東海道歩き33: 大津宿→三条大橋(ゴール)

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いよいよ旧東海道の最後の区間、京都の三条大橋に向けて8時過ぎに大津宿を出発しました。逢坂を越えるために、ゆるやかな登り坂になっています。逢坂越えは当時も難所だった所で、荷物を運ぶ牛車がぬかるみで立ち往生しないように、車輪の幅で敷き詰めたのが車石です。今日歩いた区間のあちこちでその跡や説明がありました。

「これやこの往く帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関」を詠んだ蝉丸を祀る神社が逢坂の関があった峠まで登る間に3つもありました。写真は最初の下社ですが、国道沿いの京阪電鉄の踏切を渡った所にあるので、踏切がまるで参道のようになっていて、とても印象的でした。

逢坂の峠を越えて坂道を降り、近江国(滋賀県)から山城国(京都府)に入る国境の手前で振り返って見ると、両側から山がせまる間を名神高速と国道1号が窮屈そうに通っていて、ここが今でも交通の要所であることがよく分かります。

街道沿いの天智天皇陵に立ち寄りました。長い参道の途中にスポット的にあった今が盛りの紅葉が、神々しいほどの美しさでした。

天智天皇陵を過ぎると、旧東海道は国道1号を離れた狭い旧街道となり、京都に向けての最後の難所の急坂を登っていきました。その後、また広い国道に合流し、賑やかな街中をもう一踏ん張り歩いて、とうとう三条大橋に到着です。
33日間、約600kmを歩いたゴールを友人のKIKIさんが手作り横断幕を持って出迎えてくれて、とても想い出に残る最後となりました。写真の顔は、三条大橋のたもとにあった弥次さん喜多さんの銅像からお借りしました。

今日は比較的歩行距離が短かかったので、ゴール後に京料理のお昼をいただいた後、三条大橋の近くの本能寺とその境内にある信長廟を参拝し、旧東海道歩きの締めくくりとしました。

今日の歩行は、13km、2万4千歩でした。
近々、旧東海道歩き全体をまとめた記事をアップしたいと思いますので、お楽しみに〜。

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