八幡平で湖沼と地獄めぐりのハイキング

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シルバーウィーク5連休の前半は、山形県と秋田県にまたがる八幡平にやってきました。駐車場から周遊/往復できる主なネイチャートレールは全て歩いたので、印象の良い順番に紹介します。
 
1. 八幡平の山頂エリア(2時間15分、5.2km)
 
ビジターセンターで、時計回り/反時計回りのどちらで歩くのがお勧めか聞いたら、自分はたいてい反時計回りと言われていたので、それに従いました。そうすると最初しばらくは、遠くの山々まで望める雄大な景色が続きます。

ビジターセンターの人が一番見て欲しいと言っていた八幡沼に、降りていく辺りの景色が最高でした。

八幡沼をぐるりと巡る木道が、広々とした湿地の草の間に延びていて、とても良い気分で歩けます。草もほんのり紅葉しています。草紅葉と呼ぶらしいです。

逆に時計周りに歩くと、八幡沼は最初このように全貌が見えますが、ここまでの道はいくつか小さな池のそばを通るものの、見晴らしの効かない樹林の中を歩くところが多かったです。

歩いてみた結論として、最初に美味しいものから食べたい人は反時計回り、最後に美味しいものをとっておきたい人は時計回りが良いのではと思いました。
 
2. 後生掛自然研究路(1時間、2.5km)
 
9月半ばでもう紅葉が始まっている鮮やかな木々と、硫黄臭の噴気を吐き出す地獄のモノトーンとが織り交ざった景色の中を歩きました。

ポコポコ、プップッ、ゴーゴーと、あちこちから地球の声が聞こえます。

大湯沼というここで一番大きな沼は、墳湯、墳泥が盛ん過ぎて、今は一周できなくなっていました。

その大湯沼の中に、泥の逆さ富士を見つけました。

 
3. 大沼自然研究路(40分、1.3km)
 
朝一番でまだひっそりしている沼を歩いて一周しました。

色々な花やキノコが見られましたが、特に、湿原の中の青いリンドウが印象的でした。

航海士が気に入ったのはこちら。ペインティングをしているので、いろんな色を作ったり使ったりしていますが、このちょっと日本的な味わいの色は今まで見たことがなく、とても気になるとのこと。これは何という花なのでしょう?

 
4. 御在所沼遊歩道(30分、1.4km)
 
この沼は、季節によって色が変わるそうで、褐色だったり青白かったりすることもあるようですが、この日は澄んだ青でした。

私は沼の南東側の駐車場から往復し、航海士は沼の西側の御在所バス停まで歩いて抜けましたが、後半の道はあまり整備されてなかったようです。
 
5. 黒谷地湿原(30分、1.4km)
 
黒谷地バス停の駐車場から往復しました。途中、湧き水が飲める水場があったり、多少アップダウンもある木道を歩くのが面白いです。

黒谷地バス停の駐車場から往復しました。
 
6. 蓬莱沼(30分、1.3km)
 
沼までは、滑りやすく足元の良くない道でした。蓬莱沼(入口)の標識のある所から入って歩くと、その下の駐車場に出てきます。

 
7. 蓬莱渓(25分、1.1km)
 
ビジターセンターで「秘境」とか「奇岩」とか、ちょっとそそられる言葉で紹介されていたので歩いてみましたが、あまり期待しない方がいいかも。

入口が分からなかったので、蓬莱沼(入口)と一緒に蓬莱渓(出口)の標識のある所から入って逆コースで歩くと、藤七温泉に近い所に出てきました。
 
最後に
 
八幡平の山頂エリアは、日本で今までに歩いたハイキングコースのベスト5に入るくらい、気に入りました。
山頂付近は、土曜日は雲の中、日曜日も朝はまだガスがかかっていたので、他のネイチャートレールを先に歩いて、ここを最後にしました。それが正解で、歩き始めた11時頃には晴れ渡っていました。宿の人も八幡平はなかなか晴れないと言われていたので、良い天気の中を歩けてラッキーでした。

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