旧ユーゴ08: スプリト旧市街(ローマ皇帝の宮殿跡)と日本人宿

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市場で鮮魚を買って大急ぎで調理

雨が上がったので、8時半に昨日の広場の青空市場へ行ってみると、台の上で跳ねているのもいるくらい獲れたての新鮮な魚が売られています。

いろんな種類が欲しかったので雑魚を750g、25クーナ(約600円)で買って、アパートのキッチンでフィッシュスープを作り、今晩の宿に持ち込むことにしました。

スープを入れるためのタッパーもスーパーで買って、チェックアウト前に大急ぎで調理しました。

遊覧船のようなフェリーでスプリトへ渡る

フヴァル島のスタリー・グラードから本土のスプリトへ渡る1130発のフェリー(280クーナ、約6,600円)に乗船しました。 

テーブルとイスのある快適な船室で、持ち込んだサンドイッチと肉入りパイのランチにしました。

ブラチ島ショルタ島の間の幅が数百mしかない海峡を通り、小さな島々をいくつも見て、遊覧船気分の2時間の航海でした。

古代ローマの宮殿に人々が暮らすスプリト旧市街

フェリーが着いた岸壁の目の前が、世界遺産のディオクレティアヌス宮殿でした。

アドリア海沿岸で最大の港町スプリトは、古代ローマの宮殿がそのまま旧市街になったユニークな街で、さっそくその中に入ってみると、古い石造りの建物の中に携帯ショップがあったりしておもしろいです。

旧市街の中心にあるペリスティルという広場にやって来ました。

宮殿は、ここから北が兵舎、南が皇帝の私邸に分かれていたそうです。

広場の東側にある大聖堂鐘楼に登ると、宮殿を囲む長方形の城壁の南面が、港のすぐ横にあるのが分かります。

反対側を見渡すと、城壁の北面が見えていて、その内側の旧市街は、宮殿の跡というより現在の生活の場としての家々がごちゃごちゃと建っている感じです。

真下には、8角形をした大聖堂の屋根が見えていました。

興味深かったのは宮殿の地下(Podrumi)で、中世ではワインやオリーブオイルなどの貯蔵に使われていたのが、都市化とともにゴミ捨て場になってしまったそうです。

ここで演劇や演奏会も行なわれるそうで、確かに音響がすごく良さそうでしたが、この日は演劇のプログラムだったのでパスしました。

スプリトのユニークなお店

クロアチアは、ネクタイ発祥の地と言われているので、CROATAという専門店に入ってみました。ドアの取っ手がネクタイの形をしているのもお洒落です。

なかなかセンスの良い品揃えだったので、自分の仕事での勝負ネクタイとして1本、息子へのお土産に1本買いました。

ケーキ屋さんのショーウィンドウには、帆がウェハスでできた素敵な帆船が飾られていました。

もったいなくて、とても食べられないです。

日本人が集う高層階の宿「苫屋」さん

日本人が経営する「苫屋」という宿に電話してみると、運良くツインが空いていたので、徒歩でも数分のところでしたが、路上のパーキングメーターに駐めていた車を出して向かいました。

苫屋さんはマンションの11階で、その共用駐車場はすでに満車。しばらく待っても空く気配がありません。結局30分以上さまよって、交差点近くの歩道に乗り上げての路上駐車になりました。

日本人の若い女性が経営者で、日本語でいろいろ情報を得られるし、日本茶が出てくる気遣いも嬉しい宿です。

夕食は、キッチンをお借りして、今朝フヴァル島で作ってきたフィッシュスープ、夕方青空市場で仕入れた今が旬の野生のアスパラガス、パン、パテ、コーヒー、りんごのケーキを・・・

高層階からの絶景を眺めながらいただきました。

苫屋さんのリビングからの夜景も素晴らしかったです。

この日の宿泊客は、1人旅の女性と新婚のカップルで、お互いに旅情報を交換して、久しぶりの日本人社会で楽しい一晩でした。

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