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城壁に囲まれた小さな島トロギール
今日は見所が多いので、朝早めにスプリトを発って、最初の目的地のトロギール(Trogir)に8時半に着きました。
城壁に囲まれた小さな島に渡り、世界遺産の聖ロヴロ大聖堂を訪れました。
門の両側には、アダム(右)とイブ(左)の像が彫られています。
中の聖イヴァン礼拝堂は、天使や使徒や聖人の彫刻が、天井や壁一面をひときわ優美に飾っていました。
鐘楼の上からは、トロギールの街並みが一望できました。
上の写真の左手奥に見えているカメルレンゴの砦にも行きましたが、9時になっても開く気配がなくて中には入れませんでした。
トロギールは小さな島なので、1時間ほどで1周して見学できました。
魚の形をしたプリモシュテン
トロギールから小1時間のドライブでプリモシュテン(Primosten)に来ました。昨晩同じ宿に泊まっていた1人旅の女性が「行って見てのお楽しみ!」とお奨めしてくれた所で・・・
何と、半島が見事に魚の形をしています。目も背ビレもあるし、尾ビレが本土で、ちょうど通りかかったヨットは、まるで餌です。
高台に教会のある石畳のきれいな中世都市で、周りの海の水はとても澄んできれいでした。
一周歩いていると、花も咲き乱れているし・・・
きれいな緑色をしたトカゲにも会いました。
シベニクの世界最大の石造り大聖堂
プリモシュテンでランチにしたかったのですが、どこもお店が開いてなかったので、結局次の目的地のシベニクまで来て、海辺のレストランに入りました。
ランチにしては高かったけど魚のプレートをいただきました。
ここでもまず、世界遺産の聖ヤコブ大聖堂を見に行きました。
トロギールとは逆に、門の左にアダム、右にイブがいました。
レンガや木を使わず石だけで建てられた教会としては世界最大で、ドーム型の屋根も全て石です。
次に、絶景ポイントの聖ミカエル要塞に行きました。
このクルカ川を遡って行くと、次の目的地であるクルカ国立公園があります。
墓地の向こうにシベニクの市街が広がっています。
今見て来たばかりの聖ヤコブ大聖堂もその全体を眺めることができました。屋根全部が石というのがよく分かります。
突然墓地の方からギターと男性の美しいコーラスが聞こえ始めました。ダルマチア地方のクラパ(Klapa)と呼ばれるアカペラの男声合唱です。こんなところで生で聞けたのはラッキーでした。
宿探しの顛末
ランチを食べたレストランの隣のインフォメーションで今夜の宿を紹介してもらいました。そばのガソリンスタンドで待つように言われて行ってみると、しばらくして青い車で刺青をしたヤンキーな感じのオッサンがステレオをがんがんかけてやって来ました。
1泊250クーナ(約5,900円)の貸部屋(sobe)で、キッチンは共用とのこと。道順を覚えようと外を見ていたら、突然細い一方通行の道に入って、迷路の中を彷っている感じがします。アウディのレンタカーでは入れないような小道、坂道を登ったり下ったり、宿から大聖堂までは坂を下って5分と言っても急坂すぎるので、到着する前にお断りすると、親切にランドマークになっている劇場前まで戻って降ろしてくれました。
自分たちでは走れない生活の見える小道や、洒落た大学まで見られて、それはそれで楽しいドライブでした。
シベニクの主な見所を見終わった後、クルカ国立公園で宿探しをすることにして、川をさかのぼってスクラディン(Skradin)という観光の拠点になっている街へ行き、ビヤホールの裏のアパートに決定。大家さんはビヤホールの女将さんです。
広くて充実したキッチンのほかに寝室とバスルームがあって1泊250クーナのアパートで、今までで一番安いのに設備はしっかりしています。ここに連泊したいと言うと、2泊目はおまけして200クーナになりました。
キッチンには、調味料、サラダ油、コーヒー豆、小麦粉、ロングライスまで用意されていて、至りつくせりです。
スーパーでたっぷり食材を買って来て、夕食に、ニジマスのハーブグリル(ハーブは道端で収穫)、ブルー入りブリーチーズ、オリーブ、パプリカのピクルス、赤ワイン、ビール、シーフードリゾットをいただき、夕暮れの散歩の後に、カスタード&クリームパイとコーヒーでしめくくりました。