見える良い席でした。ちょうど練習中だったのをしばらく聞いていました。

結局客は10人ちょっとで、19時に始まりました。演奏者は、2015年のショパン国際ピアノコンクールで2次予選まで進出したポーランド人のPiotr Nowakさんです。

知っている曲が多く、魔法のような手の動きも目の前で見られて良かったです。1時間の演奏でした。

今日は朝も昼もアパートで食べたので、夕食は外食のつもりでしたが、コンサート後に近くのレストランを何軒か見たものの、混み過ぎか、ピザか、カフェばかりでした。

結局アパートまで歩いて戻り、テイクアウトしたハンバーガーと黒ビールの夕食になりました。

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