旧ユーゴ11: ザダル市街観光〜プリトヴィッツェ湖群国立公園の下流側

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ザダル市街観光

スクラディンから1時間40分のドライブで、大きな港街ザダルに着き、少し迷ったわりには良い所に駐車できました。

まずは、100近くもの島々が連なるコルナティ国立公園に向かう観光船(写真↓の船もその一つ)を調べると、オフシーズンなので、火曜と金曜にしか出ないそうです。早くても3日後なので、それまではプリトヴィッツェ湖群国立公園で過ごすことにします。

ザダルの青空市場に行ってみると、クロアチアの伝統工芸品であるレース編みを売っている一画がありました。

街のシンボルである聖ドナト教会は、なぜか入り口が閉まったままだったので、その横のローマ時代のフォーラム(広場)を見ましたが、日本人の団体客が大勢いました。

ザダルで一番おもしろかったのは、市街北西端の海岸にあるシーオルガンです。海に張り出した階段に波が打ちつけると音が出る仕組みになっていて、波の大きさによっていろんな音程が奏でられるのです。

プリトヴィッツェ湖群国立公園にチェックイン

ザダルからプリトヴィッツェに向かう途中、道端に戦車が置いてありました。今は平和なクロアチアですが、十数年前にはここで戦争が起きていたことを思い起こさせるものが、旅行中に不意に目の前に現れて時々はっとさせられます。

ザダルから3時間ほどのドライブでプリトヴィッツェに着き、3軒ある中で一番安いホテル・ベルビューにチェックインしました。朝食付き1泊€48です。ゴールデンウィークなので、大型バスで来た日本人団体客が2組滞在していました。

部屋の窓の外は新緑の森が広がっていて気持ちいいです。

ホテルは公園のちょうど真ん中辺りにあるので、今日は下流側(右側)、明日は上流側(左側)を見ることにしました。

ボートで湖の下流端へ行き、歩き始めると雹に見舞われ避難

さっそく森の中の遊歩道を下って・・・

船着場(地図上のP1)に出て・・・

湖の下流端(地図上のP3)まで行く船に乗って、途中の滝の景色を眺めたり・・・

逆方向に向かう船とすれ違い・・・

船着場に着いて、歩き始めてまもなくポツポツ雨が降り始めました。

見る見る間に雨が激しさを増したかと思うと、雹(ひょう)が落ちてきたので、急いで近くの東屋へ避難。

下流域のトレールを歩いて大滝へ

雨具を身につけ、小止みになるのを待って、トレール歩きに出発しました。

大小16の湖と92ヶ所の滝を持つ世界遺産のプリトヴィッツェでは、自然の織り成す水の芸術を、巧妙に作られた木道を辿って間近から鑑賞できます。

プリトヴィッツェは、水量の多いこの時期が一番美しいそうですが、最近の雨続きで歩道にまで水が溢れている所もありました。

下流域の一番の見どころとなるヴェリキ・スラップという落差78mの大きな滝まで来ました。

澄んだ水の中を覗き込むと、驚くほどたくさんの魚が泳いでいます。

帰りは公園内の要所を結ぶエコロジーバスに乗ってホテルに戻りました。

待望の仔羊丸焼きのディナー

夕食は、スプリトの宿「苫屋」さんから聞いた下の駐車場のログハウスのレストランへ行きました。サラエボへの道中で見かけた仔羊の丸焼きが食べたいと言ったら、ここをお奨めしてくれたのです。

パン&生チーズ、羊と野菜のスープ煮込み、野菜サラダ、ビーフヌードルスープは、雨で冷え切った体が温まって美味しかったです。メインの仔羊肉は、柔らかくってとっても美味。付け合せのポテトは初めての味付けの肉じゃがみたいな料理で、これもとっても気に入りました。

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