ヘルシンキから日帰りでタリン旧市街観光

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フィンランドでのストップオーバー2日目は、高速船でエストニアに渡り、世界遺産のタリン旧市街の日帰り観光です。始発の10時の便でヘルシンキを出港し、11:40にタリンに到着しました。

「ふとっちょマルガレータ」と呼ばれる砲塔の横の門から旧市街に入りました。ヨーロッパの城壁に囲まれた古都は大好きなのですが、ここも入り口の門が「ここから始まるよ!」と語りかけてくるようです。

石畳のきれいな街並みを歩いて、まずは聖オレフ教会を見ましたが、中は、がらんとして装飾も質素で、あまり見るものは無かったです。写真の遠くに見えているのは聖ニコラス教会ですが、聖オレフ教会の外観はもっとシンプルでした。

もうお昼なので『地球の歩き方』で目星をつけておいた2軒のエストニア料理のレストランを見比べて、肉料理の方のクルドゥセ・ノッツ・クルツというお店に入りました。2人用肉料理セットを頼むと、何種類もの肉がすごい量で、野菜やザウアークラウトもたっぷり付いていて、特に骨付きの一番大きなのを切るのが大変でした。

食べ過ぎたので、腹ごなしに階段を登ってトームペアと呼ばれる丘の展望台に行き、旧市街を眺めました。煉瓦色の屋根の色のトーンが様々で、意外と統一感が無いなと思いました。

聖母マリア教会(大聖堂)は、エストニア本土では最古の教会だそうで、壁に掛けられたたくさんの紋章の1つ1つが大きく立派でした。タリンで見た教会の中では、ここが一番良かったし、そもそもこのように紋章だらけな教会は見たことが無かったので、面白かったです。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂は、ロシア風のイコンがたくさんある教会でした。他の教会では写真OKでしたが、ここだけ中は撮影禁止で、印象も薄いです。

その向かいにあるトームペア城は、お城という感じはしなくて、ロシアでよく見るような綺麗な色の建物でした。

旧市街に戻り城壁内に入った所に、ダース・ベイダーみたいな像が立っていて、そこの城壁がカフェになっていたので、段差の激しい狭い石段を登って、聖ニコラス教会を望みながら、ホットワインとカフェラテで休憩しました。エストニア音楽なのか、タリン旧市街の雰囲気にあったBGMが流れていました。

旧市街の中心にあるラエコヤ広場に戻り、旧市庁舎の塔に登りました。狭い石の螺旋階段を随分と登ると、そのご褒美に、上から360度の景色が眺められます。見張りがわざわざ塔を降りてまた登り直さなくて良いように、用を足すための穴が途中に開いていたのが面白かったです。

帰りの船が出る17時までの残りの時間で、ふとっちょマルガレータの砲塔の中にある海洋博物館をじっくり見ました。鉄を売って銀を得ていたバイキングの交易ルートが興味深かったです。

帰りの海は荒れていて、かなり船も揺れて、船酔いしてしまった乗客もいました。
17日目のタリンでの歩行距離は、6.1kmでした。

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