アブ・シンベル神殿を独占貸切、ファラオになった気分

この記事は約3分でお読みいただけます。

このご時世で観光客が少ない中、ゆっくりエジプト巡りが出来るだろうと思って来たのですが、まさかここまでとは!
夜、アブ・シンベル神殿の「光と音のショー」を何と貸切の日本語大音響で観て、日の出の神殿も広大な古代遺跡に我が家2人だけ! まるでファラオになった気分です。

△ △ △

エジプトに着いてピラミッドの近くのホテルで1泊した翌朝早く、国内線でアスワンに飛び、警察の護衛が前後に付くコンボイ(車の列)で、アブ・シンベルに向かいます。砂漠の中の道を3時間、途中で「湖」の蜃気楼が見えました。

アスワン〜アブ・シンベル間はコンボイに加わらないと移動できないとガイドブックに書いてあるのを読んだ時は、前後に機関銃を構えた車に守られて、重々しく車が列を作っているイメージだったのですが、実際は、それぞれの車が思い思いのスピードで走るので、すぐにバラバラになって前後の車が見えなくなり、普通のドライブと変わらない気分でした。
14時頃にアブ・シンベルのホテルに到着。ナセル湖に面した素敵な部屋です。

アブ・シンベルはエジプトでも一番暑い所です。すぐに神殿には行かず、午後はホテルのプールでのんびりしました。この素敵なリゾート・ホテルに、この日泊まった観光客は我が家2人だけです。

翌朝、他の観光客は誰もいない静かなアブ・シンベル神殿から日の出を眺めました。ここはアスワンから日帰りでも観光できるので、そうする人がほとんどのようですが、今回はアブ・シンベルに1泊することにこだわって、「音と光のショー」と日の出を楽しみにしていました。図らずもどちらも貸切状態で見ることができて、良い思い出となりました。

大神殿と小神殿の中と外を、のんびりじっくりと観てまわりました。神殿の中は残念ながら写真撮影禁止です。

神殿観光後、ホテルで朝食を食べてもコンボイの出発までまだ時間があったので、村のスークまで散歩して、果物屋さんでメロンを買って食べました。

写真の水瓶はあちこちでよく見かけました。水がじわじわと外側に浸み出して蒸発するので、気化熱で水が冷たくなるのです。電気などのエネルギーを必要としない、生活の知恵が詰まった天然のクーラー、素晴らしいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Translate »