この記事は約5分でお読みいただけます。
想定外のレンタカーでドゥブロヴニクを出発
今日からレンタカーで旧ユーゴスラビアをめぐります。
ドゥブロヴニクで借りてザグレブで返すまで19日間、クロアチアだけでなくモンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スロヴェニアでも運転OK、オートマ車、追加ドライバー(妻)という条件で、10社ほど主要レンタカー会社を調べた結果、AutoEurope社のレンタカーを日本からほぼ€1,000(約16万円、高!)で予約しました。
レンタカーのオフィスは、宿の近くのヒルトン・インペリアル・ホテル内にあります。元は貴族の館だった建物だそうで、外観も内装もすごく立派です。

ところが、オフィスが開くはずの8時になっても誰もスタッフがいなくて待たされ、やっと来たかと思ったらマニュアル車しか用意していないという不手際です。
オートマ車は空港にしかないとのことで、それを回送してもらう間、さらに待たされました。
何とやって来たのは、黒塗りのアウディ・クワトロの高級車で、燃費は悪そうだし、狭い道や駐車場での取り回しが面倒そうですが、これをコンパクトカーの料金で借りられるのは得だと思うことにします。

10時を過ぎて、ようやくドゥブロヴニクを後にしました。
モンテネグロの世界一短い川
念入りなチェックがあった国境を越えてモンテネグロに入り、「世界一美しい湾」とも言われるコトル湾のくびれた所まで来ました。
随分と近道できるフェリーもありますが、今日は海岸線をたどってコトルに向かいます。

その途中に(諸説あるようですが)世界一短い川がありました。
写真の右端の崖の下が水が湧き出してくる源流で、左端の橋の下が滝になってコトル湾に注ぎ込む河口です。

川幅は数m、全長数十mですが、水量はたっぷりあって、堂々とした流れでした。
コトル湾の美味しいパスタと伝説の島
2重にくびれたコトル湾を延々と回り込んで、ようやくPerastという街でレストランを見つけランチにしました。
ここでいただいたムール貝とアサリのパスタは、感激するほど美味しかったです。

Perastから眺めるコトル湾には、2つの小島が浮かんでいます。
左は、元から島だったところに修道院が建てられたのですが、右は、岩礁だったところに地元の漁師が何代にも渡って運んだ岩を沈めた上に教会を建てたそうです。

景色も伝説も素敵でした。
雨のコトル旧市街を歩き回る
大雨の中、世界遺産のコトルの旧市街を歩いて見てまわりました。

山肌に張り巡らされた城壁が素敵なのですが、雨の中をそこまで登るのは厳しいので・・・

今日は街中の聖トリプン大聖堂などを見ました。

奥に見える天蓋付き祭壇が、ここの一番の見どころで、コトルの守護聖人である聖トリプンの生涯が浮き彫りで描かれています。

小さな旧市街を2周した後、ブドヴァの街の方へ車で向かいながら今晩の宿を探しました。
至れり尽くせりのアパートに巡り会う
17時半を過ぎてようやく山の中でApartmani(アパート)のサインを見つけました。
入り口のおじさんに€50を€40にしてもらい、3階の部屋に案内されると、真新しいLDK、寝室、バス・トイレが赤を基調としたインテリアでまとまっていて快適そうです。

3世代9人のホスト家族からは、トルココーヒー、クッキー、お菓子をふるまわれ、おばあちゃん手作りのサクランボのリキュールとレース編みをお土産にいただき、言葉は全然通じないものの至れり尽くせりのおもてなしをしてもらいました。

夕食は、宿の部屋で食べるつもりでコトルのスーパーで買っておいたものを、キッチンがあるので簡単に料理していただきました。

キッチン付きのアパートに泊まるのは、なかなか気に入りました。